夏風邪というのもあり、しばらくその症状は続きました。てやんでい。
時間に余裕のある方、祭りの翌日はおとなしくゆっくりできるスケジュールと、部屋の確保をしておくことを全力で勧めます。
4.真っ黒な手とかかとの汚れが…
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私はスペインに入るまで、ブラジルで農業生活を送って土と共に暮らし、こよなくビーサンを愛好していました。
そんなおかげか、どうやら私は一般的な日本人女子よりも皮膚が随分分厚くなっていました。更には水分量が減ってカサカサになっていたこともあり、皮膚の奥まで汚れが染みて黒ずみまで。
お風呂で石鹸をつけてこすっても湯船に浸かってもそれが取れず、仕方なくそのまま過ごしていました。
それがトマティーナでトマトの海に身を投じたことで一変。
祭り後には気になる汚れが一気に消えて真っ白ツルツルに。トマトって汚れも取る力があるのか。なんてニヤニヤ。あぁトマトさん、ありがとう。
因みに、日本へ帰国してからビーサンを履かなくなったからか、かかとも絶好調です。
5.結果、トマ人に変身しました。
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祭りを終えた後、しばらくは頭や耳、鼻の穴からトマトのかけらが出続けました。トマトを身にまとって放つ私。トマトと人が一体になった「トマ人」に変身したのです!
トマ人は全身からトマトを振りまくことが出来る兵。部屋のそこらじゅうにトマトを散らし、朝起きたら白いシーツの枕がトマト模様に仕立てることが出来るんです。タオルもトマトの香りたっぷり染み渡らせる。
祭りが終わっても世の日常にトマトを蔓延らせるトマ人。間違いなくトマト界のヒーローですね。そんなトマ人になれたこと、誇りに思っています。
職業トマ人でしたって名乗ろうかな…
しかし、トマ人の変身効果が切れてきて、忘れた頃に耳の穴からトマトの皮…あの時の絶句ったら、今でも忘れられません…
いかがですか、トマティーナというカオスな祭
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トマティーナによる事後被害(?)はありましたが、この結果も含めて祭りの良い思い出であることに違いありません。だってトマ人になれたんですから。それだけで、もう言うことありません。
…はい、この辺にしておきます。
何とて、カオスな祭り後もしばらくしつこくトマトの余韻に浸らせてくれるトマティーナは、世界に誇る祭りであることに違いないでしょう。
ちなみに、終わった直後はしばらくトマトいらない!って言っていたのですが、翌日のお昼にたっぷり食べました。美味しいですもんね、トマト。