ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

留学だけじゃ物足りない、留学しながらインターンシップも体験してみたい。そんな意識の高い方も多いのではないでしょうか?

でも、実は私、そんなこと留学に行く前までは考えてなどいなかったのです。ただ、留学したらいろんなことにチャレンジしたい!友達100人作るんだ!そんな野望は持っていました。

今回はそんな私が、アメリカでインターンシップをするまで、そして、そのとき気付いたことをお話ししたいと思います。

留学しようかな、インターンシップしようかな、そんなことを考えている方の参考になれば幸いです。

 

インターンシップをしようと決意した理由は「帰りたくないから」

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私が留学していたのは、アメリカのカリフォルニア州の州立大学でした。「観光学」をメインにいくつかの授業を受講していると、夏が近づくにつれ、生徒や教授から、こんな声が聞こえるようになりました。

”この夏インターンシップ考えてる人、相談に乗るからね” ”インターンもう決めた?” ”決まったんだ!すごいじゃん!”

どうやら、アメリカの大学では卒業後の就職へ向けて夏休みにインターンシップに応募して、就職活動に役立てるというのが通例の模様。

そこで、無知で無謀な小さな日本人が思います。

 

「それって、わたしにもできるんかな?まだ帰国したくないし、丁度よくない?」

 

行動力だけには自信のあるわたしですから、早速、人の良さそうな教授の元へ、駆け寄ります。

”わたしも、インターンやりたいです!留学生だけど、夏休みはアメリカにいますから!航空会社とか、ホテルとか…っていうか、できますかね?”

優しい教授は笑顔で答えます。

”ははは、そうかね。できるんじゃないかな。航空会社とホテルね。後でリストをメールしておくから、応募してみなさい”

この時ばかりではありませんが、海外で自己主張することは本当に大事だと思いました。だって、それだけで大きなチャンスを引き寄せるのですから!

そんなワケで、インターンを決意した理由、「ノリ」といっても過言ではないでしょう。就職活動のため、という理由は後付けになってしまいました。

 

人生で一番緊張した面接

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心優しい教授から送られてきたリストを開いてみるとびっくりです。

サウスウエスト航空、マリオットホテル、ホリデーイン、、なんと大手の名前ばかりです。あの教授こんなにコネクションを持っていたとは。

早速、アメリカ人の友人に助けられながら準備を始めます。応募の仕方、英文履歴書の書き方、スーツっぽい服装の準備…。半分くらい準備が整ったところで、マリオットホテルの面接を受けさせてもらえることになりました。

いざ面接当日、担当者を尋ねると、なんともまぁ厳しそうなお顔の紳士が登場。そこで、気づきます。

「あれ、わたし、面接の練習してない…」

そうなんです、期末試験と履歴書の準備に気を取られ、面接の練習してなかったー!

どうしてホテルで働きたいのか?どうしてフロントが良いのか?約1時間くらいだったと思いますが、面接の内容は緊張しすぎて覚えていないほどです。もちろん、初めての英語面接。

”OK、じゃあ平日に来てもらおう、無給だから、勉強するつもりでね。では来週の月曜日から、よろしくね。頑張って!”

”はい!ありがとうございます!”

硬く握手を交わしたわたし。”あ、あれ?受かった??”

こんなにその場で決まるなんて思ってなかったわたしは、軽く放心状態。

準備不足のぶっつけ本番の面接で、それでも合格をいただけたのは、面接中「笑顔だけは絶やさないように」心がけたおかげかもしれません。

 

英語を使って「働く」ということ

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そんな勢いで合格してしまったわたし。しかも超有名ホテル、そこの花形ともいえる、フロントデスクへの配属です。

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Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

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