TABIPPO社員

『観光という手段で人生を豊かに、世の中に貢献を』旅好きの人生を豊かにする学校「POOLO」学長&TABIPPO執行役員CCO。慶應理→商社→世界一周。帰国後に旅大学を立ち上げ『5年600回』のイベント企画。とにかくコミュニティが好き。飲み会好きな新潟人。本名は恩田倫孝。口癖は『豊かだねえ』と『最近の学び教えて』

みなさん、こんにちは!みっちーです。TABIPPOの記事の登場は久しぶりなので少しドキドキです。

2024年10月の末に、山口県の下関市でのワーケーションツアーに参加してきました。主催は株式会社パソナJOB HUBさん。あたらしい旅の学校POOLOのゲストでお世話になっている「旅するように『はたらく』部長」の加藤さんもいらっしゃるとのことで参加することに。旅のきっかけって色んな縁がありますよね。

今回は、山口県の「下関市豊北地域」「下関駅周辺部」を巡り、現地の事業者と交流&対話をする3日間。地域への移住を考えている人も増えているこの頃ですが、ぜひ下関も候補の1つになればと思い参加しました。

山口といえば、「獺祭」とか、「ふぐ」とか、「角島」がぱっと出てくるかなと思いますが、それ以上のものを探しにいきました。


▲今回は北部の豊北地域と南部の下関駅周辺に

と、真面目な雰囲気の記事を書きあげたのだけれども、すべてを書き直して今にいたる。大事なことは今回この記事を読んでくれる人の印象に残ること。そして、みなさんの価値観を少しでも揺さぶること。数人でもいいので、「下関いいな。移住もいいかも」「いったん、下関を旅をしようかな……!」と思ってくれれば嬉しい。願わくば、1人でもこの記事から移住する人がうまれることを願って。

正直に言おう

今回の旅で何よりも印象に残ったのは、市の職員の方々だった。

「え……。市の職員……?」

言いたいことは分かります。旅をしていて市の職員が印象に残ることなんてないと思うし、普通の旅をしていたらそもそも 市の職員に出会う機会があまりない。今回、せっかく貴重な機会で下関の市の職員の方々と出会う機会があったのでそのお話を。

下関の空港からバスで1時間30分ほど。今回の旅のスタートは下関市豊北町の旧滝部小学校。小学校だったとは思えない洋風なオシャレな建物で、開放的な講堂でワーケーションツアーのキックオフが行われた。

地方創生に興味がある都心からきた経営者と、下関の役所の方々との顔合わせから始まる。これだけを聞くと、堅苦しい雰囲気の中、当たり障りのない自己紹介から始まり、それぞれのプレゼンを聞くようなお決まりのイメージをすると思う。

ただ、下関の役所の方々は違った。

ちょうど訪れたタイミングは、10月の末。メジャーのワールドシリーズを終え、日本シリーズの途中だった。

「大谷翔平と身長が同じの◯◯と申します」

「大谷翔平と血液型が一緒の◯◯と申します」

正直、他の自己紹介内容はほとんど記憶の片隅に追いやられてしまったが、みんな野球の小ネタをはさんだ自己紹介。そして、後半になると徐々に話すネタは無くなっていく。

「私は野球の話はありませんが、クワガタが好きでして……」

突然のクワガタの話。なんだこの方々は……と感じた役所の方々の自己紹介から始まったワーケーションツアーとなった。


▲旧滝部小学校とお世話になったみなさま

なぜこの話を書こうと思ったのか

ワーケーションの最終日のこと。3日間のワーケーションの締めのコンテンツでは、副市長の北島さんを迎え入れ、輪になって3日間のワーケーションツアーの感想をシェアした。そして、参加した企業の各々が自分たちが下関に出来るアクションを言っていく貴重な場。

このときも、やはり役所の方々は輝いていた。副市長にいじられる役所の方。パソナJOB HUBの部長の加藤さんからからいじられる役所の方。それを、隣で優しく見守る役所の上司。こんな圧倒的な一体感が最終日の輪で作られていた。そして、この関係の構築力こそ下関の魅力の1つなのではないかと感じた。


▲車座になって話すみんな
この関係構築力は役所の中や民間企業との関係にとどまらない。

話はさかのぼること、滞在2日目、下関の北部の豊北町。地域で課題にあがる空き家問題に、技術の力でこの問題の解決をしている親子の話を聞いた。さらに役所の方も理事をつとめる社団法人の話も聞いた。

町歩きもさせてもらったのだが、町の空き家の情報は彼らに聞けばなんでも分かった。出会う町民の方々と「こんにちは〜」と交わされる自然な挨拶。

「この川では、カニが採れるんですよね」

「ここは、もともと社宅だったんですよね」

途中、道の駅でランチをしながら豊北地域に住む方はこう語った。

「この地域に何かをしかったけれど、何をしていいか分からなかったんです。パソナJOB HUBさんと役所が手がけるプロジェクトに参加して、色々と動き出したんですよね」

今回のワーケーションの滞在では色んな方々と出会った。民間の企業で不動産を手掛け活躍している人。1年前に下関に初めて来てからすでに6回目の参加企業の方。その参加企業のサービスを使い新しい雇用の形で生き生きと働く地域の方。今回のワーケーションを取り巻くパソナJOB HUBさん。

そして、この輪の中心には、役所の方々の熱量や一体感があった。

「とりあえず私たちになんでも話して下さい。一旦、受け止めます」

素敵な役場だなと感じたし、だからこそ面白い活躍をする人たちが増えてきているのだろうと思う。

結局は「人」。美味しいご飯も、自然も、歴史文化も確かに大事。ただ、最後に人の心を動かすのは人だなと思い、今回の記事では役所の人たちを中心にした記事を書いてみた。

気になった方はぜひ次のタイミングで山口・下関へ

この記事を読んで少しでも下関に興味をもった方にオススメする次のタイミングは、2025年3月。面白い企画がリリースされる予定です。今回のワーケーション最終日に副市長を交えた場で広がったアイディアです。TABIPPOも全国に300人近くいる学生のコミュニティと、あたらしい旅の学校POOLOで学ぶ20,30代の社会人がいるので、一緒に企画に関わりたいなと思っています。タイミングが合えば今回出会った方々をお繋ぎするので現地でお会いしましょう。

ぜひこのタイミングで巻き込まれましょう。巻き込まれてから考えましょう。

Don’t Think. Feel!

最後に写真で振り返る下関


▲西長門のリゾートからの景色


▲下関のディープなお店


▲美味しい海鮮


▲美味しいビールとふぐの唐揚げ


▲街歩きの様子


▲街歩きの様子その2


▲角島からの絶景

今回お世話になった方々やサービス
一般社団法人たきびれっじ
オープンソースWebGISシステムRe:Earth
株式会社ユーカリヤ
ARCH
ARCH豊前田
aubeBiz
うみまちスタイル

TABIPPO社員

『観光という手段で人生を豊かに、世の中に貢献を』旅好きの人生を豊かにする学校「POOLO」学長&TABIPPO執行役員CCO。慶應理→商社→世界一周。帰国後に旅大学を立ち上げ『5年600回』のイベント企画。とにかくコミュニティが好き。飲み会好きな新潟人。本名は恩田倫孝。口癖は『豊かだねえ』と『最近の学び教えて』

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