こんにちは、TABIPPOインターンのJimmy(ジミー)と申します!
学生インターンにも関わらず、僕の冠連載を頂きました。その名も「旅人名鑑」。
世界一周をした人や、さまざまな場所を飛び回っている旅人って一体どんな人なんだろう。そもそも、なぜ旅を始めたのか、そして今はどんな仕事をしているのか。そんな疑問を解決すべく、いろいろな旅人の方にインタビューをしていく企画です。
旅人名鑑は、昨今の状況を踏まえて、全てオンラインでインタビューを実施。普段からお世話になっている方から初めましての方まで、zoom越しに根掘り葉掘り聞いた情報を、名鑑としてまとめていきたいと思います。
さて、最終回となる第7回目のゲストは…
そう!僕!Jimmyです!
前回の記事が最後の予定だったのにダラダラと引き伸ばし、しかも最後には自分の記事(笑)。
ということで、改めて私Jimmy。本名は石井勝猛と言います。現在、明治大学法学部の3年生ですが、休学を2年しているので23歳。
休学期間中は、オーストラリアの大学に10ヶ月留学し、その後ベトナムで4ヶ月程インターンを行っていました。そして、日本に帰国した2019年度5月からTABIPPOでインターンとしてジョインしました。
そんな私が自分のことを書く壮大な自己満足記事が旅人名鑑のラストになります。何か読者の皆さんに伝わるメッセージを残したいな。
それでは、ラストラン。ありがとうTABIPPO。もう悲しくなってきたけど、スタート!
①自分を表す3つのキーワード!
1.大学受験
思い返すと、全て大学受験が起点になっているなと思います。
僕は、高校2年生の12月に学年最下位を取っちゃうくらい勉強ができませんでした。そんな僕が当時通っていた東進ハイスクールの社員さんやチューターさんとの関わりを通して、なんとか現役で大学に合格できました。
その後、大恩あるこの塾でチューターとして働くことになります。最高に、最高に楽しかったのですが、当時付き合っていた彼女との関係と僕の怠惰な勤務態度が原因で、1年で退社することになりました。
この経験があまりにも悔しかったことから、海外に飛び出すようになります。絶対に見返してやるって思ってたんですよね。当時は深く傷ついていましたが、この経験があったから今の僕があります。だからこそ、僕を語る上で欠かせないのが大学受験です。
大学受験直後に1週間だけ行ったカナダ。若い(笑)。
2.オーストラリア
大学受験とも繋がるのですが、絶対に欠かせないのがオーストラリアです。
人生で初めて訪れた海外も、初めてのホームステイを経験も、大学に留学したのも全てオーストラリアです。しかも、全てクイーンズランド州。これはもう運命としか言えなくて、僕は今でも第二の故郷だと思ってます。
もう思いが溢れすぎて、書ききれません。酸いも甘いもたくさん経験しました。ずっとずっと大好きです。
もはや恋ですね。
母校よりもオーストラリアの方が好き。いつかまた戻りたいし、戻れると信じてます。
3.コーチング
この2年間で最も大きな出会いだったのがこのコーチングです。
ざっくりいうと、カウンセリングみたいなものなんですが、これが僕の今の生業。
これまで色々な国を旅してきましたが、結局僕は人と向き合い、そして対話するのが好きなんだなと気付きました。そんな中、今年の3月にコーチングというものに出会ってからずっと虜になっています。
なので、この度TABIPPOを卒業し、株式会社はぐくむという会社でコーチングや対話をもっともっと勉強しようと考えています。
自分がコーチングを通して少しずつ豊かになっていくのと同じように、僕も誰かを豊かにし続けたいと感じています。
フィリピンのセブ島で海外教育実習のGTPプログラムに参加したときの写真
②旅に出るまでの自分史
2014年12月 高校2年生。文系で学年最下位を取る。
2016年4月 大学入学。東進ハイスクールのバイトと飲み会に明け暮れる。最高に楽しい時間。
2017年5月 大学2年生。東進ハイスクールを退社。コンプレックスから、ヒッチハイク、富士山登頂、東南アジアバックパック、カリフォルニア旅行とキラキラしたことを何でもやってみる。
2018年1月 休学1年目。オーストラリアのGriffith Universityに留学。人生最高の10ヶ月を過ごす。
