世界の果てに行ってみよう!冬のスヴァールバル諸島で24時間日が昇らない極夜を初体験してきた

Pocket はてブ

スヴァールバル諸島で楽しめるアクティビティは他にもある!

photo by Shoko_Jyaiko 

スヴァールバル諸島に行く前に私は「こんな極地にツアー会社なんてあるの?」とか「冬はオフシーズンでツアーとかあまりないのでは?」と思っていました。しかしそんな心配は御無用でした。

かつてスヴァールバル諸島は石炭の採掘が盛んでしたが、現在その産業は衰退し、今は観光業に力を入れています。そのため、こんな北極圏の極地でしたがとても観光客に優しい場所でした。かといって観光化されすぎず、手付かずの大自然がありのまま残っているのもとても魅力的でした。

photo by Shutterstock

そんなスヴァールバル諸島で冬にできるアクティビティは、犬ぞりやスノーモービルのツアー以外にも、オーロラ鑑賞ツアー、氷の洞窟探検、雪の中でのサウナなど様々です。

ちなみにオーロラは、日照時間がゼロの極夜の時期には朝や日中でも見ることができることもあるようです。しかしスヴァールバル諸島はオーロラベルトよりも北に位置してしまっているため、ノルウェー本土のオーロラで有名なトロムソより見れるチャンスは高くないと思われます。

 

また、夏には島を外周するクルーズツアーや、ホエールウォッチングツアーなどまた違ったアクティビティが催行されます。これらスヴァールバル諸島で行われる全てのツアーはスヴァールバル諸島公式ホームページで検索、予約することができます。

photo by Shoko_Jyaiko 博物館の内部の様子。

また、ロングイェールビーンの街にはスヴァールバルの歴史や自然についてとても分かりやすく学ぶことができる博物館や、世界最北の地に来たという証明書がもらえる郵便局などもあります。

photo by Shoko_Jyaiko 世界最北端の寿司屋にはラーメンや梅酒もあります!

ちなみに世界最北端の寿司屋もあるので行ってみましたが、魚がとても新鮮でとてもおいしかったです!

 

スヴァールバル島での寒さ対策

photo by Shoko_Jyaiko

様々なアウトドアアクティビティについて説明をしましたが、気になるのが寒さ対策です。私もとても寒がりで大量のホッカイロを持っていったりとかなり準備周到に行きましたが、実際はそこまで用意しなくて良かったというのが本音です。

なぜなら犬ぞりやスノーモービルのツアーに参加すると、全身用防寒スーツ、バラクラバ(目だし帽)、手袋、スノーブーツなど一式貸し出しをしてくれるから!

photo by Shoko_Jyaiko

この防寒スーツが防寒、防水、防風等の全ての機能が備わっていてとても温かいんです。

しかし、このようなツアーに参加しないときは、持参の防寒着で寒さをしのがなくてはいけないので、できるだけ温かい洋服を持っていきましょう。

photo by Shoko_Jyaiko 貸し出してくれたスノーモービル用防寒グッズ一式。

ちなみに、私の場合は上はヒートテックのような温かいアンダーウェア2~3枚の上に、ウールのセーターとダウンコート、下も温かいアンダーウェア2~3枚とダウンパンツを履いて出かけました。

そして、靴下は温かいものとウールのものを重ね履きし、靴はムートンブーツ、帽子と手袋も2枚重ね。マフラーやネックウォーマーも必需品です。

 

このように、様々な防寒対策をして行った私ですが、スヴァールバル諸島はメキシコ湾暖流のおかげで、北極圏に位置している割にはそこまで極寒にはならないようです。私が滞在していた1月末も最低気温はマイナス10度くらいでした。それでも寒いことには間違い無いので、風邪を引かないよう気をつけましょう。

 

ホッキョクグマ対策でライフルが必需品って本当?

