ついに、宇宙旅行が実現するかもしれない。目標とするのは2027年、ロケットではなく有翼のスペースプレーンに乗り込んで、滑走路から離陸、高度120kmまで上昇して約3〜4分の無重力と宇宙からの眺めを体験できます。スペースプレーンを開発しているのは宇宙開発ベンチャーの「SPACE WALKER(スペースウォーカー)社」です。
いまだに日本では実現していないスペースプレーンを、九州工業大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、IHI、川崎重工業などと共同で開発し、有人宇宙飛行の実現を目指すとのこと。
スペースウォーカーが提供する宇宙旅行
画像はスペースプレーンのイメージCGで、乗員2名と乗客6名の計8名が乗り込める。宇宙旅行の費用は現時点では決まってないが、スペースウォーカーと同じく宇宙旅行の実現を目指すヴァージン・ギャラクティック (Virgin Galactic) 社の金額(*1)をベンチマークする。
*1. $200,000(約2200万円)/人
スペースプレーンの開発計画
ファウンダーとして登壇した、九州工業大学で有翼ロケットの研究を続けてきた米本教授が明かした2027年までの開発計画によると、2021年に化学実験を目的とした9.5mの機体を開発、2023年に小型衛星打ち上げを目的とした14mの機体を開発、2027年に有人宇宙飛行が可能な15.9mのスペースシップを開発します。
宇宙旅行はスペースプレーン開発と並行して、法整備と開発資金の獲得などが必要で、実現まではたくさんの困難があります。
しかし、大山CEO(写真右)は「あくまでも有人宇宙飛行にこだわってプロジェクトを進める。オールジャパンの力を結集して実現を。」と決意を明らかにしました。計画通りに実現すれば、あと9年後には日本産のスペースシップで宇宙旅行に行ける未来が!期待してしまいます。
スペースウォーカー社のオフィシャルサイト
https://space-walker.co.jp/