2018年10月 ベトナムのホーチミンで長期インターンを開始。揉まれに揉まれる4ヶ月で挫折する。
2019年5月 休学2年目。株式会社TABIPPOでインターンを開始。
こうして振り返ってみても、オーストラリアの10ヶ月が間違いなく僕の人生を好転させてくれました。
前述のように、東進ハイスクールでの経験で挫折した僕は、コンプレックスからとにかくキラキラした事を何でもやってみたんですね。けど、その結果なにも心の溝が埋まらないことに気がつきました。
2017年大学2年生の夏にカリフォルニアへ。当時は周りからイケてると見られたくてしょうがなかった。
思いつく限りのことを大体やってみた結果だったので、すごく精神的に追い込まれたんですね。そんな時、ふと「海外の大学に行けば、心の溝を埋められるかもしれない」と感じ、必死で勉強してなんとか留学できることになりました。
ところが、オーストラリアに行ってみるとこれまた大変で。
動機が不純な分、最初の1ヶ月がすごく辛かった。休学なんてしなければ、3年生からはゼミがある。しかも意中の女の子は同じゼミ。キャンパスも変わる。「ああ、留学なんてするんじゃなかった。」そんな風に感じて買い物しながら泣きそうになってました。
毎週日曜の朝8:00から南米人と行っていたサッカー。留学序盤の唯一の心の拠り所だった。
それでも、面白いことに少しずつ環境に慣れていくんです。友達もでき始めて、英語も話せるようになる。気がつけば、「明治大学やめて、オーストラリアの大学に転入する!」って親に豪語して喧嘩してました。
オーストラリアは本当に酸いも甘いも僕に教えてくれました。
だからこそ、どんな人でも環境を変えるだけで再び輝けることを叫びたいし、旅や留学を通じて多くの人にそれを伝えたい。こんな思いからTABIPPOにインターンとして加入しました。
もし今つらい現実がある人は、ぜひ海外に飛び出してみて欲しい。
一人ぼっちなんて事は絶対にありません。どこかで必ずあなたを愛してくれる仲間に出会えると僕は信じています。
TABIPPOは本当に楽しすぎました。苦しかった時の自分にこんな未来を伝えてあげたい。
③旅をする中での一番の思い出
あえて1つ選ぶとしたら、ブリスベン青年団の日本人永住者の方たちとの関わりです。
オーストラリアに留学した当時、承認欲求の塊だった自分は、他人をすぐ経歴で見ていました。
「あの人は◯◯大学か。」「あの人は◯◯会社か。」といった感じです。そんな時、永住者の方と行うボートレースのチームに加入しました。今思うと恥ずかしすぎて心苦しいですが、最初は永住者の方に対しても心のどこかで斜に構えていました。
日本人永住者と、留学生から組織されるチームでした。
けれど、そんな自分に対しても永住者の人はとてもとても温かくて。
毎回練習のたびに送り迎えしてくれるし、いろんな話をしてくれる。その時点で残り半年しかいない自分にどうしてここまで優しくしてくれるのだろうか。こんな温かい人に自分も成りたい。そんな風に本気で思えました。
永住者の方は、今でも僕の憧れです。
それは当日僕が夢抱いていた日本のビジネスマンとは違うけど、自分と家族の幸せを一番に考え、日々努力する。あんなかっこいい大人はいないです。
彼らから与えてもらったように、僕もまた若い世代にバトンを繋げるような素敵な人になりたいと心から感じました。
ずっとずっと感謝しています。
大学を卒業するまでに必ず会いに行きます。絶対に。
④旅を通じて変化した自分のステータス
1. やってみる力
「とにかく一旦、やってみる」ことができるようになりました。
日本ほど安全な国はほとんどありません。どこの国にも危険は伴います。けれど、やらないこと、行ってみないことには話が広がらないのです。
人生始めて「旅」をしたバンコクも最初は恐怖でした。地球の歩き方買って、めっちゃくちゃ準備しました。今の僕なら5時間後でもいけます。
きっと人生はこうやって広がっていくんだなと感じています。
2.歴史的知識
一人で海外に行って、その国の博物館に行くのが好きなんです。
歴史ってロマンがある。結局、全部繋がってる。だから1つの国の歴史を知ると、他の国の歴史も知りたくなります。こんな風にして旅するうちに20ヶ国を渡航しました。
