ライター
岡本 大樹 撮って書くひと

2015年、小笠原諸島で連続ブリーチングを繰り広げるザトウクジラの雄大さに感動。その勢いで旅を仕事にすることを決める。それまでは原付で47都道府県を旅したり、ドイツ留学中にドイツほぼ一周電車旅をしてみたり。仕事では、サイパンの海に潜ってみたり、ベルギーでチョコレート作り体験をしてみたり。現在は人の旅立ちを後押しできるような写真を撮って記事にするべく、奮闘の日々。

なお、石橋を含む旧市街の大部分は車両進入禁止となっているので、じっくり歩いて散策する場所としてピッタリですよ。

世界最古のソーセージ屋は並んででも食べるべし!

photo by shutterstock
グルメももちろん見逃せません。旧市街にあるソーセージ屋「Historische Wurstküche(ヒストーリッシェ ヴルストキュッヒェ)」は、レーゲンスブルクに来るほぼすべての旅行者が立ち寄るといわれています。

お店の名前は日本語にすると「歴史的なソーセージの台所」といった意味ですが、このお店はなんと世界最古のソーセージ専門店!

外観は倉庫か小屋のようにこぢんまりとした建物ですが、歴史は長く、もちろん味も文句なしのレーゲンスブルク自慢のスポットなのです。

photo by Daiki Okamoto
ソーセージを焼いている香ばしい匂いが、店内全体に充満しているほど、大量のソーセージが一斉に焼かれています。

ドイツがソーセージ大国ということは誰もが知るところですが、地方によってさまざまな種類のソーセージがあるのもドイツの特徴です。中でもここのソーセージは、大きさや食感など、一般的な日本人のイメージに近いソーセージが提供されていて、パリッとした皮が破れると中からジューシーな肉汁が出てくるタイプ。

そのジューシーさは、さすがドイツ!と、思わず唸るほどのものなので、ぜひお試しあれ。

photo by Daiki Okamoto
定番の付け合わせであるザウワークラウト(キャベツの漬物)と一緒に食べる他にも、パンに挟んでテイクアウトで楽しむという方法もありますよ。

日帰りで十分?いや、1泊はしてほしい。なぜなら……

それほど大きくはない町なので、他の場所を拠点にしての、日帰り旅行で十分楽しめる場所と思われがちですが、夕方以降にも見応えある景色が待っています。

photo by Daiki Okamoto
中世に建てられた教会は、基本的に西側に入口が配置されているため、入口側には夕日が差します。夕日に染められたレーゲンスブルク大聖堂は、黄金色に輝き、いっそう美しい。

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また、宿泊するからこそ楽しめるのが夜景です。石橋や大聖堂周辺がライトアップされている様子は、昼とは一味違った、幻想的な雰囲気を楽しめますよ。

ブラブラするだけでも楽しいレーゲンスブルクへ

photo by Daiki Okamoto
中世の町並みがそのまま残り、ユネスコ世界遺産にも登録されている町、レーゲンスブルク。旧市街だけでも相当な見ごたえがあって楽しめますが、ドナウ川に浮かぶ中州はより豊かな自然があり、ブラブラと歩くだけでも気持ちのいいスポットです。

まだそれほど知られていない世界遺産の町を、じっくりと楽しむ旅はいかがでしょうか。

もっと伝えたいドイツがある

ファンが多い人気の旅先、ドイツ。2021年6月6日からは、日本から観光目的でのドイツ渡航が認められて、胸が高まるばかり。

有名な観光地へは足を運んだけれど、大好きだからこそもっと深くドイツを知って訪れたくなる。文化、食、建築、自然など、知られざる魅力あふれるドイツを、旅好きライターがお届けする特集がスタートします。あたらしい発見、ユニークな体験がきっとみつかるはず。

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岡本 大樹 撮って書くひと

2015年、小笠原諸島で連続ブリーチングを繰り広げるザトウクジラの雄大さに感動。その勢いで旅を仕事にすることを決める。それまでは原付で47都道府県を旅したり、ドイツ留学中にドイツほぼ一周電車旅をしてみたり。仕事では、サイパンの海に潜ってみたり、ベルギーでチョコレート作り体験をしてみたり。現在は人の旅立ちを後押しできるような写真を撮って記事にするべく、奮闘の日々。

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