行ってみたら、本当に陽気なお墓だった!
photo by さかち
そして、お待ちかねの「世界一陽気なお墓」がコチラになります!真っ青な墓標に、様々な絵が彫られ、カラフルなペンキで装飾されている様子は、お墓とは思えないほどなんとも可愛いらしく、まったく悲しい気持ちにはなりません。むしろ楽しい気分になれる場所なのです…!
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お墓には、亡くなった方の好きだったものや、生前の職業などが可愛らしく彫られています。
中には、死因が彫られている墓標も!きっとこの絵にしようと思ったのはご家族のはず。大切な家族が亡くなってしまうことは悲しいことに違いありません。でもこの地方の人々は、このように墓標に残すことによって、家族の死を乗り越えてきたのかもしれませんね。
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ちなみに、この陽気なお墓を始めたスタン・イオン・パトラシュさんのお墓もありますので、探してみてください!
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日本とは違う死に対する考え方
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このお墓とは別に、グラ・フモールルイという街の「ヴォロネツ修道院」の隣にあるお墓でも、陽気な体験をすることができました。
ルーマニアの聖霊君臨の祝日(日本でいうお盆のような日)にお墓を訪れたところ、たくさんの人がいて、お菓子やお酒、ジュースだを配りながら、パーティーが開催されていたのです!日本のお墓でパーティーをするという発想は全くありませんでしたが、ルーマニアではそれが普通のようでした。
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日本だと、お墓参りは悲しいイメージの方が強いかと思いますが、ルーマニアではそんなに悲しいものではないのかもしれません。残れた人々が悲しみを乗り越え、みんなで楽しく生きているよ!ということを、天国にいる大切な人に届けているのかもしれませんね。
世界にはいろいろな考え方があるのだなと、これまでの死に対する考え方が少しだけ変わった体験ができたのでした。
あなたもお墓で陽気な体験をしてみて!
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いかがでしたか?行くのは少し大変な場所ですが、お墓、しいては死に対する考え方について、少し新たな発見をできる場所である「世界一陽気なお墓」。
自分が死んだときには、どんな物語をお墓に彫ってもらおうか…。家族はどんな物語を彫ってくれるのだろうか…。そんなことを考えるきっかけにもなった場所でした。
ぜひ皆様も、訪れて陽気な体験をしてみてくださいね!