純粋な興味、好奇心から来る学びが一番身につきますしね。大学受験の入試科目を世界史にしとけば良かったと何度後悔したことか。
ミャンマーのシュエダゴン・パゴダでの1枚。突然話しかけて一緒に写真撮ってもらいました。
3.自分らしさ
やっとレベル20ってところです。けど、僕からしたら飛躍的進歩だと思ってます。
僕は、基本的に1人でしか旅に行きません。なぜなら、相手に合わせて旅したくないから。その日の朝について、つまんないから夜には夜行バスで出発することもよくあります。
僕は、僕が楽しいと感じる旅をしたい。旅をするのは、SNSにあげるためでも、自慢するためでもなく自分が楽しいから。
旅をする中で、こうやって自分がやりたいようにやってる時が一番豊かなんだなって気付きました。と、同時にこれを人と共有できたら、もっと豊かになれるんだろうなと薄々感じ始めています。
ということを気付いているという点を考慮して、少し高めの20点で(笑)。
⑤これから旅に出る予定の人へ「格言」
『挫折は過程、最後に成長すれば挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ。』です。
これはサッカー選手、本田圭佑さんの名言です。この言葉に何度救われてきたことか。
オーストラリア最初の1ヶ月も、ベトナムの4ヶ月のインターンも辛くて辛くて仕方なかったです。特に、ベトナムなんて挫折だらけで一時期は毎日シャワー浴びながら泣いてました。
サッカーベトナム代表の試合時。ベトナムは、若さとエネルギーの溢れる国でした。
結果も散々で、何も結果を出せなかった時もたくさんあります。なので、僕は本田圭佑さんのように成功するまで続けることはできなかったのですが、それでも何度もこの言葉に勇気づけられてきました。
成功する時もあれば、失敗する時もあります。けれど、僕は目指すことそれ自体に価値があると思います。だからこそ、これからも自分が良いと感じたものに貪欲に挑戦していきたいです。
ベトナムでは唐揚げを売る仕事をしていました。本当に本当につらかった(笑)。
あとがき
というわけで、旅人名鑑の最後は、私Jimmyにさせていただきました。
これがTABIPPOのインターンでの最後の記事になると思うと悲しいです。
2019年の5月にベトナムで挫折し、日本に帰国しました。休学2年目を決意したのに、わずか1ヶ月で帰国。恥ずかしすぎて、誰にも言えませんでした。
大学もなく、働き口もない中でTABIPPOの学生支部の説明会に参加したのを覚えてます。そこで、現社員のケンジにどうにかインターンの面接を受けさせて欲しいと嘆願し、採用面接に繋いでもらったのを覚えています。
TABIPPOは、本当にいい会社です。みんな、本当に良い人たちでした。
それまでほとんどTABIPPOに関わったことのない自分に対しても、あたたかく迎え入れてくれました。
ああ、なんて居心地の良い会社を卒業してしまったんだろう。
この記事を書いていて、段々と実感してきました。
それでも、自分は次に進みたい。自分の興味のある方向にもっともっと邁進したい。そんな想いから、TABIPPOを卒業することになりました。
こんなに好きになれた場所は久しぶりでした。幸せだったなあ。もしかしたら、周りの人達が期待した程の結果は出せなかったかもしれないけど、最高の時間でした。
TABIPPOは、どうしても「旅」や「海外旅行」というワードを連想しますが、「人」という言葉が最もTABIPPOを表していると強く感じます。
TABIPPOの社員さん、そしてインターンの皆さん。ありがとうございました。
今でもずっと好きです。
同期のくれは(写真左端)には感謝しかないです。ありがとう。そしてひがしゅん(写真右端)、後をよろしく頼みます!
読者の皆さん。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。こんなご時世だからこそ、旅や海外の良さが少しでも伝わったら嬉しいです。
そして、それ以上にTABIPPOに関わる人々の素敵さが伝わっていたら、僕は大満足です。
ありがとうございました。旅人なので、またどこかで会えますよね。
それでは!
Hastaluego amigo!
Travel photos by Katsutake Ishii