こんにちは。南フィンランド在住のあおいです。
現在、私が住んでいる北欧フィンランドは皆さんがご存知の通り、オーロラにサンタクロース、本場のクリスマスマーケット等で人気の北欧諸国の1つでもあり、この時期になると北ヨーロッパならではのアクティビティや絶景の雪景色を楽しもうと、たくさんの日本人観光客が訪れています。
そこで今回、フィンランドやスウェーデンをはじめとする北欧旅行をご計画中の方に、冬の北ヨーロッパでも安心して過ごせる服装や防寒対策についてご紹介したいと思います。日本では信じられないほどの厳しい寒さを体験することになるので、真冬は氷点下10度、いやもっと寒い時は-20度の極寒の中で過ごせる服装を前もって準備することが必要です。
フィンランドはどのくらい寒いのか。11月の気温と天気について
実は今年、例年より早く雪が降ったので、11月からぐっと気温が低下してあっという間に氷点下に突入しました。この時期フィンランドの首都ヘルシンキ(南フィンランド)ではマイナス3度~5度が観測されています。
そのほか、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドでもほぼ同じくらいの気温が観測されているので、北欧諸国は日本よりも随分と早い雪景色に包まれています。ちなみに天気予報では氷点下3度ですが、体感気温は-10度とも言われているのでそれ相応の防寒対策が必要です。
北欧旅行へ行く前に要チェック!現在の防寒対策と服装は?
11月、現在は氷点下3度~の気温ですので、私は日本から持ってきた普通のコート、またはジャケットの中にヒートテックやセーターを着込んで外を歩いています。雪が降り始めて間もない頃は、日本の1月で着る服装に、ちょっとだけ多めの防寒を意識するくらいで結構寒さはしのげます。
ただ、マフラーの巻き方は要注意ですね。
首元を冷やして旅行中に風邪を引かないようにお気をつけください。
しかしこの服装は11月までの話です。12月からは更に冷え込みますので、今あなたが日本でお使いのファッション重視の薄いコート、ジャケットは、北欧旅行で使い物にならないかもしれません…次は本格的に冷え込む時の服装をご紹介します。
そのジャケットじゃ凍え死ぬ!可愛さ重視で上着を選ぶと絶対後悔。
「北欧旅行に行くんだから可愛くておしゃれなコートを着て旅行にいきたい!」と思って、日本で可愛さ重視でコートを新調しようとしているあなた。このイラストマンガを読んでからお買い物へ行くことをおすすめします。初めて北欧旅行へ行く方が、よく後悔することは「撥水加工のない上着を着て旅行に来てしまうこと」なんです。
12月から本格的に寒くなる北ヨーロッパでは、都市部でも日中風が強く、時に吹雪の中を歩く時もあります。首まわりまでチャックやボタンなどが付いていて、しっかり首をカバーできるダウンコートがおすすめです!北欧旅行のためにコートを新調するあなた、キーワードは「フード付き、撥水加工付き、ロング丈」です。
南フィンランドでも年によっては12月~2月の間、氷点下10度から20度まで下がるので、日本で過ごす冬の格好で北欧旅行へ挑むのはかなり危険なんですよ。
日本人がよくやっちゃう?!服装のNGまとめ
さて、11月の服装や12月以降の厳しい冬の服装について紹介してきましたが、こちらではその他気になる冬のファッションアイテムについてもご紹介したいと思います。
1.デニムやパンツの下に何も履かないなんて危険です。
生足にさらっとデニムを履いているだけで過ごせるのは11月くらいまで。真冬の季節では厚手のタイツや、裏起毛タイツをズボンの下に履いてください。足もしっかり防寒対策を!
2.高いヒールブーツはもちろんNG!
高いヒール付きのブーツで雪の積もった道を歩くのは大変危険です。ピンヒールなんて以ての外!若干雪が溶けて凍っている部分もたくさんあって滑ります。できれば底は平らで滑り止めのゴムがしっかり付いているブーツがいいですよ。旅行中に転んで怪我をしないようにご注意を。
3.スェード手袋、うすい毛糸手袋は指先が凍っちゃう!
これは私が経験済みなのですが、昨年スェードの手袋を使っていたら指先が10分も経たないうちに凍って動かなくなりました。今は中がウールで、外はしっかり撥水加工された手袋を使っています。今ご使用の手袋が、マイナス気温でも耐えられるものかお考えになってお選びください。
氷点下20度の北欧旅行ではこの格好をするべき!冬の服装まとめ
このサンプルはだいたい12月下旬からの-10度~-20度あたりの気温の場合です。わたしはこうして冬を越えています。ここまで着込めばフィンランドの極寒時期も寒さに耐えながら楽しい旅が楽しめます。ぜひ参考にしてください。
ただ、北欧の地域によってはもっともっと寒い北の地域(氷点下40度~)もありますので、この格好が北欧諸国全地域に当てはまるとは言えません。基本的に、最低限はここまで着込んで行かないと過ごせないということを忘れないようにしてください。
他にもフィンランドの旅行情報が気になる方、移住生活について知りたい方はこちらのブログでご覧ください。フィンランド在住のわたしがマンガとイラストで毎日執筆中です!