島旅といえば、やはり逃してはならないのが島の景色。青い海に砂浜、紅く染まるサンセットや満点の星空など1日を通して絶景を楽しめます。
けれどもタイミングを間違ってしまうと、「思っていたのと違う!」となってしまうことも。時間とお金をかけて遥々来ている島旅、ベストな瞬間を逃したくはないですよね。
天候によって左右されてしまうのはどうしようもありませんが、それ以外の要素はタイミングさえ合わせれば、その日のベストな瞬間を狙え、さらには旅の行程も組みやすくなるはず!
下地島・17エンド横の海
今回は実際に島暮らしや島旅をしている時にに使用している、Webサイトやアプリを紹介します。
島に長期間滞在する場合は「いつでも行けるからいいや」となりますが、短期間だと限られた時間の中で色々訪れたり見るものもたくさんあります。
普段使用している天気予報のアプリと併せて使うことで、島に限らず初めて訪れた場所でもよりベストなタイミングを逃さず見れることでしょう。
太陽の角度がわかる【日の出・日の入りマップ】
水平線に沈む夕陽、そして1日のパワーをもらえるような朝陽を見るのにオススメなのが「日の出・日の入りマップ」です。
このサイトでは日の出と日の入りの時刻、そしてどの角度から太陽が出てきて、沈むかがひと目で分かります。
利尻島・ペシ岬に染まる朝焼け
使い方も簡単で、現在地もしくは見たいなと思っている場所にカーソルを合わせるだけ。
島の形や位置によっては、太陽が隣の島や無人島の影に隠れてしまったりする場合があるので、このサイトでチェックしてから現場に向かうのがオススメです。
日の出も日の入りもどちらも前後30分ずつ余裕を持っていくと、太陽の動きによる空の色の変化が楽しめますよ。
宮古島・与那覇前浜の夕陽
今夜の星空はどう?【お天気ナビゲータ 星空ナビ】
せっかく島に泊まるなら満点の星空は見逃せない!そんな時には「お天気ナビゲータ 星空ナビ」を使うのもいいでしょう。
今夜の星空の指数を5段階で予想してくれるので、思い切って星空を見られる絶好のスポットまで行くか、それとも諦めてしっぽりと島時間を宿やお店で堪能するか、夜の過ごし方を決める基準にもできます。
渡嘉敷島の星空
加えて星空観察に重要なのが「月齢」です。満月の日は明るくなるため、星が見えにくくなります。「星空を絶対に見たい!」という場合はあらかじめ月齢も考慮しながら、旅程を組むのがベスト。
個人的には波音を聞きながら岩場や堤防に寝っ転がりながら見る星空が好きです。明かりのない場所が島内は多いので、懐中電灯を持参するなどして足元には十分お気をつけて……。
知夫里島・ペルセウス座流星群時の星空
海遊びと絶景には欠かせない【海天気.jp】
最後にオススメしたいのが「海天気.jp」です。干潮や満潮の時刻をはじめ、潮位や波風の情報が日本全国の海岸ごとにわかるのがポイント。
綺麗な砂浜が広がるビーチも、時間を間違えると岩や珊瑚が多く露出しイメージとは異なる景色になることも。また、シュノーケルなど海遊びをする際にも事前に知っておきたい情報のひとつです。
満潮で沈んだ小豆島のエンジェルロード
ちなみに綺麗な青い海を見たい!という方は時期にもよりますが11時〜14時ごろが狙い目。場所によっては満潮だと砂浜が沈んでしまったり、逆に干潮だと干上がったような景色になることもあるので、事前に行きたい場所のリサーチしておくのがベター。
最高の1枚を狙うのはもちろん、海遊びをする際には安全に関わる情報のひとつなので、海の情報は島旅をする上で必ずチェックすることをオススメします。
干潮で露出しすぎた壱岐島の小島神社へ繋がる道
最後は自分の目と直感で
瀬底島の海
離島の天気は刻一刻と変わるので、予報と異なることも多々あります。変わらないのは太陽の角度や月齢、干潮や満潮の時間程度で、その他は最終的に自分の目で実際に見てみたり、島の人に聞いてみるのがいいでしょう。
このために島に来ているし、景色は存分に堪能してほしい!そのためにもちょっとリサーチするだけで、より絶景を見られる確率がアップします。
きっとその光景を目にした時には、忘れられない思い出になります!
All photos by Suzuki Ei