こんにちは、トラベルフォトライターのKANAです。
今回ご紹介するのは、スイスを代表する観光都市のひとつ、ツェルマット。スキーやハイキングで世界的に有名なこの町は、名峰マッターホルンの絶景を堪能したい方には欠かせない旅先です。
アルプス観光の王道と言われる町の魅力や楽しみ方や、じつは日本との馴染みも深い親日な一面をぜひチェックしてみてください。
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スイス・ツェルマットってどんなところ?
スイス南部に位置するアルプス観光の王道の旅先、ツェルマット。4,000m級の山々に囲まれ、スキーとハイキングで世界的に有名なこの町は、世界中のアウトドア愛好家を魅了してやまない、スイスを代表する観光地のひとつです。
環境に配慮されたエコシティ
町に到着してまず初めに感じるのが、驚くほどの町ののどかさ。ツェルマットでは、従来のガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した自家用車の乗り入れが禁止されています。訪れるには列車を利用するか、小型の電気自動車を借る必要があるのです。
そのため、道路が車で渋滞することはなく、見慣れた車の排気ガスや騒音公害、不必要なクラクションの音もありません。
町を走れるのは電気タクシー、馬車、電気バスのみ。いずれも大きな音が出ず、騒音公害と二酸化炭素排出量が大幅に削減されています。澄んだ空気と、静けさを保った、日常の喧騒から離れたい人にはぴったりな旅先です。
日本とも馴染み深い!国際交流が行われる姉妹都市
町を歩いていると、とても親日な印象も受けるのも特徴のひとつです。日本食レストランや日本語の看板、日本観光客も多いため、どこからともなく日本が聞こえてくることもしばしば。
じつはツェルマットは、新潟県妙高市の姉妹都市(1997年5月24日〜)。ツェルマットには締結記念の石碑があったり、京都ツェルマット会という団体との友好記念の石碑があったりと、町の至る場所で日本人の足跡を感じることができます。
ほかにも、富士河口湖町とは平成27年11月15日に友好都市となり、昨年・令和5年5月20日に姉妹都市となりました。
「日本人橋」と呼ばれる橋も存在します。ここから眺めるマッターホルンの朝焼けが絶景で、多くの日本人が集まって写真撮影をしていたことが由来になっているんですよ。
そんな日本人橋は、現在も多くの観光客が集まる撮影スポット。朝日に照らされたマッターホルンがキャンドルのように見える、美しい朝焼けは必見です。
・名称:Kirchbrücke
・住所:Kirchbrücke, 3920 Zermatt
・地図:
・アクセス:Zermatt駅より徒歩10分
・営業時間:24時間
・料金:無料
・公式サイトURL:https://www.zermatt.ch/Media/Attraktionen/Photopoint-Kirchbruecke
おしゃれなバーで充実したナイトライフも♪
ツェルマットのメインストリートである「バーンホーフ通り(Bahnhofstrasse)」。ブティックやお土産屋さん、ホテルが立ち並びます。
町には100件以上のレストランや生演奏を楽しめるおしゃれなバーもあり、スイス屈指の”ナイトライフ”が楽しめることでも有名です。ハイキングやスキーなどのアクティビティはもちろん、ナイトタイムも存分にお楽しみくださいね。
Gornergrat登山鉄道でアルプスを堪能!
“アウトドア愛好家なら訪れない手はない”と、世界中から多くの冒険家が訪れるツェルマット。
なかでも、マッターホルンの絶景を堪能できるアルプス観光の王道とも言えるのが、「ゴルナーグラート鉄道」です。
1898年に開通した登山鉄道で、ツェルマットからアルプスの絶景が広がるゴルナーグラート展望台までを約40分。
道中にはトンネルがなく、車中からも壮大なマッターホルンを眺めることができます。優雅に景色を堪能しながら展望台までの旅路を楽しめます。
事前準備でお得にチケットをゲット
ゴルナーグラート鉄道の停車駅は、ツェルマット(Zermatt)駅から順番に、フィンデルバッハ(Findelbach)駅→リッフェルアルプ(Riffelalp)駅→リッフェルベルク(Riffelberg)駅→ローテンボーデン(Rotenboden)駅→ゴルナーグラート(Gornergrat)駅と、全部で6駅。
筆者はハイキングも目的としていたため、前日にチケットオフィスでツェルマット駅から終点のゴルナーグラート駅まで片道分のチケットを購入し、始発の電車に乗り込んで展望台まで向かいました。
ゴルナーグラード鉄道のチケットは往復で2万弱と少しお高めな価格設定ですが、『旅の準備は万端に!スイス旅行に行く前に知っておきたい「10のこと」』でご紹介したトラベルパスを持っていると半額で購入ができるので、自分の旅プランに合わせて事前にトラベルパスの購入も検討しておくのがおすすめです。