ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

個人だけではなく、企業もSNS運用をするのが当たり前の時代。SNSを上手に活用することは、ブランドの認知拡大やファンとのコミュニケーションを活性化するだけでなく、採用活動にも役立つなど、今や欠かせないマーケティングのひとつ。

TABIPPOは、自社のSNS運用において独自の強みを活かし、効果的な戦略を展開しています。そのノウハウは公式アカウントの運用にとどまらず、他社のSNS運用を代行するほどに。

今回の記事では、TABIPPOのSNSディレクター・平野嵐さんにお話しを伺い、SNS運用のリアルな取り組みや、クライアントワークの流れの一部をご紹介します!

平野 嵐
1993年和歌山県出身。20歳のときに参加したTABIPPOのイベントに感化され、バックパッカーになることを決意。その後フィリピン留学と世界一周の旅へ。大学卒業後は専門商社を経て2018年にTABIPPOに入社。現在はコミュニティマネージャーとマーケティングディレクターを兼務。2022年に地元の和歌山に移住し、地方暮らしと旅を両立中。

「あたらしい旅」を広めるTABIPPOのSNS運用


 ー嵐さんが、現在TABIPPOで担当している業務はなんですか?

メディア事業部を担当しています。そのなかで主にTABIPPO公式のSNS運用のディレクターをしているのと、他社のSNSの運用代行も任せてもらっています。

平野

 ー具体的にどのようなSNSの運用をしているんですか?

現在TABIPPOが運用しているSNSはInstagram、X、公式LINEの3つです。ひとつのSNSの数字を伸ばしていくというよりは、それぞれのターゲットや目的にあわせて、SNSとメディアの連携を考えながら、運用しています。

平野

 ー私もTABBIPPOのInstagramを拝見させていただいているんですが、投稿の切り口が面白いですよね。企画内容はどうやって決めているんですか?

「あたらしい旅」の啓蒙・発信が大前提にあります。そのうえで、シーズンやトレンドを踏まえたコンテンツを企画しています。また、TABIPPOの最大の魅力は「人」だと思っているので、「メンバーおすすめ〇〇」といった投稿もすることで、他社との差別化を測っていますね。

平野

 ーTABIPPOの考える「あたらしい旅」とは?

旅を単なる「娯楽」としてではなく、人生や地域を豊かにするものとして捉える。それこそが、TABIPPOが提唱する「あたらしい旅」の姿です。

例えば、旅という体験を「地域」と「旅行者」が手を取り合い、物語を作りながら「共創」していく。訪れた場所は、その瞬間だけの楽しみではなく、「第2のふるさと」として、人生のなかでつながり続ける存在になる。

そんな理想の旅を、僕たち自身が「ニューノーマルトラベラー」として体現し、広げていきたいんです。

平野


ー素敵な旅の姿ですね。SNS運用もチームで行っているんですか?

はい、チームメンバーの適材適所を活かしながら運用しています。僕はディレクターとして、SNS全体の戦略や投稿の企画立案を担当していていますが、投稿内容や戦略についても、社内のメンバーと相談しながら決めています。僕自身は、課題を見つけて、それを改善していく方法を見つけるのが得意だと思ってます。

平野

ー今まで運用していて、具体的にはどのように問題を改善してきたんですか?

SNS運用では、思うように数値が伸びないこともあります。その都度、データを分析して新しい施策を試しています。

例えば、過去には「いいね」や「保存」は多いのに、フォロー数に繋がらないという課題がありました。その際、サンクスページやキャプションをターゲットが魅力に感じるようにアップデートしたり、プロフィール文を工夫したりしたことで、数値が向上したこともありました。

SNS運用では、こうした課題を把握し、継続的に改善していくサイクルを回すことがなによりも大切だと考えています。

平野

◆関連記事「株式会社TABIPPOはCIを刷新して、ミッションを「あたらしい旅をつくる」にアップデートしました。

旅好きが集まるTABIPPOだからこそ、できること

ーTABIPPO公式の他にも、他社のSNS運用の代行もされているんですね。

はい。運用代行はもともとやっていたわけではなかったんですが、TABIPPOのSNSを見て、ご依頼いただいたというのが始めたきっかけになります。

平野

ーSNS運用専門の代行会社ではないと思いますが、TABIPPOが運用する強みはなんでしょうか?

