世界遺産第一号として有名な「ガラパゴス諸島」を持つエクアドルは、スペイン語で「赤道」を意味する国です。名前のとおり赤道直下で南米の中央部に位置しています。
今回はエクアドルにある世界遺産をすべてご紹介します。遠く訪れる機会の少ない国だけに、楽しんでいただければ嬉しいです。
ガラパゴス諸島
赤道直下、太平洋に浮かぶ123もの島々からなるガラパゴス諸島では、太古の時代から生きる動物達が今も進化を続けており「進化の博物館」という異名も持ち合わせています。
スペイン語でゾウガメの島という意味を持つようにガラパゴスゾウガメを代表とし、数多くの固有種動物が生息しており、観光客にとっての最大の魅力はこれら固有種を近くで観察できることです。
アンデス道路網、カパック・ニャン
ペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビア、アルゼンチン、チリの6カ国で共同登録されている世界遺産です。インカ帝国が支配した海岸砂漠地帯とアンデス高山地帯を繋ぐ道路網で、全ての道路を合わせると6万キロにも達すると言われています。
情報の伝達や、王の移動ルートとして使用されており、元々あった道路がインカ帝国によって大きく広げられたものです。2014年に世界文化遺産に登録されました。
サンガイ国立公園
オリエンタル山脈の高山帯からアマゾン川流域にのジャングルまで広がる広大な国立公園です。アルタル山やサンガイ山などの火山を含め、5000メートル級の山々が連なり、高さによって動植物の生態系が違います。