その他にも、ポストオフィス、カフェ、おみやげショップなどがあり、村は一年中クリスマスムードに包まれています。
首都ヘルシンキでは大きなクリスマスマーケットが開かれ、人々は「ピック・ヨウル」というクリスマスパーティーを開きます。イブにはクリスマスサウナに入り、教会でミサを受け、その後は家族でクリスマス料理やプレゼント交換を楽しみます。
クリスマスのマストアイテムはリンゴ 「中国」
元々中国でのクリスマスは馴染みの薄い習慣でしたが、最近は年明けの春節(旧正月)の飾りと合わせて、街中に大きなツリーが登場します。イルミネーションや可愛いディスプレイがいたるところに見られるようになりました。
そんな中国のクリスマスでのマストアイテムが綺麗にラッピングされた「リンゴ」クリスマス用のリンゴを「平安果」といい、リンゴ自体は通常売られている物ですが、クリスマス用の特別なラッピングがされ3倍ほどの値段になるようです。
ちなみに、サンタクロースは「聖誕老人」、ツリーは「聖誕樹」、プレゼントは「聖誕節礼」、「メリークリスマス!」という挨拶は「聖誕快楽!」です。
ツリーはモミの木ではなく”バオバブの木” 「ケニア」
灼熱の国アフリカケニアにもクリスマスはやってきます。実はクリスチャンが多く、7割くらいと言われています。
クリスマスツリーと言えば「モミの木」ですよね。それがケニアでは「バオバブの木」にイルミネーションを施し、ケニアのオーナメントで彩るのが一般的なのです。
「聖なるバオバブの木」と呼ばれ、ショッピングモールを中心にクリマスモードに彩られます。あのマサイ族も、クリスマスにはサンタ帽を被って歌とダンスで観光客を楽しませてくれるそうです。
世界最大のクリスマスマーケットを楽しむ 「ドイツ」
ドイツのクリマスマーケットは世界的に有名で、この季節に合わせて世界中から観光客がやってきます。各都市で開かれ、その数なんと150ヶ所以上。
その中でも世界最大と言われているのが南西部の都市「シュトゥットガルト」のクリスマスマーケットです。300以上の出店が広場に並び、最も美しいクリスマスマーケットとも言われています。
マーケットでは「シュトーレン」というドイツの菓子パンや定番のクリスマス菓子「レープクーヘン」を食べましょう。そして、「グリューワイン」と言われる「ホットワイン」を飲みながらお買い物を楽しむのがドイツ流です。
「シュトゥットガルト」以外の街もそれぞれ特徴的なクリスマスマーケットなので、ドイツ周遊と合わせて各都市のクリスマスマーケットも楽しみましょう。
まとめ
クリスマスは寒い冬にやってくる。それは私たち日本人の常識であって、世界から見れば暖かいクリスマスも普通なのです。
そして、そのお祝いの仕方も国によって様々。でも、クリスマスを迎えるワクワク・ドキドキ感は万国共通なのです。
海外旅行の際、行き先のクリスマスイベントをちょっと調べるだけで、その時期にしか楽しめない各国のクリスマスの表情に出会えて面白いかもしれませんね。