photo by Shoko_Jyaiko スーパーマーケットの入り口にもホッキョクグマの剥製が。

スヴァールバル諸島を象徴する野生動物といえばホッキョクグマです。ここには人間より多い約3,000頭ほどのホッキョクグマが生息していると言われています。ほとんどのホッキョクグマは沿岸部の氷の上で生活をしているため、人が住むロングイェールビーンの街に来ることはほぼないと言われています。

 photo by Shoko_Jyaiko 空港の手荷物受取エリアにもホッキョクグマの剥製が。

そのため、地図上ロングイェールビーンの街は「ホッキョクグマ対策不要地域」というエリアに指定されています。つまり街の外は「ホッキョクグマ要注意エリア」になっており、ホッキョクグマに遭遇する可能性もあるため、ライフルを所持しないと行ってはいけないとのことです。

photo by Shoko_Jyaiko この看板より先は「ホッキョクグマ要注意エリア」。

車などで移動する際は不要ですが、私たちが参加した外でのアクティビティである犬ぞりやスノーモービルのツアーのガイドさんはライフルを携帯していました。

 photo by Shoko_Jyaiko 

このように、スヴァールバル諸島ではロングイェールビーンの街の外を観光客がふらっと自由に歩くことはできないのです。実際にホッキョクグマに襲われて亡くなった人の話もたくさん聞き、スヴァールバル諸島の大自然の厳しさと恐ろしさを感じました。

 

スヴァールバル諸島には、日本人でも永住できるって本当?

 photo by Shoko_Jyaiko ロングイェールビーンの街のメインストリート。

あまり知られていませんがスヴァールバル諸島はスヴァールバル条約により、日本人でもビザや永住権なしで自由に就労、定住できる場所なのです!

この条約に加盟している国の国民であれば皆スヴァールバル諸島に永住できるため、ロングイェールビーンの街にはノルウェー人以外にもロシア人、タイ人、フィリピン人など様々な国籍の人たちが働いていました。

photo by Shoko_Jyaiko

気候や自然が厳しいため、長く定住する人は少ないようです。街はこじんまりしていますが必要なものは全て揃っていて、一年を通して白夜と極夜を体験しながら、太陽の有難味と季節の移り変わりを感じることができるスヴァールバル諸島への移住も、なかなか面白いなと思ってしまいました。

 

極地で極寒で極夜だけど心温まるスヴァールバル諸島へ行ってみよう!

photo by Shoko_Jyaiko

スヴァールバル諸島では、今まで見たことのないような大自然の景色の中アクティビティを楽しんだり、経験したことのない極夜の雰囲気を味わえて、毎日が刺激的で感動の連続でした。もちろん気温は低くて寒かったけれど、そこには人の心を温める景色、人々、食事、動物たちがありました。

photo by Shoko_Jyaiko

 

世界最北端の地と聞くとなかなか行きにくいのではないかと思われがちですが、ロングイェールビーンへはノルウェーの首都オスロやトロムソから週何便も定期便が出ているので、意外と簡単にアクセスできてしまいます。

あなたも世界最北端の地に行って、ここでしかできない経験をしてみませんか?きっと忘れられない素敵な思い出となるはずです。

1 2
Pocket はてブ

WRITER

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で…

TABIPPO.NETで
旅の情報をチェックしよう!

Twitter、Facebook、Instagram、LINE@で 編集部が毎日厳選してお届けします。

SNSやメールマガジンもチェック!

EVENTイベント情報

TABIPPOでは、全国で毎週「旅」をテーマにしたイベントを主催していますので、ぜひお気軽に足を運んでみてくださいね ♪

旅大学のWEBサイトを見る

GOODS旅に出たくなる商品

TABIPPOのモノづくりブランドPAS-POLでは、あなたにオススメな「旅グッズ」をたくさんご用意していますので、 ぜひチェックしてみてくださいね♪

オススメの旅グッズを全て見る

RANKINGカテゴリーランキング

アクティビティ

FEATURED特集

特集一覧へ

EVENTイベント情報

GOODS旅に出たくなる商品