一番のメイン!ハルビン氷祭りへ
Photo by Abe saxophone
いよいよ、一番のメインである「ハルビン氷祭り」へ向かいます。太陽島公園、兆麟公園、氷雪大世界と3つの会場で行われているのですが、私たちはメイン会場である氷雪大世界を目指しました。
タクシーの運転手さんに氷祭りの画像を見せて、必死に「ここに行きたい」アピール。英語を話しても無駄だと学んでいたので、画像でお願いする作戦にしました。
運転手さん、大丈夫かなぁ……と不安に思いながらも、夜のドライブがスタート。ちゃんとたどり着くのかヒヤヒヤしながらも、無事に会場に着くことができました。
Photo by shigeki naganuma
「送ってくれてありがとう!」とお金を渡して入り口へ向かおうとすると、なぜか運転手も車から出てきました。え、なんであなたが車を降りるの。めちゃくちゃ喋ってるけど、中国語だからなんにもわからないし。どうやら、チケットを買うところまでついてくると言っているそうなのですが、ぼったくられる気しかしません。
近くにいた違うタクシーの運転手らしき人も巻き込んで、なぜか私たちを連れて行こうとするので、拒否することも疲れてきて一緒にチケット売り場へ行くことに。
いくら取られるんだろうなぁ……と怪しんでいると、入場料として請求されたのは「300元」。あれ……もともとの正式な料金っていくらだっけ?とメガネさんに確認すると「300元」との返事が。
ぼったくりじゃないんかいっ!ってツッコミたくなりましたが、変に高く請求されることもなくてよかったです。さっきまでのやり取り、なんだったんや。
会場の広さにびっくり
Photo by Abe saxophone
入り口からすったもんだがありましたが、ようやく中に入ることができました。中に入ると、想像以上の広さにびっくり!なんと広さは、およそ60万㎡もあるとのこと。全部ちゃんと見てまわろうと思うと、2〜3時間かかってしまいそうです。
Photo by Abe saxophone
氷で作られたお城やトンネル、その1つ1つが大きくてなかなか写真に入りきりません。あちこちでライトアップされていて、とても幻想的な光景です。
Photo by Abe saxophone
雪の下が光っていて、なんとも不思議な感覚。
Photo by Abe saxophone
私たちが着いたのが閉園間際だったため閉鎖されていましたが、氷の滑り台やスケートなどもできるようです。
Photo by Abe saxophone
あれ、ラ◯ホテル……?
Photo by shigeki naganuma
151センチの私が立つと、こんな感じ。このサイズ感、伝わりますでしょうか。
Photo by shigeki naganuma
2人とも無言で写真を撮り続け……
Photo by Abe saxophone
気づいたら、どこからか「蛍の光」が流れてきました。帰りの合図は、万国共通。もっとゆっくりと見たい気持ちもありましたが、泣く泣く退散。タクシー運転手のお兄ちゃんが、記念にと何枚も写真を撮ってくれました。なんだかシュールなツーショットです。
また2018年の公式サイトでは、360度全天球写真を見ることができます。これはすごい。見るだけで、どれだけ大規模かわかると思います。
・名称:ハルビン氷祭り
・住所:ハルビン松北区松花江北岸
・アクセス:中央大街「防洪記念塔」バス停から29路のバス
・営業時間:10:00~21:00
・開催期間:1月5日~2月末まで
・料金:300元
・公式サイトURL:http://www.hrbicesnow.com/
ハルビン氷祭りの開催時期は?
Photo by shigeki naganuma
イベントが開催されるのは、毎年1月5日〜2月末頃まで。正式な日程については、行かれる前に確認をしたほうが良さそうです。ちなみに私たちが訪れたのは2017年の2月下旬。遅い時間だったこともあり、会場内はかなり空いていました。
また現地で300元を支払いましたが、入場料は年々値上がりしているとのこと。こちらも事前にチェックしておきましょう。
軽い気持ちで行ったけれど
Photo by shigeki naganuma
着いて早々、「もう帰りたい」とすら思ったハルビンでしたが、この時期にしか見られない景色を見ることができたのは、とても貴重な体験でした。
世界三大氷祭りの1つという大規模イベントですが、日本ではまだまだ知られていないので「ハルビンに行ってきた」と周りに話しても、首を傾げられるばかり。
今まであまり馴染みのなかったハルビンに実際に足を運んでみたら、氷祭りはもちろん、ヨーロッパの街並みや建築を楽しむことができる素敵な場所だと発見できました。
Photo by shigeki naganuma
「安かったから」という理由で決めた旅でしたが、思わぬ発見がたくさんできた旅となりました。冬のイベントといえば「さっぽろ雪まつり」が有名ですが、今年は中国まで足を運んでみるのはいかがでしょう?きっと、家族や友達に自慢できるエピソードがたくさん生まれるはずです。
それにしても、屋台横に設置された串用のゴミ箱?のクセがすごい。