皆さん、ワインは好きですか?ビールのように気軽に乾杯!というよりも、素敵なレストランでお祝いや記念日に飲むようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
そしてワイナリーもワインの知識がないと行っても楽しめないと思う人もいるかもしれません。私も以前まではそのように思っていました。今回はワインを飲む人もそうでない人もワイナリーを訪れる旅の楽しさ、楽しむコツについて、お伝えしたいと思います。
ワイナリーってそもそもどんなところ?
ワイナリーとは、簡単に言えばワインをつくっている場所です。ワイナリーでできることは大きく分けて以下の3つ。
2、ワインのテイスティング
3、ワインの購入
ただし、ワイナリーでこれら全てを体験できるわけではありません。ワイナリーの規模はさまざまで、観光客のために見学施設を設けた規模が大きいワイナリーから、家族で営んでいる小さなワイナリーもあるため、規模によっては体験できないこともあります。
どちらのワイナリーもそれぞれ行くメリット、魅力がありますので皆さんが何を見たいのか、どんな目的かでワイナリーを巡るかによって決めることをおすすめします。
ワイナリーがある場所は自然に囲まれているので自然のパワーを感じ、リフレッシュするにはおすすめの旅先です!
ツアーは絶対参加したい!有名ワイナリーに行く楽しさ
ワインのことを少しでも知りたい!と思う人は、ツアーに参加するのがおすすめです。私はソムリエの資格を取得してから、初めてワイナリーのツアーや博物館にいきました。
その時に、百聞は一見にしかずとはまさにこのこと!と思うほど、ツアーに実際参加して使用する道具や醸造施設をプロの説明を聞きながら見学している方が理解が早かったです。
ぶどうが育った土壌がそれぞれ違うのでどのような土壌なのか、土や石を実際に展示していたり説明してくれるワイナリーもあります。
海外のワイナリーに行く際、英語が分からなくても音声ガイドで日本語を用意しているワイナリーや、日本語のツアーも旅行会社によっては組んでいるので安心です。
モエシャンのワイナリーに潜入!
日本でよく目にする有名なシャンパンのひとつに、モエ・エ・シャンドン通称「モエシャン」がありますね。名前だけは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
スーパーでも良く見かけますが、こちらはフランスのシャンパーニュという地域にワイナリーを構えています。ちなみに、意外と誤解されている事実として、シャンパンとはスパークリングワイン全てを指し示す言葉ではなく、シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけを「シャンパン」と呼ぶことができます。
こちらのワイナリーに訪れたときのことを少しご紹介したいと思います。
WEBサイトからワイナリーツアーの予約ができ、外国人向けツアーは全て英語で説明してくれました。私を含めて8人がこの日はツアーに参加していましたが、私のようなワインオタクもいれば、せっかくフランスに来たから!と観光の一環として参加している人もいました。
地下には長いワイン作りの歴史を感じる空間が広がっており、シャンパンが貯蔵されていました。実際に市場に出る前に地下で寝かしている何千本ものワインを見ることができ、想像以上に広くてビックリです!
モエ・エ・シャンドンのワインづくりへの想いや、シャンパンの説明を聞いた後は、テイスティングのためだけに作られた立派なテイスティングルームに行きシャンパンを飲んでツアー終了です。
ツアー終了後はワインやモエ・エ・シャンドンのオリジナルワイングラスやグッズを購入できるショップへと進んで行きます。丁寧で細かい説明、立派な施設、歴史的な貯蔵庫やモエ・エ・シャンドンの歴史、まるで博物館と美術館が融合したかのような空間でした。
ワインのことを一切分からなくても、モエ・エ・シャンドンの歴史やワインを作られる工程を実際に見ると、とても勉強になります。そして、その歴史を知った上で実際にその場でシャンパンを頂くのはまた格別な気がします。
このように、大きな施設を構えたワイナリーを訪れると初心者でも博物館感覚で楽しむことができ、写真映えするような素敵なテイスティングルームや歴史を感じる建物も見ることができます。
・名称:Moët & Chandon
・住所:4 Rue Pupin, 51200 Épernay, フランス
・地図:
・定休日:時期によって異なるため公式サイトで確認
・料金:ツアーによって異なる(25ユーロ〜)
・所要時間:約2時間
・オススメの時期:春~夏にかけて
・公式サイトURL:https://www.moet.com/ja-jp