もうすぐクリスマス。クリスマスと言えば、雪が舞い降る中でクリスマスツリーとイルミネーションがキラキラしているイメージですよね。
でも、そんな寒いクリスマスだけじゃなく、雪が降らない南半球でもクリスマスはやってきます。日本には馴染みの薄い、そんな南半球のクリスマスも合わせて世界のクリスマス事情をご紹介します。
水上スキーに乗ったサンタさんと海で遊ぼう 「オーストラリア」
オーストラリアのクリスマスシーズンは夏ど真ん中!海辺に行くと、トナカイ代わりに水上スキーに乗ったサンタさんに出会います。
クリスマスシーズンは昼間は水着でビーチへ繰り出し浜辺でバーベキュー。夜には満点の星空の下で行われるライブへ。といったアウトドアでの楽しみが目白押しです。
クリスマスの食材は真夏なので、コールドミートが多く、ターキー、チキン、ハム、えび、ほたてなどがごちそうとして並びます。デザートは、クリスマスプディング(ドライフルーツたっぷりのケーキ)、パブロバ(オーストラリアのケーキ)が一般的です。
イブは会社でクリスマスパーティー 「ブラジル」
クリスマスイブにパーティーを開くのは同じですが、ブラジルでは会社で開かれることが多いのです。午前中ちょっとだけ働いて、午後からは会社でパーティを開きます。ブラジルではこのパーティのことを「フェスタ」といいます。
イブの夕方からは各々の自宅で開かれます。ブラジルは移民の国だけであって、特に家族の絆を大事にする傾向があります。日本のお正月のように、祖父母、伯父叔母、従兄妹などが一堂に会すことも珍しくありません。
イスラム教国でもクリスマスはワクワク・ドキドキ 「ドバイ」
イスラム教国であり、1年で雨すら僅かしか降らないドバイにはもちろん雪も降りません。
そんなドバイでもクリスマスの季節になると、街のショッピングモールが装飾やイルミネーションが飾られてクリスマスモードになります。
アラブの民族衣装を着た人たちがクリスマス装飾を前に写真を撮る姿は、まさにドバイならではの独特なクリスマスの光景です。ドバイのクリスマスは商業的な意味合いが強いけど、宗教が違ってもクリスマスを楽しむ気持ちは万国共通です。
圧倒的な存在感のロックフェラーセンター 「ニューヨーク」
世界的にも有名なニューヨークロックフェラーセンターのクリスマスツリー。実際現地で見るとその存在感は圧巻で、日本のそれとはやはり規模が違います。
恒例のクリスマス限定の演目が上映されたり、屋外アイススケート場もオープンして街中の雰囲気が一気に盛り上がります。ホリデーマーケットもあちこちで開催され、この季節向けに特別にライトアップされたお店や家のイルミネーションが楽しめます。
各家庭では、本物の木を使ったクリスマスツリーを飾り、クリスマスカードの交換・プレゼント交換などを行います。プレゼントは、25日の朝までクリスマスツリーの下に置き、クリスマスになると、家族みんなで一斉にプレゼントを開けるのです。
本物のサンタクロースに会える 「フィンランド」
photo by Takuya Hanaoka
「いつかは、本物のサンタさんに会いたい!」その夢は、北欧フィンランドのロヴァニエミでかなえられます。
フィンランドの北部・ラップランド地方のロヴァニエミ市内にはサンタクロース村があり、お仕事中のサンタクロースが、いつでも温かく迎えてくれます。