テンプル教会の内部
photo by Satomi
小さい木造の扉を開けて入ると、右手には小さいながらも開放的な礼拝堂部分が広がります。
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そして左手、外側から見たら円形部分にあたる箇所の床には、騎士達の肖像墓が横たわっています。
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名前が分かっている騎士もあり、これはもし夜に入ったら相当怖そうです…(実際は16時には閉まります)
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小説「ダ・ヴィンチ・コード」の中で、主人公の二人は入手した暗号をたどりこのテンプル教会に行きつきます。
「In London lies a knight a Pope interred/教皇(Pope)が葬った騎士(ナイト)がロンドンに眠る」
まだ映画を観ていない方もいるかと思うのですが、このテンプル教会でのシーンは本当に手に汗握るシーンです!これからロンドンに行く予定があり、もしこのテンプル教会を訪問する際は是非一度映画を観てから訪れていただければと思います。
テンプル教会の周辺スポット
王立裁判所
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前述した「妙に豪華な建物」はこの王立裁判所です。1882年ヴィクトリア女王によって開かれた王立の裁判所で、英国の最高裁判所にあたります。今でも毎日のように裁判が行われています。
14歳以上であれば敷地には誰でも入れ、更に入り口に「in camera」「in private」と掲げられていなければ、自由に裁判を傍聴することも可能です。
TWININGS本店
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テンプル駅からテンプル教会へ行く途中に、英国王室御用達の紅茶専門店「TWININGS/トワ
イニング」の本店があります。
トワイニング社は1706年に、トーマス・トワイニングがコーヒハウスをオープンした時から歴史が始まります。1800年代に入ると、当時の海軍大臣を務めていたグレイ伯爵が、中国からのお土産として伝わった紅茶を大変気に入り、トワイニング社に味や香りを再現したブレンドティーを発注します。
この一件からこの紅茶は、彼の名前を取り「アール グレイ」と呼ばれるようになりました。
紅茶の輸入権を独占し、大英帝国の繁栄を築いたヴィクトリア女王は自ら「4時のお茶」の習慣を始めます。この時代には珍しく「恋愛結婚」で結ばれた、従兄弟で旦那様のアルバートと楽しんでいたのでしょうか…
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今まで上流階級だけの楽しみだった紅茶は、次第に中産階級や労働者階級に広がり、国民的な飲み物となります。1837年、イギリス王室はトワイニング社に王室御用達を授けました。
店内は紅茶の良い香りが広がり、ティーバックを始め、リーフティー、緑茶なども売っています。トワイニング社を代表するフレーバーの詰め合わせなどもあり、紅茶好きにはたまらないスポットです。
私はトワイニング社のアールグレイと、レディグレイのフーレーバーが大好きです。
ロンドン最古の歴史を堪能
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テンプル教会周辺は、ロンドンの観光スポットからは少し離れています。しかしその歴史の深さはロンドン1です!
少し足を伸ばして、ロンドンのミステリアスな空間に足を伸ばしてみませんか?