どうしても行きたかったクラシックの本場
それがここ、ドヴォルザークホール。密かにクラシックの本場で音を生で体験したかった私は、コンサートを聴きたかったのですがスケジュール的に難しく、それならばせめてホールをこの目で見て見たい!とチェコ観光局の方にお願いしていました。
このホールは、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地としても有名。なのですが、ヨーロッパのコンサートホールの中で最古のもののひとつでもあるんです。
さらにホールの名前からもわかるように、教科書でしか見たことのないあのドヴォルザークが、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の最初の演奏会でタクトをふっています。
ドヴォルザークが指揮をしたホールに足を踏み入れるなんて……館内に入る前から緊張と感動で震えが止まらない私。このホールを管理する方に挨拶するときには、涙が溢れて何を言ったのかも記憶にもありません。
失礼がなかったのなら良いのですが……それほど貴重で特別な時間。それを設けてもらいいざ、中へ。
拝啓、ドヴォルザーク様。
と思いを綴りたくなるほどに重厚感あふれ、美しく、決して派手ではないけれど華やかさを持ち合わせたホール。私の語彙力ではこの素晴らしさの表現はできない、それほどに素晴らしい空間でした。
この日ちょうどチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の収録があったようで舞台上にはまだ楽譜や楽器が残されていました。「舞台にも上がって良いですよ」と促され「ええええええほほほほほほ本当にいいいいい良いんですか⁉︎」とまともに会話すらできない状況で上がらせてもらいました。
譜面台の上の楽譜はチャイコフスキー交響曲第5番。そして端の方にコントラバス。
もしかしたら行きの飛行機で見たあのコントラバス(リトミシュル編参照)かもしれないと思うと、再び私の脳内では運命を感じざるを得ないのでした。いつかここで生の演奏を聴くのが夢です。
映画の舞台にもなった音楽堂
プラハにはもう一つ有名で行くべき価値のある音楽堂があります。スメタナホールの名で知られる市民会館です。ここは日本で有名なあの映画、のだめカンタービレのロケ地にもなっているんですよ。
私は時間の都合で中に入ることはできませんでしたが、市民が気軽にクラシックを聞けるホールとして、チケットもそこまで高くないですし、ドレスコードもないことが多いので次にプラハに旅した時はぜひここでも生の演奏を聴いてみたいと思います。
気がつけば、プラハの街に夜が訪れようとしています。マジックアワーの時間にモルダウ川のほとりにはたくさんの白鳥がいました。美しい街、美しい空、真っ白な白鳥、私のメルヘンスイッチが全開です。
プラハは見所がありすぎてまだまだ書ききれません。この続きは次回へ持ち越しです!
All photo by wacamera
いよいよ次は第五弾、プラハ続編とこの旅の最後の地、ピルゼン編をまとめてお届けいたします!お楽しみに!
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