TABIPPO には学生支部やビジョンに共感して、人が集まってくれるコミュニティが多く存在します。

クライアントの多くはTABIPPOの想いに共感してくれていて、さらに学生支部の活動や、TABIPPOのコミュニティに魅力を感じて任せてくださるところがほとんどですね。

平野

多くの協賛企業と共に「#私たちは旅をやめられない」というハッシュタグを使ったコンテストをSNS上で開催
ー実際にコミュニティが強いTABIPPOだからこそできることはなんだと思いますか?

質の高い「UGC」、つまり口コミを生み出せることだと思います。

TABIPPOには旅好きでSNSのアクティブユーザーが多いコミュニティが存在するので、イベントなどで商品やサービスを紹介すると、実際にメンバーに使ってもらえるだけでなく、感想が自然とSNSに投稿されていきます。そうやって質の高い口コミが生まれ、SNS上でどんどん広がっていきます。

こうした流れを生み出せるのは、旅好きの熱量が高いTABIPPOだからこそできることなんです。

平野

ーまさに、ファンが定着しているTABIPPOだからこそ、リアルな声をSNSを使うことでより多くの人に届けていけるんですね。

「リード」ではなく「共創」をするTABBIPOのクライアントワーク

ークライアントワークをする際に気をつけていることはありますか?

TABIPPOが実現していきたい「あたらしい旅」の世界観をきっちり伝えるようにしています。そのうえで、まずクライアントの全体的な方向性をヒアリングし、SNSを単体で考えるのではなく、それぞれのSNSの役割を整理したうえで最適な活用方法を提案することからスタートしています。

なので、SNS代行の業務をまるっとお願いされているというよりは、定期的にコミュニケーションをとりながら、進めているという感じですね。

平野

ーSNSひとつをどうにかしようというのではなく、もっと広い視野からSNSを見るようにしているんですね。

そうですね。SNSはあくまで叶えたいビジョンや世界観のためにするもののひとつであるというのは大切にお話ししていますね。実際にSNSから始まって、もっと広がる例も多くて、インフルエンサーの方とタイアップしたり、TABIPPOの学生支部と新しい施策やイベントをやってみたりすることもあります。

そういうSNS運用にとどまらない幅広いマーケティング手法を使っていけるのが、TABIPPOの強みだと思っています。

平野

TABIPPOが学生向けに主催したキャンペーンの一例

TABIPPOが描く、SNS活用の次なるステップ

ー今後TABIPPOとしてSNSを活用した展望はありますか?

自社のSNS運用に力を入れるのはもちろん、運用代行にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。「あたらしい旅」を発信するという共通の目的のもと、より多くのクライアントと繋がり、SNSを通じて新しい価値を共創していきたいですね。

そのためには、まず人員を強化し、自社の発信力をさらに高めることが必要だと思っています。現時点ではそれが僕たちにとって、もっとも注力すべきことだと考えています。

平野

「あたらしい旅」の発信が実現するその先の世界


TABIPPOのSNS運用は、「あたらしい旅」というコンセプトを軸に、ターゲットに合わせた運用戦略を展開しています。また、コミュニティを大切にしてきたからこそ、SNSの活用を最大化できるという強みを持っています。

価値観が多様化し、オンラインで共感できる人と簡単につながれる今の時代。 だからこそ、SNSやコミュニティを活用したマーケティングの重要性は、これからさらに高まっていくでしょう。

これからもTABIPPOは、「あたらしい旅」のコンセプトをさらに広げ、SNSを通じて人々に新たな発見や体験を提供しつづけます。TABIPPOが発信していく「あたらしい旅」の姿を、ぜひチェックしてくださいね。

Photos by TABIPPO

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ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

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