編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

日本にある世界遺産のうち、自然遺産といえば北海道、知床半島です。全てが雄大な北海道ですが、その中でも自然遺産に登録されている場所は、死ぬまでに一度は見ておきたい!と思いますよね。

今回はそんな知床半島の見所を紹介いたします。

*編集部追記
2016年2月公開の記事に、新たに3スポットを追加しました(2018/3/1)
2018年3月公開の記事に、新たに追記しました(2018/10/9)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

知床半島を観光してみての感想

photo by pixta

私が知床半島を訪れたのは夏で、気温も涼しく非常に過ごしやすい気候でした。世界自然遺産に登録されている知床半島は、とにかく自然が雄大。息をすると、気持ちの良い空気がすっと体に入ってきます。

私は知床五湖を訪れたのですが、高架木道と地上遊歩道という2つのルートが整備されていて、高架木道はシーズンを通して安全に観光できるルート、そして地上遊歩道は知床半島の自然をより楽しみたい方におすすめのルートとなっていました。

私は地上遊歩道を選んだのですが、道全体が知床半島の自然の中を散策できるコースとなっており、緑豊かな風景と知床五湖の美しさを思う存分堪能できました。

 

おすすめのベストスポット

photo by pixta

私がおすすめするのは、知床五湖の観光です。2つのルートが整備されている遊歩道は、自分の好みに合わせてお好きなコースを選べます。知床半島の美しい緑が湖面に映る様は、まさに絶景!

木々の緑と湖の間を歩く贅沢な地上遊歩道コースは、知床半島の自然を心ゆくまで楽しみたい方におすすめです!ただしヒグマの生息地であるため、地上遊歩道の散策前には15分ほどのレクチャーを受ける必要があるので覚えておいてくださいね。

 

山々が湖面に映る知床五湖の美しさ

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Photo by harukasan

知床を代表する景勝地として一番に挙るのが知床五湖。すぐ横に駐車場が設置されているため、車やバスで直行できてアクセスしやすく、気軽に自然を満喫できる人気の秘訣です。

ただし、ヒグマの出没も多く、立ち入り禁止箇所ができることもしばしば。本当に大自然と隣り合わせの場所です。

 

知床半島の先端まで行きたい!観光船オーロラ号

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Photo by Yoshio Higuchi

次におすすめしたいのが、知床半島の先端までを眺めることができる観光船オーロラ号です。先に紹介した知床五湖より少し先で、車の進入できる道は行き止まりになるため、その先の風景を見ようと思うと、徒歩、登山になってしまいます。

ヒグマもいるし、少しハードルが高いですよね。ですから、ここはオーロラ号でアプローチを。海から眺める知床半島はまた美しく格別です。運がよければ、海辺にいるトドや、海岸で遊ぶヒグマも観察できます。

 

知床最高峰、羅臼岳

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photo by pixta.jp

山登りもかまわない、という人であれば、知床最高峰で100名山にも入っている、羅臼岳登山がおすすめです。1661mの頂上に登れば、知床の原生林を眼下に見下ろし、果てはオホーツク海とその先に浮かぶ国後島を見ることができます。

登山はちょっと、という方には知床峠がおすすめ。羅臼岳に登らない代わりに、その美しさを峠から眺めましょう。

 

知床の冬にはクリオネに会えちゃう!

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photo by Bong Grit

冬に知床を訪れようと言う時におすすめしたいのが、流氷遊ウォークです。これは文字通り、着岸している流氷の上を歩いて、最後には割って、オホーツク海に入って楽しもうというツアーです。

そんな寒い所は入れない、と思うかもしれませんが、ドライスーツを貸し出ししているため、濡れずに海に入ることができます。流氷の下にはクリオネがいることも!

 

知床を見て遊ぶだけでなく、味わって

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photo by Jitze Couperus

せっかく知床に来たのだから、知床でしか食べられないものもしっかり味わいたいですよね。地元のものを食べることは旅の楽しみの1つです。知床でしか食べられないものと言ったら…やっぱりヒグマやトド、エゾシカといったところでしょうか。

海鮮ももちろん美味しいですが、それは北海道全土で言えそうですね。ヒグマやトドを食べられるお店は知床半島に幾つかありますが、なかなかインターネットでは出てきません。

主なものとしては知床自然センター内の軽食コーナーなどもありますが、ウトロや羅臼、知床斜里にも小さな居酒屋がいくつかあります。現地で観光協会に聞くのがよいでしょう。ちなみに、ヒグマは意外にあっさりしていますが、トドはやや臭め。

 

高架木道の展望台へ行く

高架木道は、全長800mの知床五湖のトレッキングコースです。ヒグマの活動が活発であることから作られた電気柵付きの高架木道ですので、ヒグマとの遭遇を心配せず安心して楽しむことができます。

道中には一湖が見渡せる湖畔展望台、海まで見渡せる絶景のオコツク展望台、知床連山の山々が見渡せる連山展望台などが設置されています。

 

フレペの滝遊歩道を歩く

知床を代表する8つの名所、知床八景の一つでもあるフレペの滝は、断崖絶壁を水がほろほろと流れ落ちる姿から「乙女の涙」という異名を持ちます。

知床自然センターからフレペの滝の展望台までは片道約20分(約1km)の遊歩道が続いており、木々の様子を楽しみながら自分のペースで歩くことができます。

 

カムイワッカ湯の滝に登る

カムイワッカ湯の滝は、世界遺産に登録された知床にある、温泉が流れるめずらしい滝です。活火山である知床硫黄山の中腹から流れる温泉が川に流れ込んでおり、川全体が温泉となっているのです。

現在は落石の危険のため、一の滝までしか登ることはできませんが、沢登りの楽しみと温泉が同時に楽しめるスポットです。

 

知床を体全体で感じるならクルーズがおすすめ

世界遺産である知床半島の魅力を感じるなら、クルーズ旅行がおすすめです。知床半島の自然を五感で体験することができるもの、知床半島に生息している動物を探しに行くクルーズなど、自然をメインとした様々なクルーズの種類があります。

どれも非常に魅力的な観光クルーズですが、個人的に一番おすすめなのは、氷河クルーズ。日本でもものすごく寒いところでしか見ることができず、世界的にも氷河は少なくなりつつあります。そこにクルーズで訪れるのが氷河クルーズです。実際に氷河の近くに行くことができるだけでなく、氷河の上に立てたり、写真を撮ることができるので非常に人気のツアーとなっています。

 

知床が知りたいなら博物館がおすすめ

知床半島を知ることができる知床自然センターでは、知床半島の魅力をグルメからダイナミックな写真など、様々な形で学び、楽しむことができます。登山やトレッキングのためのレンタル用品もありますので、知床半島の魅力をしゃしにゃ動画だけでなく、体全体で感じたいと思ったらぜひ体験してみてください。

さらに知床世界遺産センターでは、ヒグマの爪痕や、ヒグマやエゾシカなどの自然動物の等身大写真を見ることができるので人気です。知床博物館は、知床半島の歴史を学んだり、野外観察園内では高山植物園、野草園をはじめ、動物園内には事故に遭ってしまったワシやシカが保護されています。

知床に来たらその美しい自然をよく知るために、博物館を訪れてみてくださいね。

 

まとめ

日本とは思えないほど雄大な自然を持つ北海道、知床半島。あれだけの自然を目の前にすれば、世界遺産だというのも納得してしまいます。

そんな知床半島に一度は遊びに行き、思いっきり楽しみたいですね!

編集部

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