先ごろ、長崎の軍艦島が世界遺産に登録されたのは記憶に新しい方も多いでしょう。もう行ってみた、という方も多いのではないでしょうか。
日本にはまだまだ世界遺産登録を心待ちにしている場所が数多くありますし、それは世界各国でも同じです。世界には、世界遺産登録を待っている絶景が数多く存在しています。
今回は、いまだ世界遺産登録がなされていないものの、世界遺産の有力候補として挙げられている絶景の数々を紹介していきたいと思います。
世界遺産として大々的に日の目を見る前に、ひっそりと訪問してしまうのも良いかもしれませんよ。
西コーカサス山脈(ロシア)
ロシアの世界遺産候補である「西コーカサス山脈」は、その広大かつ雄大な自然が絶景を生み出しているポイントです。
すでに一部は世界遺産に登録されているものの、2016年にはさらに広い範囲の登録を目指して再度議論がなされることとなりました。
馬などの野生動物も数多く生息しており、その山脈の雄大さには圧倒されること間違いなしでしょう。
レビジャヒヘド諸島(メキシコ)
メキシコ湾に浮かぶレビジャヒヘド諸島は、島の景観以上に海が大変美しいことで知られています。こちらも2016年の世界遺産入りを目指しているスポットです。
その海の美しさからダイビングのメッカとしても大変栄えており、様々な海洋生物の生態を観察することができる場所としても知られています。美しい南の島の景観を存分に楽しむことができる、大変おすすめの島々です。
金門戦地文化(台湾)
台湾初の世界遺産入りを目指す金門戦地文化は、中国大陸に最も近い台湾の一部、金門島内にある要塞の跡地です。
国共内戦の最前線として要塞化されたこの島は、緊張の緩和後も、中国大陸と台湾との玄関口として大変重要な役割を果たしてきました。
緊張が高まっていた頃は要塞化されていたために、島内には数々の砲台などが残されており、独特の景観が広がっています。特に、花こう岩をくりぬいて作られた「翟山坑道」は、幻想的な観光スポットとして人気を集めています。