9日目:ツェルマット(Zermatt)
マッターホルンの朝焼けを眺めて1日の始まり。朝イチで登山鉄道に乗り込み、1日のんびりとハイキングを満喫しました。
10日目:ツェルマット(Zermatt)からジュネーブ(Genève)
最終日はツェルマットからジュネーブまで電車移動。移動時間は約4時間と少しと長旅ですが、1度乗り継ぎをするだけで、車窓からの美しい景観を眺めているとあっという間に感じました。
朝1番の電車に乗車するとお昼にはジュネーブの中心地に到着するので、夜のフライト時間までのんびりと町の中心の観光できます。駅に大きなキャリーケースを預けるコインロッカーもあるので、余分な荷物を持ち歩く必要もなく安心です。
ここは押さえておきたい!移動しながら巡った観光スポット
ルートをまとめるとかなり大忙しに見えますが、各地の見所は十分に見て周るとができました。ここからは、先ほどのルートのなかからそれぞれ観光に欠かせない名所をいくつか絞ってご紹介します。
チューリッヒ|自然と都会のバランスが絶妙!
チューリッヒは広大な山や緑が豊富でありながら、中心地にはおしゃれなレストラン、カフェ、雑貨店なども充実しており、自然と都会のバランスがとても良いのが特徴です。
そんなチューリッヒの町を見渡せる展望スポットと言えば、「リンデンホフの丘」。
チューリッヒ駅から歩いて10分ほどで辿り着くのでアクセスも良く、ベンチもたくさん併設されているので観光のひと休みにももってこいのスポットです。
・名称:Lindenhof Zürich
・住所:Lindenhof, 8001 Zürich
・地図:
・アクセス:バス停「Rennweg駅」から徒歩5分
・営業時間:24時間
・電話番号:+41442154000
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
・公式サイトURL:https://www.luzern.com/de/stadt/sehenswuerdigkeiten/top-sehenswuerdigkeiten/kapellbruecke
2〜3日目:ルツェルン|絵画のように美しい古都
静かで穏やかな時間が流れる古都ルツェルン。チューリッヒから日帰りで訪れる観光客も多い、スイスを代表する観光都市のひとつです。
そんなルツェルンのランドマークといえば「カペル橋」。ヨーロッパでもっとも古い木造橋で、橋から眺める町並みはまるで絵画のような美しさ。
橋は全長約205mあり、木製屋根の内側には、守護聖人伝記や歴史が描かれた絵が飾られています。ちょっとした美術館かのような見応えです。
1993年に起きた火災により、橋の大部分と3分の2の絵が焼失してしまったといわれています。現在は修復されていますが、火事によって真っ黒になった天井画は現在の橋にもそのまま飾られており、橋の歴史を垣間見ることができます。
・名称:Kapellbrücke
・住所:Kapellbrücke, 6002 Luzern
・地図:
・アクセス:「Luzern駅」から徒歩5分
・営業時間:24時間
・電話番号:+41412271717
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
・公式サイトURL:https://www.luzern.com/de/stadt/sehenswuerdigkeiten/top-sehenswuerdigkeiten/kapellbruecke
ルツェルンから日帰りで行ける「ピラトゥス山」も欠かせない観光名所です。
毎年5月中旬〜11月頃までは、世界最急勾配の登山列車が運行していることでも有名です。この登山列車を利用すると、標高約2,100mの山頂までもあっという間に到着。アルプスの雄大な山々を眺めることができます。
山頂から少し降った場所には、巨大滑り台スーパースライダーが併設された広場も。大人はもちろん、子どもも一緒に楽しめるお出かけスポットとしても人気です。
スイスは6歳以下の子どものトラベルパスが無料だったり、アクティビティが豊富だったりと、子どもにもとても優しい国なので、家族で訪れるのにもおすすめです。
・名称:Pilatus
・住所:Pilatus-Bahnen, Schlossweg 1, 6010 Kriens
・地図:
・アクセス:「Alpnachstad駅」から登山鉄道、もしくはバス停「Kriens駅」からロープウェイ
・所要時間:2時間〜
・オススメの時期:5月〜10月
・公式サイトURL:
4日目~5日目:ラウターブルンネン| アルプスの自然を堪能
今回の旅のなかでも筆者のお気に入りの村がここ、ラウターブルンネン。ヨーロッパでもっとも落差のある滝として知られる「シュタウプバッハの滝」は町のラウンドマーク的存在です。
・名称:Staubbachfall
・住所:Pfrundmatte 419, 3822 Lauterbrunnen
・地図:
・アクセス:「Lauterbrunnen」駅から徒歩約10分
・営業時間:24時間
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
とても小さな町なので、ラウンターブルンネンだけなら1日もあれば十分ですが、ラウターブルンネンから少し足を伸ばすと魅力的な日帰りスポットがたくさんあるのも町の魅力のひとつです。
スイスらしい自然豊かな美しい町がたくさんあるので、余裕を持って2日〜3日ほど滞在して、近隣の町まで足を伸ばすのもおすすめ。
ラウターブルンネンと近隣の魅力的な町たちについては次回の記事でご紹介するので、そちらもぜひ読んでみて下さい。
6日目〜7日目:インターラーケン| 宝石のような湖が魅力
スイスの美しい湖を楽しむなら欠かせないのがインターラーケン。緑とブルーのコントラストが美しい、写真映えな景観を至るところで楽しむことができます。
