6. 日本のガイドブックには載ってない必見の博物館「メモリアル博物館」
Photo by 新田浩之
日本のガイドブックには紹介されていませんが、ぜひこの博物館を訪れてください。その博物館とはメモリアル博物館(Prison on Lontskogo, National Museum and Memorial to the Victims of Occupation)です。
この博物館はソ連崩壊まで刑務所として利用されていました。リヴィウはウクライナの中で最もソ連に対して抵抗した街。多くの人々が捕らえられ、この刑務所で亡くなりました。
使用されていた当時の姿のままで保存されているので、恐怖を感じます。ここでは、収容者の人生を破壊する行為が行われていたのです。博物館のスタッフが淡々と説明してくれましたが、言葉にすることもできませんでした。
二階にはソビエト連邦当時の華やかなプロパガンダのポスターが貼られています。スタッフは言いました「ここに貼られているポスターは全て嘘です!」と。ウクライナで一番、印象に残る博物館でした。
・名称:メモリアル博物館(Prison on Lontskogo, National Museum and Memorial to the Victims of Occupation)
・住所:S. Bandery St., 1, Lviv, ウクライナ
・アクセス:1系統の路面電車でMain Post Office電停下車、徒歩5分
・営業時間:10:00~19:00
・電話番号:+380 32 247 42 20
・所要時間:1時間30分
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.lonckoho.lviv.ua/
7. ウクライナ人の優しさを感じられるスポット「路面電車」
Photo by 新田浩之
中央駅から路面電車の1系統に乗ると、リノック広場に出られます。路面電車の多くがチェコのタトラ社で製造された「タトラカー」です。
さて、リヴィウの路面電車のおもしろいところは切符の買い方。切符は運転手から購入します。購入の際、運転室の窓ガラスにある小さな箱にお金を入れ、運転手側に押し倒します。すると、運転手は箱に切符を入れ、こちらに押し倒してくれます。
受け取った切符は刻印機ではなくパンチで穴を開けます。ものすごくアナログですが、どこかほのぼのとした光景なのです。
そして、極めつけはバケツリレーならぬ切符リレー。後方の人からバケツリレーの感覚でお金を運転手まで渡します。同じ要領で、今度は前から切符を後ろに渡していきます。
なお、車内では英語放送が流れますのでご安心を。
日本では見られないどこか「ホッ」とする光景です。ぜひ、路面電車に乗ってみてください。
8.ドミニカ聖堂
リヴィウに来たら、ほとんどの人が訪れるであろうドミニカ教会。18世紀に再建された美しいバロック様式の教会で、内装は幻想的なロココ様式となっており、ぜひ訪れたい観光スポットです。
・名称:ドミニカ聖堂
・住所:Muzeina Square, 1, L’viv, Lviv Oblast,
・公式サイトURL:https://townske.com/place/7717/church-of-the-holy-communion
9.薬局博物館
薬局博物館は、1735年に創業したリヴィウ最古の薬局で、リノック広場の北東の角に位置しています。内部は博物館として利用されており、古い時代の製薬機械や様々な薬草などが展示されています。
・名称:薬局博物館
・住所:Stavropihiiska Street, 3, L’viv, Lviv Oblast
・公式サイトURL:https://discover-ukraine.info/places/western-ukraine/lviv/816
10.市庁舎
世界遺産であるリヴィウ歴史地区の中心・リノック広場にある市庁舎。最上階にはリヴィウの市街地が一望できる展望台があり、美しい街並みを360度のパノラマビューで見渡すことできます。
・名称:市庁舎
・住所:L’viv, Lviv Oblast
・公式サイトURL:https://discover-ukraine.info/places/western-ukraine/lviv/75
まとめ
いかがでしたか。単純にリヴィウはとても美しい街です。「埋もれた宝石」と言われているぐらいですから。歴史を少しでも知っていると「宝石」がより輝いて見えるはず。ぜひ、あなたもリヴィウで宝探しをしてみませんか。