ロシアの世界遺産
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

 

フェラポントフ修道院群

1398年に聖フェラポントによって建設された修道院で、ロシア正教の修道院の中では大変保存状態が良いことで知られています。

1490年にさらに建設されたレンガ造りの生神女誕生聖堂の内部には、宗教画の天才と呼ばれたディオニシウスによるフレスコ画が描かれ、さらに1530年以降には宝物館や食堂、鐘楼などが建設されていきました。現在、修道院は美術館として観光客を迎え入れています。

 

ヤロスラヴル市街の歴史地区

ヤロスラヴル市街の歴史地区

photo by Alexxx Malev

ヤロスラヴル市街の歴史地区

photo by Alexxx Malev

ロシア公国の都市となった後、16世紀以降商業港として発展し、17世紀にはロシア第二の都市となりました。現在においても16世紀から17世紀にかけて富裕層の商人達が建築した多くの教会がなど残っています。

赤レンガと白いタイルが特徴のヤロスラヴル様式の代表的建築物とされるスパースキー修道院など、歴史地区には見所がたくさんあります。

 

ウヴス・ヌール盆地(ロシア側)

モンゴルで最大の湖であるウヴス湖を含む、ロシアとモンゴルで共同登録されている世界遺産です。ロシアの8つの自然保護区とモンゴルの4つの保護区が指定されています。

ユーラシア大陸の中でステップが自然のまま保存されている地域であり、世界最北の砂漠と世界最南のツンドラがあります。2003年に世界自然遺産に登録されました。

 

モスクワのクレムリンと赤の広場

モスクワのクレムリンと赤の広場

photo by Ana Paula Hirama

モスクワのクレムリンと赤の広場

photo by Ana Paula Hirama

1156年にユーリー・ドルゴルキーによって建設された木造の砦を起源とし、現在の形である宮殿と寺院を備えた美しいレンガ造りの城塞になったクレムリン。赤の広場は、その外に設けられた市場を起源とし、17世紀に広場になったと言われています。

国立歴史博物館、グム百貨店、そしてカラフルなネギ坊主屋根で有名な聖ワシリー聖堂など、モスクワを訪れる観光客のメイン観光スポットとなっています。

 

コローメンスコエの昇天教会

コローメンスコエの昇天教会

photo by Sergey Rodovnichenko

モスクワが首都であった時代にイワン4世からピョートル1世までの歴代皇帝が別荘地として使用していたのがコローメンスコエです。

ここにあるキリスト昇天教会は、ヴァシーリー3世が息子の誕生を記念して建てさせたもので、ロシア正教教会によく見られるたまねぎ屋根ではなく、多角錐状の木造屋根を持っている点が特徴です。

 

西コーカサス山脈

西コーカサス山脈

photo by Daniel Beilinson

黒海からエルブルス山に向けて広がる山岳地帯です。ヨーロッパでは唯一、人間が介入することのなかった山岳地帯だと言われており、麓から年中雪に覆われる高山地帯まで手付かずの大自然が残されています。

コーカサスツツジなどの固有植物が生息するほか、動物もオオカミ、ヒグマ、オオヤマネコ、ヨーロッパバイソンなどの生息地と知られています。

 

ランゲル島保護区の自然生態系

ランゲル島保護区の自然生態系

photo by Bradley Davis

東シベリア海とチョコト海の間に浮かぶランゲル島。氷河期に凍結することがなかったこの島では、独自の生態系が保たれています。ホッキョクグマが多く生息するほか、タイヘイヨウセイウチの生息数では世界一を誇ります。

およそ100種類に及ぶ絶滅危惧種の渡り鳥の繁殖地でもあり、その保護すべき環境が評価され、2004年に世界自然遺産に登録されました。

 

ボルガル歴史的考古学的建造物群

東西貿易の中継地として栄えた中世都市ボルガルは、8世紀から9世紀にかけてイスラム教の中心地でしたが、その後モスクワ大公国に併合されキリスト教が中心になっていきました。

そのため、様々な建築様式の建物が交じり合って建っていたり、モスクと教会が混在していたりと、これまでに多くの文化交流があった形跡が見られます。

 

ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群

ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群

photo by Alexxx Malev

ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群

photo by Alexxx Malev

かつてウラジーミル・スーズダリ公国の首都であったロシアの古都の一つです。ロシア正教の中心拠点だったこともあり、クレムリン城塞、ロジュジェンストヴェンスキー聖堂、ポクロフスキー修道院などを代表とする歴史的建造物が数多く残っています。

その他、ウスペンスキー聖堂やドミトリエフスキー聖堂、黄金の門などが見所です。

 

カムチャツカ火山群

カムチャツカ火山群

photo by Einar Fredriksen

カムチャツカ火山群

photo by Einar Fredriksen

カムチャツカ火山群

photo by Giorgio Galeotti

カムチャツカ火山群

photo by Giorgio Galeotti

「火山の博物館」との異名を持つほどにたくさんの火山を持つカムチャッカ半島のクリュチェフスカヤ火山地帯には、160以上の火山があります。火山地帯では火山灰で枯れ果ててしまったマツ林や、火山の麓に固まった溶岩などが見られます。

麓のツンドラ地帯では夏になると独特の生態系も見られ、1996年に世界自然遺産として登録されました。

 

中央シホテ-アリン

シホテ-アリン山脈には7000万年前~4500万年前に誕生した山々が連なっており、アジア大陸の中では極めて新しい山脈とされています。

亜熱帯林の混交林が広がる自然保護区と、針葉樹の原生林が広がるタイガ地帯では、オオカミやクマなどのほか、絶滅危惧種のアムール・トラが生息していることでも知られています。2001年に世界自然遺産に登録されました。

 

プトラナ高原

プトラナ高原

photo by Filipp Solovev

プトラナ高原

photo by jxandreani

一万の湖と千の滝を持つとも言われるほど水源が豊富なプラトナ高原は、中央シベリア平原の最北端にあり、針葉樹林に覆われた土地です。世界最大級のトナカイの移動ルートの一部でもあり、ビッグホーンの生息地としても知られています。

ほとんど手付かずのまま残されている大自然が評価され、2012年に世界自然遺産に登録されました。

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群(ロシア内)

ドイツ系ロシア人の天文学者であるフリードリヒを中心に、ノルウェーにある世界最北の町ハンメルフェストから国会の伊豆参るまでの間を計測するために設置された三角観測地点群です。

約40年もの歳月をかけて設置され、最初はスウェーデンとノルウェーにまたがっているだけだったものが、現在は10カ国にもまたがっており、そのうちロシアにあるものです。科学史においての価値を評価され、世界文化遺産に登録されました。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。日本からロシアに行く場合は、ビザが必要です。なかなか行く機会の少ない国ですが、だからこそ旅行の際には思いっきり楽しみたいですね。

 

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前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

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