世界にある仏教遺跡は日本での仏教のイメージとは違って、随分と芸術的で、艶やかな色合いや建物の美しさ、驚くようなデザインに、一度は見に行ってみたい!と思う女性も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、世界三大仏教遺跡と呼ばれるアンコールワット、パガン、ボロブドゥールをご紹介します。
カンボジアの巨大仏教遺跡群、アンコールワット
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世界遺産として有名なのが、カンボジアにあるアンコールワットとそのすぐ側のアンコールトムです。アンコールワットをつくったクメール王朝は9世紀から600年栄え、歴代の王はヒンズー教を支持してきましたが、仏教とも融合し、仏教色の強い遺跡が多くあります。
アンコールトムは、クメール王朝最盛期の時に、これまでの王と違い仏教を支持したジャヤーヴァルマン7世によって作られた仏教遺跡群です。
アンコールワットに行くには最寄りの空港、シェムリアップ空港まで飛行機を乗り継いで行くか、バンコクまで飛行機で行き、カンボジア国境までバスか電車、その後、車という旅程があります。
後者の方が金額的には安くあがりますが、旅慣れした人向けかもしれません。
今でも信仰が続く、パガン遺跡
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隠れた世界遺産として有名なのが、ミャンマーのパガン遺跡です。ここはミャンマーが昔、軍事政権であったことや、未だに徳を摘むためにパガン遺跡に寄進し寺院の修復が行われているという事実から世界遺産への登録が見送られている場所です。
そんな生きる遺跡であるパガンは11世紀から13世紀にかけて栄えた仏教王国、パガン王朝によるもので、黄金の仏像や大小3000にも及ぶ仏塔が圧巻です。