笹まい 台湾好きライター。タピオカミルクティーは正義。

大学時代に中国語を専攻し、6カ月間台湾に留学。 タピオカミルクティーが好きすぎて、毎日飲んだら6カ月で5㎏太りました。 台湾を中心にアジア圏の魅力を伝えられればと思います!

嘉義公園は歴史と自然たっぷり味わえる

1910年の日本統治時代に造られた歴史ある公園です。公園の総面積は268,000平方メートル(東京ドーム約6個分)と広く、嘉義植物園、孔子廟、史蹟資料館、嘉義市立棒球場(野球場)など、見所がたくさんある観光地となっています。

かつては嘉義神社も存在していましたが、残念ながら1994年に焼失。しかし、現在神社の跡地は「射日塔」という展望台に生まれ変わり、市民の方から愛され続けています。

 

射日塔

photo by PIXTA

先ほど紹介した、嘉義神社の跡地に建てられた展望台です。高さが62メートルもあり、嘉義公園の象徴でもあります。嘉義内にある阿里山の神木をイメージしたデザインで、外壁のアルミの模様は、神木の外皮を表現しているそう。

射日塔の中に入ることもでき、10階と11階の最上階は嘉儀市内を360度見渡すことが出来る、ビュースポットなっています。朝と夕方で見える景色が変わるので、日中の青空が澄み渡る嘉義と夕焼けに包まれる嘉義、それぞれをぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

史蹟資料館

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先ほども紹介した通り、1994年に嘉義神社自体は残念ながら焼失してしまっていますが、神社を管理していた社務所と齋館は残っており、歴史資料館として生まれ変わりました。

この資料館では、嘉義の歴史や文化についての資料をはじめ、日本統治時代に実際に使用されていた日本語の教科書や、国軍病院の医療用品が展示されています。

館内も室町時代から近世にかけて完成されたと言われる「書院造り」の構造となっており、日本特有の奥ゆかしさを感じられる場所です。

 

嘉義市立棒球場(野球場)

photo by 笹まい

公園の横には1918年に建てられた長い歴史を持つ野球場もあります。ちなみに「棒球」は中国語の野球。台湾では野球は人気スポーツの一つで、定期的に日台交流試合も行われています。

photo by 笹まい

私が行った時は残念ながら外からしか球場内を見られませんでした……。タイミングが合えば、無料で試合を見ることができるので、嘉義公園に行ったら野球場にも寄ってみることをおすすめします!

■詳細情報
・名称:嘉儀公園
・住所:嘉義市公園街46号
・地図:

・アクセス:台湾鉄道「嘉義」駅から、タクシーで約10分、バス「嘉義公園」前下車で約30分、
・営業時間:公園内は24時間オープン、射日塔は水曜日~金曜日9:00~17:00、土日9:00~21:00、史蹟資料館は火曜日~土曜日で9:00~17:00。
・定休日:公園内年中無休、射日塔は月・火曜日、史蹟資料館は月曜日
・電話番号: (05)278-9242

 

嘉儀グルメの定番!鶏肉飯(ジーローファン)

台湾といえば、安くて美味しいグルメですよね。ご飯ものだと「魯肉飯(ルーローファン)」という豚バラ肉を甘く煮た、掛けご飯を思い浮かべる方も多いと思いますが、嘉義では鶏肉を煮込んだ「鶏肉飯(ジーローファン)」が定番!

嘉義内でも有名な「劉里長雞肉飯」は鶏肉飯が、とても美味しいんです。お店ごとにこだわりの味付けを感じられるのが台湾料理の醍醐味ですが、この店舗の鶏肉飯は他の店舗よりも味がたっぷり染み込んでいるのが特徴的。

photo by 笹まい

自分を含め友人4人と行ったので、鶏肉飯以外にも臭豆腐など台湾名物をシェアしました!

photo by 笹まい

この店舗は人気店なので常に人混みでごった返していますが、店前の長蛇の列は順番待ちでなくてお会計待ちです。そのため店内で食べる時は「內用單(イートイン)」の伝票を取って、席を確保してから店員に注文すればOK!

帰りの電車や新幹線で食べたい方は外帶單(テイクアウト)の伝票に食べたい物を書き込んで、店員の方に伝票を渡すと持ち帰り用を用意してくれますよ。

■詳細情報
・名称:劉里長雞肉飯
・住所:嘉義市公明路197号
・地図:

・アクセス:台湾鉄道「嘉義」駅より徒歩約20分
・営業時間:7時00分~14時30分 17時00分~19時30分
・電話番号: (05)222-7669

 

台北から嘉義へのアクセス

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台北から嘉義へ行く方法は高鐵(新幹線)、台湾鉄道、バスの3つです。おすすめは観光地の近くに着く台湾鉄道もしくはバスの利用で、台北からは約3時間半で着きます。

一番早くて快適なのは高鐵ですが、台湾鉄道とは異なる高鐵用の駅に着き、観光地から15㎞ほど離れた場所になるので注意が必要です。

 

台北からの所要時間

高鐵を利用の場合、台北駅から嘉儀駅までは約1時間30分。台湾鉄道を利用の場合、莒光号(各停)で約4時間50分、自強号(急行)で約3時間30分。バスを利用の場合、台北駅から徒歩圏内の「台北轉運站(バスターミナル)」からの乗車で約3時間30分です。

スケジュールや予算に合う方法で移動しましょう。

 

嘉義は自然溢れ、長い歴史を感じられる場所

嘉儀は日本と台湾の歴史を感じさせてくれる場所。日本人でも意外と知らない歴史がたくさん詰まっているので、行ってみると新たな発見がたくさんあります。

また、普段の生活の中でずっとパソコンやスマートフォンとにらめっこして、自然を感じることを忘れている方も多いのではないでしょうか?そんな方にこそ、自然溢れる嘉義観光をおすすめします。

自然の豊かさと第二の故郷のような温かさを感じる唯一無二の空間が、心を癒してくれること間違いありません。ぜひ台北からちょっと足を延ばして、嘉義に足を運んでみてくださいね。

笹まい 台湾好きライター。タピオカミルクティーは正義。

大学時代に中国語を専攻し、6カ月間台湾に留学。 タピオカミルクティーが好きすぎて、毎日飲んだら6カ月で5㎏太りました。 台湾を中心にアジア圏の魅力を伝えられればと思います!

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