ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

今や海外旅行に欠かせないアイテムの一つとなっている海外レンタルWiFi。旅の様子をSNSにアップしたり、日本との連絡手段として、とても重宝されています。

ただ、一口にレンタルWiFiと言っても会社によって容量や料金などに差があり、「何が何だかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。今回は通信量やデータ容量の違いについてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

*編集部追記
2018年4月公開の記事に加筆しました。(2019/2/1)
 

海外用レンタルWiFiルーターとは

photo by pixta

持ち運びができるWiFi、いわゆる「モバイルWiFiルーター」とは、モバイルブロードバンド回線への接続機能を備えた、無線LAN機器用の小型ルーターのことです。

無線LANとはケーブルなどの有線を使わずに、無線通信でデータの送受信を行うLANシステムのこと。

つまり、モバイルWiFiルーターさえあれば、移動先でも携帯やパソコンがインターネットに接続でき、メールや動画の閲覧が可能になります。
 

海外用レンタルWiFiのデータ通信量って?

photo by pixta

データ通信量とは、インターネットを介してデータを送受信したり、サイトに載っているコンテンツを表示する際にかかる容量のことをいいます。レンタルWiFiでは、あらかじめプランによって利用できる通信量の目安が決められています。

「定額制プラン」は1日に利用できるパケット容量が定まっているプラン。「無制限プラン」はその名の通りデータ容量を制限なく利用できるプランのことです。
 

海外用レンタルWiFiのデータ通信量のプランって?

プランは会社によりけりですが、1か国か複数国の渡航用か、データ速度を優先した4G-LTEの快適プランかなど、渡航者のニーズに合わせたものが用意されています。

photo by townwifi.com

グローバルWiFiの公式サイトには画像のような料金シミュレーターが設置されているので、借りる前に一度試してみるとわかりやすいかと思います。

photo by townwifi.com

ちなみにアメリカ旅行へ向けてグローバルWiFiをレンタルする場合、1か国プランの早割適用で上記の価格となります。通信規格が3Gか4G・LTEかで料金が変わってきますが、通信規格の違いについては後ほどご紹介します。

ここで気になるのが、「通常」、「大容量」、「超大容量」の文字。定額制プランの場合は、1日あたりに使用できるデータ容量が決まっており、その容量によって金額も変わってきます。

もちろん1日あたりの容量が多ければ多いほど金額は上がりますが、正直なところ何に一体どれくらいの容量がかかっているのか、わからない方も多いのではないでしょうか?そんな方の為に、データ容量の目安を次にまとめました。
 

用途による使用データ容量の目安

各社によって使用できる容量はさまざまな為、今回はグローバルWiFiを例にご説明します。

グローバルWiFiでレンタルできる容量は、「通常プランの250MB」、「大容量の500MB」、「超大容量の1GB」です。用途によって使用できる項目の数値は250MBを基準に2倍、4倍と上がっているのでわかりやすいかと思います。

おそらく短期旅行であれば、250MBで十分かもしれません。しかし、旅行中もWEBを欠かさずチェックする方や、動画配信を見たい!という方は、容量に余裕を持つとストレスなくインターネットを利用できるかと思います。

ちなみに、容量を増やすプランが基本的に用意されていない会社もあります(キャンペーンは別)。超大容量プランがあるのはグローバルWiFiだけでしょう。
 

もし通信量を超えてしまった場合

定められた通信量を超えてしまうと通信制限がかかり、回線速度が途端に遅くなります。メールを送るのにも時間がかかってしまったり、ページが開けなかったりと、イライラしてしまう原因に。

レンタルWiFiには1日の使用したデータ容量を確認できる画面がありますが、一体何にどれくらい使ったかまではわかりません。もし複数人でWiFiをシェアする場合や、仕事などであらかじめ利用頻度が高いとわかっている場合には、余分な通信は避けましょう。

もしくは、渡航先でフリーWiFiスポットを見つけたらレンタルWiFiの電源を切るなど、節約することも一つの手です。
 

データを賢く使うために

photo by GIRLY DROP

250MBや500MBと限られたデータ容量を賢く使うには、幾つかの注意点があります。

全てに共通して言えることは、データ使用量が多いものを使用しないこと。特に画像の送信や動画のダウンロードは多くのデータを消費するのでなるべく避けるようにしましょう。
 

動画視聴は基本的にしない

暇されあれば、気づいたらYoutubeをダラダラ見ている……そんな人はいませんか? 自宅などのWiFi環境がある場合は問題ないですが、海外ではWiFiルーターのデータ量はとても貴重。

先ほどの表を見たら一目瞭然ですが、もし250MBのプランを申し込んでいた場合、Youtubeをたった2分見ただけであっという間に制限に達してしまいます。基本的に動画視聴はしないよう、忘れずに覚えておきましょう。
 

Instagramは要注意

Instagramでは海外で撮影したおしゃれな写真をアップしたり、ストーリーにリアルタイムで配信したいもの。しかしInstagramでは動画や画像が大量に含まれているため、他のSNSと比べデータ使用量がとても多いのです。

250MBの場合、Instagramはたった10回の使用でマックスに達してしまうそう。これではせっかくの海外を楽しめませんよね。もしInstagramなどのSNSを常に使いたいという人は大容量のWiFiルーターをレンタルするか、ホテルなどのWiFiを利用するようにしましょう。
 

画像の送信にも注意して

上の表をみると、LINEの使用は250MBでも問題ないのかな?と思うかもしれませんが、注意して欲しいのは画像の送信。友達同士で撮った写真はLINEのアルバムで共有する人も多いはず。しかしこの画像の送受信にも多くのデータが使われています。

こちらもフリーWiFiやホテルのWiFiを使える時に、まとめて行った方が良さそうです。
 

渡航前に確認しておきたいこと

普通に日本で生活している上では当たり前のことでも、限られたデータ量をうまく使うためには事前に設定しておきたいことや、注意しておかないと思わぬ高額請求につながることもあります。

海外に行かれる前に、ぜひチェックしておきましょう。

・アプリのインストールは避ける。
・ソフトやアプリの自動アップデートはオフにしておく。
・データローミングはあらかじめオフにしておく。
・自動バックアップは無効にしておく。

ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

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