気軽に友人を誘える
友人同士でも、社会人になれば予定も合わせにくくなります。飲みに行く約束も難しくなるのに、旅行の予定を合わせるとなるとさらに難易度は高くなります。
同じ会社でも二人揃って有給を使うのは好ましくないと思われてしまったり、違う会社や業界ならもっと休みが合わないなんてこともじゅうぶんあり得ます。
社会人がよくいう言葉の一つに「社会人はお金があるけれど、時間がない」ということ。大学生の時はとにかく楽しむために、バイトを増やしてお金を貯めようとしますよね。その頑張っている貴重な時間は、社会人になったら戻ってきません。楽しめるときにちゃんと楽しんでおかないと、あとで後悔してしまうかも。
そして、結婚をして家庭を持つと、どんなに仲が良くても疎遠になることもあります。大学生のうちに遠慮なく誘い合って、旅行をしましょう。
純粋に感動ができる
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若い大学生の方が綺麗な景色や感動的な風景には、純粋に向き合えるはず。社会人になれば、「帰国したらこんな仕事しなくちゃいけないな」「仕事はどれだけ溜まっているかな」「もうオフィスで座ってPC触りたくないな」と、現実と比べて落ち込んでしまうこともあります。
会社に入って仕事をするという行為は、思っている以上に精神的に心を締め付けます。ちゃんとしなきゃいけない、真面目に生活していかなきゃいけないと思い込んでしまい、素直に「美しい」「楽しい」といった感動を、受け入れられなくなってしまうんです。さらに、余計な事前の知識や、お金のことなどを考えてしまい、純粋に感動できなくなります。
もちろん、年齢によっては同じ景色を見ても違った印象、違った感動を覚えたり、その年齢でしか感じられないこともありますが、若ければ若いほどその感動を人生に生かしていけます。
思いっきり遊べる時期に、思いっきりたくさんの感動を受けるべきです。
体験したことを今後の人生に活かせる
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日本は島国。日本語で生まれ育ち、死ぬまで日本語以外の言語が必ず必要かと言われれば、そうではありません。そのため、日本の外から入ってくる情報に関しては、すべて日本語で訳されたものを耳で聴き、目で見ることが多いでしょう。いい意味でも悪い意味でも、情報が縛られてしまうのです。
しかし、日本から一歩外に出ると、英語や中国語、スペイン語など、日本語はほとんど見かけません。
よく「日本を外から見る」という表現がありますが、一歩外から見ると日本人は日本語でしか情報を得ていないことをはじめ、残業が他の国と比べかなり多いことや新卒が就職に強いなど、日本独特の文化が浮き彫りになります。
それを良い・悪いで判断するべきとは言いませんが、知らないで今後の人生を生きていくのと、知っていることは大きく異なります。
海外に出ると、日本のいいところ・悪いところを感じる機会も多いもの。一度日本を外から観察し、自分自身の人生に何が必要で何が不必要なのかを判断することが大切です。
大学生のうちに旅行に行こう!
大学生のうちに旅行をするべきかどうか。そう考えているうちに、計画を立ててしまいましょう。旅をするということ、別の国に入国するということは、相手の文化に足を踏み入れるということ。相手の国と文化、自然などすべてに敬意を持って観光することが大切です。そのためには、事前によく調べたり、すでに訪れた人の話を聞くことを忘れないようにしましょう。
世界には優しい人もいればそうでない人もいます。日本は治安が良い国なので、日本と同じ感覚で外を歩くと危ない目に遭う確率が一気に上がります。セキュリティ対策も忘れずに。
社会人になってからでは手に入れられない時間を大学生は持っています。きっと旅行に行ってよかったと思えるはずです。