古代ギリシャのポリスと、周辺の農業領域の当時の姿を今に伝えている点が評価され、世界文化遺産に登録されました。
カルパチア山地のブナ原生林(ウクライナ側)
スロバキアとウクライナに共同登録されている世界自然遺産です。カルパティア山地に広がる世界最大のブナの原生地域であり、ナラ、ボダイジュ、カエデ、モミの木など異なる種類の木が生える混合林もみられます。
古代より現在にかけても進化を続ける原始の姿を残した原生ブナ林は、陸上生態系の生物学の研究に不可欠となっています。
ブコビナ地方とダルメティア地方の都市住居
ウクライナの西南部、チェルニウツィ州にある複合施設で、1864年から1882年にかけてチェコの建築家によって建設されました。
神学校や修道院、そしてドーム型の屋根が特徴的な教会などの宗教的建築物で構成されています。19世紀における歴史主義建築の代表例として評価され、2011年に世界文化遺産に登録されました。
シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群(ウクライナ内)
ドイツ系ロシア人の天文学者であるフリードリヒを中心に、ノルウェーにある世界最北の町ハンメルフェストから国会のイズマイルまでの間を計測するために設置された三角観測地点群です。
約40年もの歳月をかけて設置され、最初はスウェーデンとノルウェーにまたがっているだけだったものが、現在は10カ国にもまたがっており、そのうちウクライナにあるものです。科学史においての価値を評価され、世界文化遺産に登録されました。
まとめ
いかがだったでしょうか。2015年8月時点では外務省によると、ルハンスク州、ドネツク州、クリミア自治国にレベル3の危険情報が発令されています。旅行を計画中の方は、くれぐれも事前の情報収集と無理はしないようにしてくださいね。