冬の日の短さ
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ユーコン準州の州都ホワイトホースは、北緯約60度に位置しています。そのため、夏は白夜のようにとっても日が長く、逆に冬はとても短いです。冬至にあたる12月21日は朝10時頃にやっと明るくなるのを感じ、午後4時前には日の入り、5時頃にはほぼ真っ暗。
ただ日は短いですが、正直想像していたほど悪くないなというのが、住んでからの正直な感想です。特に去年の冬は晴れの日が多く、高い建物がなく日が町中に行き届くので日が出ている時間はもれなくビタミンCを取ることができるのです。
高いビルばかりの場所よりも、もしかしたら日を浴びれる時間は長いかもしれないですね。
この冬も晴れた日にはなるべく外に出て散歩やスキー、アイスフィッシィングをして短い日照時間を余すことなく満喫しています!
ダウンヒルスキーより、クロスカントリースキー
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日本でスキーといえば、ダウンヒルのスキーを思い浮かべる人が多いと思います。ここもスキーは冬の人気アクティビティの一つですが、ダウンヒルよりクロスカントリーがメジャーです!
山がたくさんあるのに……と来た時は思いましたが、実はそこまで標高が高くない山が多いのです。「マウントシーマ」にダウンヒルのスキー場、「マウントマッキンタイヤー」にクロスカントリースキー場があります。ダウンヒルスキー場は繁忙期以外開いているのは、金・土・日。しかし、クロスカントリースキー場は毎日開いています。
それ以外にも、少し郊外に出ればいたるところにクロスカントリーのトレイルがあり、道具さえあればいつでも誰でも遊びに行くことができるのです。
個人的にクロスカントリーは上り坂が慣れず苦戦していますが、ダウンヒルよりも周りの景色を楽しめるので無くてはならない冬の遊びの一つです!
人種の多さ
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これは私が今まで旅した・暮らしたことのある場所と比較して、ホワイトホースの街は本当に様々な人種が偏りない印象です。アジア人の割合が意外と少ない気がします……)。
特にカナダの大きな町へ行くと、アジア人が多く住んでいると感じることも少なくないです。カナディアンロッキーにある街、バンフやジャスパーでもたくさんの日本人を見かけました。
驚いたのは、夏限定でドイツのフランクフルトからホワイトホースまで直行便があること。そのため、ヨーロッパからの観光客が多いだけでなく、この場所を気に入って移住してくる人もとても多いのです。実際に私の同僚も多くがドイツ人、加えてフランス人、日本人、オーストリア人、チリ人、チェコ人、カナダ人のミックスです!
友達も、スイス人、スペイン人、メキシコ人などなど本当にさまざま。この場所に来た理由ももちろんみんな違いますが、いい意味で共有・尊重しながら生活する雰囲気があるので住んでいてとても充実して楽しいです!
お店が閉まるのが早い!日曜日は休み
日本ではサービス業にとって週末は稼ぎ時!夜10時まで開いているお店も少なくないですが、ここは少し違います。
メイン通りにあるカフェは普段は午後7時に閉店、週末は午後5時に閉店。観光案内所は土曜日は半日オープンで、日曜は完全にクローズ。お土産屋さんも何店舗か週末はクローズしています。
サービス業でも毎日(長時間)営業ではなくて、お店を閉めてプライベートの時間を確保する人が多いようです。引っ越してきた頃は「カフェが5時に閉まるなんて……!」と思うこともありましたが、最近では仕事の後はルームメイトと家でご飯を食べて、バーで一杯飲むという生活スタイルに変わってきました。
特にクリスマスは町中ほとんどのお店が定休日!スーパーすら定休日のところがあるのでクリスマスショッピングはそれまでに済ませておくのが鉄則。レストランやバーもほぼ全て午後6時に閉店。
みんな家で家族や友達と過ごす、北米スタイルが町全体で感じられます!
いかがでしたでしょうか?
photo by Satomi
実際に住むと、数日の滞在ではない発見や驚きがたくさん!自分の中でなんとなく当たり前に思っていたものがどんどん崩されていくのはとても刺激的で楽しいです。
是非ユーコン準州、ホワイトホースに冬来る機会があれば、注目してみて下さいね!