今回筆者は、Netflixの韓国ドラマ『愛の不時着』のロケ地巡りを決行しました。インターラーケンの中心地からは少し離れた場所にロケ地がいくつか点在していますが、朝1番にインターラーケンにに到着してから夕方まで、1日もあれば十分に巡ることができました。
まず筆者が訪れたのは、ドラマ内でも印象的なシーンの「シグリスヴィル橋(Panorama Bridge Sigriswilll)」。ドラマの通り、とてもスリリングな橋です。
・名称:Panorama Bridge Sigriswilll
・住所:Raftstrasse 31-33, 3655 Sigriswil
・地図:
・アクセス:バス停「Sigriswil Dorf駅」から徒歩5分
・営業時間:24時間
・料金:観光客は8スイスフラン(約1400円)
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
・公式サイトURL:http://www.brueckenweg.ch/
続いてバスを乗り継いで到着するのが、代表シーンと言っても過言ではない湖と吊り橋。「Strandhotel」の目の前の桟橋で、現在では多くのドラマファンが集うことからドラマの英文タイトルより「愛の不時着桟橋(Crash Landing on You Pier)」と名付けられています。
残念ながら作中で主人公が弾いているピアノは置いてありませんでしたが、ドラマそのままの桟橋は、ドラマファンとしては必見です。
以前は無料でしたが、現在は入場料5フランがかかります。外からは無料で見ることができますが、桟橋の上で記念撮影をしたい場合は現金払いのみなので、小銭を持ち歩いておくと安心です。
・名称:Crash Landing on You (Pier)
・住所:Schönbühl 30C, 3807 Iseltwald
・地図:
・アクセス:フェリーターミナル「Iseltwald駅」から徒歩2分
・営業時間:24時間
・料金:5スイスフラン(約850円)
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
その他にも、オープニングシーンのロケ地などドラマファンには堪らないスポットが点在しています。もちろん、ドラマを見ていない方でも、それぞれのスポットでスイスならではの自然豊かな景観を満喫することができるので、とても満足度の高いコースになっています。
インターラーケン駅まではフェリーも出ており、ブリエンツ湖を船で移動することができるので、バス移動だけではなく船での移動もおすすめです。
7日〜8日目:カンデルシュテーク| スイスが産んだ世界遺産
スイスでいち押しのスポットである「オッシエン湖」があるのがここ、カンデルシュテーク。筆者はカンデルシュテークに到着した日のお昼すぎからと、翌朝、ツェルマットに移動するまでの午前中で半日ずつ楽しみました。
オッシエン湖の魅力はこちらの記事『スイスが生んだ世界遺産・エッシネン湖で見つけた、”ただ歩くだけ”の贅沢旅』でもご紹介しているので、併せて読んでみてください。
・名称:Oeschinensee
・地図:
・オススメの時期:5月〜10月
・公式サイトURL:https://adelboden-lenk-kandersteg.ch/orte/kandersteg
8〜9日目:ツェルマット|忘れられない朝焼け
ツェルマットの魅力はなんといってもマッターホルン。人気の写真撮影スポットである「日本人橋」からは、日の出に照らされる美しい朝焼けを拝むことができます。
・名称:Kirchbrücke
・住所:Kirchbrücke, 3920 Zermatt
・
・アクセス:「Zermatt駅」から徒歩10分
・営業時間:24時間
・電話番号:+41279662211
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
・公式サイトURL:https://www.zermatt.ch/Media/Attraktionen/Photopoint-Kirchbruecke
ツェルマットといえば、登山鉄道「ゴルナーグラート鉄道」も有名です。展望台で景色を楽しんだり、大自然をハイキングしたり、自分の好みにあわせて観光を楽しむことができます。
10日目:ジュネーブ| お買い物も充実
最終日は世界最大規模の組織がいくつも拠点を置くジュネーブです。筆者が今回の旅でジュネーブに滞在できたのはフライト時間までの約半日。市内を中心にのんびりと町の雰囲気を味わうことができました。
おしゃれなアパレル雑貨店やレストラン、カフェも多く、スイスのなかでは比較的都心的な印象です。町のランドマーク的存在であるジュネーブの大噴水は必見です。
・名称:Jet d’Eau de Genève
・住所:Quai Gustave-Ador, 1207 Genève
・地図:
・アクセス:フェリーターミナル「Genève -Quai Gustave Ador Smgn駅」から徒歩5分
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:5月〜9月
・公式サイトURL:https://www.geneve.ch/jet-eau-geneve
旅は準備から始まる
土地勘のない国を調べて、どのように周るのか旅のルートを考える下準備は、旅をする上でもっとも大変で、面倒だなと思えてしまう作業ですよね。
しかし”自分らしい旅”とは何かを考えながら、自分の好きを詰め込んだ旅のプランを立てるところから旅は始まっているのだと思います。最高の旅を過ごすためにも、これから訪れる場所がどんな土地なのか思いを馳せながら下準備も楽しんでみてはいかがでしょうか。
All photos by KANA KAWAHATA