ドイツでは中にマスタードを詰めたりして、いたずらに使うこともあるようですよ。本場ではスイーツとして食べられることが多いのですが、販売されているのは主にパン屋さんです。
見た目も味も日本人にはなじみ深いものですが、本場で食べると中のジャムの濃厚さや、生地のもちもち感が違うそうですよ!
スペイン ポルボロン(Polvoron)
スペインのアンダルシアで食べられている、伝統的なスイーツ。お祝いの時に食べられるもので、クリスマスの時期などには必ずと言っていいほど、どこの家庭にも用意されます。
見た目はクッキーのようですが、しっとり感があり、口に入れるとアーモンドとシナモンが香り、ほろほろになります。簡単に手でも固めることのできますので、買ってきてバラバラになっている時は、包みの上からぎゅっと握って形を整えてから出します。
修道院や町のお菓子屋さんで、ひとつずつキャンディーのように包装をされて販売されています。
ポルトガル パン・デ・ロー(Pão-de-ló)
カステラの元となったとも言われ、クリスマスやイースターの時期に食べられる、伝統的なスイーツです。
卵と小麦粉と砂糖を合わせて焼き上げているのですが、卵の風味を活かす為に、小麦粉はほんの少ししか使いません。新鮮な卵を使い、半熟の状態でトロトロの食感を楽しみながら食べることも多く、中からとろけ出してくる生地が、とても珍しい食感です。
日本のカステラのように四角い型で作られるのではなく、丸型で焼かれることが多いスイーツです。
ベルギー キュベルトン(CUBERDONS)
フランダース地方で食べられているスイーツで、「鼻」を意味しています。
本来はフランボワーズを入れた紫色のグミ状のコンフィズリーのものが主流でしたが、今は様々なフルーツシロップが入れられ、見た目もカラフルになっています。外が渇いて固くなる前に食べるのが、美味しい食べ方だとされています。
昔から作られている国民的なスイーツですが、その製法はきちんと残されておらず、本場ベルギーでも限られたメーカーでしか販売されていません。また、作るのに沢山の工程を必要とし、手間もかかりますので、他の国では作ることが難しいのも特徴です。
お土産用としても販売されていますので、旅行の際には是非購入したいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
美味しそうなものから、味の想像ができないものまで・・・世界にはまだまだ日本人には知られていないスイーツが沢山ありますね。
自宅で作れそうなものもありますが、機会があれば、本場でも食べてみたいですね。