ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

在日ロシア大使館でのビザ申請も事前予約制に

Photo by Pixta

従来通り、在日ロシア大使館・領事館でもビザ申請・受取業務を行っています。ただし、東京都港区にあるロシア大使館ではビザ業務に関して変更点があります。

従来、ロシア大使館のビザコーナーに行くと、番号札を取り待合室で時間を過ごすというパターンでした。2019年6月3日からビザ申請に限り、事前予約制を導入しました。事前予約をせずに大使館のビザ部門に行っても門前払いです。

ロシア大使館でビザ申請をする際は必ず専用サイトから事前予約をしてください。予約の変更やキャンセルは専用ホームページからできます。なお、ビザ取得は事前予約の必要はありません。

ビザ申請の手順は従来とそれほど変わりません。大使館におけるビザ申請の手順は以下のとおり。

1 専用ホームページから事前予約を行い、予約日時に大使館のビザ部門に行く。
2 予約日時になるとスタッフから名前が呼ばれる。
3 名前が呼ばれたらスタッフにパスポートと書類一式を渡す。
4 別窓口で受取日を記した引換券をもらい、大使館を退出する。

ジェトロの記事によりますと、5月29日に申請可能日を調べたところ、6日後まで予約が埋まっていたとか。したがって、早めに事前予約することをおすすめします。2019年6月11日現在、札幌、函館、新潟、大阪にあるロシア領事館では事前予約制は導入していません。

ロシア大使館の事前予約専用ページはこちらです。

■詳細情報
・名称:在日ロシア連邦大使館
・住所:東京都港区麻布台2丁目1−1
・地図:
・アクセス:最寄駅は東京メトロ「六本木駅」「神谷町駅」
・営業時間:9:00~12:30、14:00~18:00(夏季は17:30まで)資料受付(ビザ申請)は事前予約制
・定休日:土日とロシアの祝日
・電話番号:03-3583-4224; 03-3583-5982; 03-3583- 4297.
・公式サイトURL:https://tokyo.mid.ru/ja_JP/web/tokyo-ja

 

ビザセンター・事前予約制により意外なメリットも

All photo by PIXTA

ここまで読むと「何だか面倒だなあ」とか「デメリットだけでは」と思うかもしれません。しかし、ビザセンターの設置や事前予約制の導入には意外なメリットが隠されています。

ビザ申請・取得のためにロシア大使館・領事館に行くと意外に待たされます。ビザ部門では個人旅行客だけでなく、大量のパスポートを持った旅行会社のスタッフや在住ロシア人の姿も。

大使館・領事館のスタッフはそれほど多くないため、1案件に数十分を要することもあります。私の経験では1時間待ってパスポート(ビザ)取得は30秒で終わったケースもありました。

ビザセンターの設置、事前予約制により、これらの無駄な待ち時間が大幅に減少することが期待できます。事前予約制によりある程度、時間が読めるようになったこともメリットのひとつです。

くれぐれも、事前予約はお早めに。ロシア大使館、領事館、ビザセンターは土日祝日はお休みなので、有給取得も早めに済ませておきましょう。ロシア旅行はロシアビザの取得から始まっていることをお忘れなく!

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

RELATED

関連記事