永田浜(屋久島)
ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

苔むす森と美しき沢

白谷雲水峡(屋久島)Photo by Mayumi
屋久島でトレッキングをしていると、至るところに美しい沢を見かけます。

その代表格といえばやはり白谷雲水峡でしょう。苔むす森と清流が織りなす光景は筆舌に尽くしがたい絶景です。雨が降った後にたっぷり潤った輝く苔も見どころです。

■詳細情報
・名称:白谷雲水峡
・住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
・地図:
・アクセス:宮之浦港から車で約25分。町営バスの場合、宮之浦港から約「白谷雲水峡」行きで約30分。
・「屋久の旅」白谷雲水峡公式サイト:http://y-rekumori.com/

淀川小屋(屋久島)Photo by Mayumi
こちらは宮之浦岳や黒味岳などをトレッキングする際に立ち寄る「淀川(よどごう)小屋」の裏手を流れる淀川源流。

この沢はキャンプサイトの水場にもなっていて、沢の水をそのまま汲んで飲むことができます。この水で淹れたコーヒーや炊いたご飯は格別のおいしさですよ。

■詳細情報
・名称:淀川小屋
・住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町
・地図:
・アクセス:淀川登山口から徒歩約30分

日本一ウミガメが訪れる美しい海

永田浜(屋久島)Photo by Mayumi
山に注目されがちな屋久島ですが、実は海も最高に美しいのをご存じですか?

島北西部に位置する「永田いなか浜」は、長さ1kmに及ぶ白砂のビーチと輝くマリンブルーの海が特徴の、絵になる絶景スポット。

ここは日本一アオウミガメが上陸するビーチとして知られ、産卵期である5月中旬から7月末まではその観察会も開催されています。その稀少性が認められて、2005年にはラムサール条約登録地となりました。

■詳細情報
・名称:永田いなか浜
・住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
・地図:
・アクセス:宮之浦港から車で約25分。バスの場合、宮之浦港から「永田」行きに乗車、バス停「田舎浜」で降り、徒歩0分
・屋久島観光協会公式サイト:http://yakukan.jp/spot/

Photo by PIXTA
黒潮がちょうど太平洋と日本海に分岐する海域に位置する屋久島。そのため、島周辺は多種多様な魚や海の生物が集まるマリンワールドなのです。とびきりのダイビングが楽しめますよ。

最後はやっぱり、温泉マニアの心をくすぐる天然温泉!

平内海中温泉(屋久島)Photo by Mayumi
最後はやはり温泉。火山由来の屋久島にはもちろん天然温泉が充実しています。

特に温泉マニアや秘湯好きの心をくすぐるのは、島南部に位置する「平内海中温泉」。その名の通り、海の中に湧く温泉で、干潮時の前後2時間だけ姿を現し、磯のくぼみを浴槽代わりに野趣あふれる露天風呂が楽しめます。

アルカリ性単純泉で源泉の湯温は46.5度と少々熱め。当月の干潮スケジュールは温泉入口に掲示されています。

24時間開放されているため、夜空を見上げて星見風呂も楽しめますが、男女混浴で周囲に脱衣所もなく、水着着用不可なので入浴時はご注意を。

■詳細情報
・名称:平内海中温泉
・住所:鹿児島県屋久島町平内7番地2
・地図:
・アクセス:安房港から車で約30分。バスの場合、安房港から「大川の滝」行きに乗車、バス停「平内海中温泉」で降り、徒歩約10分
・屋久島観光協会公式サイト:http://yakukan.jp/spot/

尾之間温泉(屋久島)Photo by Mayumi
ほかにも屋久島には町営の温泉がいくつも存在しており、町民以外でも入浴料金200円~500円程度と価格も実に良心的です。

ここは島南部に位置する「尾之間温泉」。350年ほど前、猟師に鉄砲で撃たれた鹿が傷を癒やしに訪れたと伝えられる温泉です。源泉かけ流しの単純硫黄泉で、湯温はかなり熱めですが、湯からあがった後はスッキリ疲れが取れて気持ち良いですよ。

■詳細情報
・名称:尾之間温泉
・住所:鹿児島県屋久島町尾之間1291番地
・地図:
・アクセス:安房港から車で約22分。バスの場合、安房港から「大川の滝」行きに乗車、バス停「尾之間温泉入口」で降り、徒歩約8分
・屋久島観光協会公式サイト:http://yakukan.jp/spot/

森や山だけじゃない!水の島・屋久島を遊び尽くそう

実は、苔むす森や屋久杉だけじゃない「水の島・屋久島」。

海でのダイビングのほか、川や渓谷では、カヤックやウィンドサーフィン、SUP、本格的な沢登りなど、一年を通じてさまざまな水のアクティビティが楽しめます。

せっかく屋久島に訪れたなら、海も山も川も遊び尽くしてみてはいかがでしょうか?

ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

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