こんにちは、トラベルフォトライターのKANAです。
英国に住みながら、毎月ヨーロッパ旅行をしている筆者。先日人生で初めてスイスに行ってきました。
30か国以上を旅してきた中で、最も「壮大」という言葉が似合うと感じた国の一つで、美しい景色に感動の連続でした。
その一方で見どころが多く、世界一物価が高い国とも言われるスイスですから、事前にちょっとした計画を立てておくことはスイス旅を楽しむ上で重要なポイントです。
実際にスイスを旅行してみて気がついたこと、事前に知っておいてよかった、もしくは知りたかったことがたくさんありました。「どんな旅がしたいのか」によって楽しみ方や準備も多種多様だと思いますが、この記事を参考に、「自分らしい旅」をプランニングしていただけたら幸いです。
見出し
- 1スイス旅はショルダーシーズンがねらい目!
- 2スイスはEUではない!?旅行前にチェックしておきたいポイント
- 2.1SIMカード
- 2.2通貨はユーロではなく「スイスフラン」
- 2.3コンセントは「Cタイプ」
- 3レンタカーは必要ない?スムーズで快適なスイスの公共交通機関
- 4「SBBアプリ」を事前にダウンロードして最新情報をゲット
- 5スイストラベルパスを上手に活用してお得に旅しよう
- 5.1スイストラベルパス
- 5.2スイスフレックスパス
- 5.3スイスハーフウェアカード
- 6山頂の様子はライブ映像で確認
- 7アルプスの天然水が飲み放題!ウォーターボトルを持参しよう
- 8何を着ていく?寒暖差には要注意
- 9食費はToo good to goで上手に節約
- 10お土産はスーパーマーケットで調達
- 11自分らしい旅をプランニングしよう
スイス旅はショルダーシーズンがねらい目!
夏には緑豊かで美しい大自然、冬はロマンチックな白銀の雪景色やスキーなどのウィンタースポーツを楽しめるスイスは、季節によってそれぞれ違った魅力がある国です。
それゆえ、ベストシーズンは「どんな旅がしたいのか」によって異なるでしょう。
また、世界一物価が高いと言われているスイスでは、「予算」も時期選びのポイントの一つ。一般的に、スイスのハイシーズンと呼ばれる季節は7月〜8月です。
1年で最も暖かくなるこの季節は多くの観光客が集まり、物価も上昇すると言われています。そのためただでさえ高いホテルは最大で50%以上も値上がりする場所があるほど。
逆にローシーズンと呼ばれるのは10月〜3月。しかし、ウィンタースポーツを楽しみたい人にとってはベストシーズンとも言え、比較的観光客が多い時期でもあります。
そこでおすすめなのが「ショルダーシーズン」と呼ばれる4月〜6月、9月〜10月。まだ本格的な観光シーズンに入る前のこの時期は、比較的お得に旅を楽しむことができます。
ただし、シーズン限定で営業している登山鉄道やアクティビティもあるため、ショルダーシーズンに自分のお目当ての場所やアクティビティが営業しているのかは事前にチェックしておきましょう。
筆者は6月中旬〜下旬にスイスを旅しましたが、お天気にも恵まれ、暑すぎず寒すぎず、とても心地のいい時期でした。
乗りたいと思っていたローラーコースターや登山鉄道も6月中旬から営業を再開していたため、問題なく全ての「スイス旅でしたいことリスト」を制覇することができ、個人的にはベストシーズンだと思いました。
もちろん、気温や天候はそのときどきによって大きく変わるのであくまで参考程度になってしまいますが、自分にとって一番優先すべことは何か、訪れたい場所、したいこと、気になるアトラクションなど、旅行の前に明確な優先順位を定めると旅行の時期もプランも立てやすくなるかと思います。
スイスはEUではない!?旅行前にチェックしておきたいポイント
ドイツ、フランス、イタリア、オーストリアなど、EU諸国に囲まれているスイスですが、実はスイスはEUには加盟していません。その前提のもと、気をつけるべきポイントをご紹介していきます。
SIMカード
まず大事なのがSIMカード。スイスは地域によっては街中でもWi-Fiが充実していますが、慣れない土地を旅する際、いろいろと調べ物をするのにSIMがあると安心ですよね。
「EU圏のみ」で使い放題のSIMカードも販売されているため、「スイスがデータ利用の対象になっているか」を事前に確認しておきましょう。
通貨はユーロではなく「スイスフラン」
スイスで使われる現金はユーロではなくスイスフラン(CHF)。お店によってはユーロが使用できる場所も多いですが、レートがかなり悪いのでおすすめしません。
キャッシュレスが進んでいるため、基本的にはカードがあれば困りませんが、都市部以外では現金のみのお店もあるので、スイスフランを少し持っておくと安心です。
コンセントは「Cタイプ」
スイスで一般的に使われているプラグは「Cタイプ」です。日本の電化製品はAタイプなので変換アダプタを忘れずに持参しましょう。スイス旅のついでに別の国も旅する方には、マルチ変換プラグがおすすめです。
レンタカーは必要ない?スムーズで快適なスイスの公共交通機関
スイスでは公共交通機関がとても充実しています。筆者は10日間かけてスイス各地を周遊しましたが、利用したバス・電車・トラム・鉄道・船など、どれもとても清潔で、運行も時間通り。快適な旅路でした。
計画を立てていたときはレンタカーを借りるか悩みましたが、有名な観光地は公共交通機関でアクセスできますし、実際に旅をしていて移動に困ることがなかったので、慣れない道で運転するよりも公共交通機関を利用した方が快適かと思います。
また、バスや電車、鉄道は基本的に窓がとても大きい造りになっています。スイスらしい自然豊かな景観を眺めることができ、移動しているだけでもとても楽しい気持ちにさせてくれますよ。
ほとんどの主要路線では、切符は移動中の電車内でチェックされます。そのため駅に改札はありません。
最初は無断乗車しているようでそわそわするかもしれませんが、乗車、または下車する際に切符を取り出す手間がないため、乗り降りが非常にスムーズです。特に、旅行中に大きな荷物を持っての移動の際には大変助かるシステムですよね。