海に浮かぶ赤い鳥居が美しい厳島神社の魅力

Pocket はてブ

宮島口からフェリーに乗ると、海から神社に参拝するように大鳥居が見えます。水の中に浮いたような壮麗な建物の数々。平家納経で知られる安芸の宮島です。

平清盛が深く崇敬し、現在の海に浮かんだ寝殿造の華麗な社殿が建てられましたが、その後も毛利元就、江戸時代には広島の浅野家が庇護してきました。

島全体が神域とされた環境は建物と一体化し、平安時代の雰囲気を今に伝え、日本人の美意識の基準の1つとなっていることが世界遺産に選ばれた理由です。

 

海に浮かんでるみたいな大鳥居

8729110090_b9c0e23b37_b

photo by Ryosuke Yagi

4175726027_e48d5ff6eb_b

photo by Marufish

本社火焼前(ひたさき)から沖合160mほどの海面にそびえます。高さ16mの朱塗りの大鳥居は重さ60tほどありますが、根元を海中に埋めるのではなく鳥居の重みだけで立っています。

潮が満ちて海に浮かんでいるように見える大鳥居も美しいですが、新月や満月の時は潮の干満差が大きく、干潮の時は鳥居の根元まで歩いて行くことができます。

 

寝殿造りの本殿は平安時代のまま

2898102442_0e447b626f_o

photo by scarletgreen

8729127476_d9f21d3c0e_b

photo by Ryosuke Yagi

海の守り神、宗像三女神を祀る本殿は檜皮葺の屋根の寝殿造りの様式です。千木や鰹木を持たない、神社らしからぬ華麗な建物です。

本殿の前に広がる床は平舞台といい、いわば庭にあたる部分ですが、高潮でも浮き上がらないように、また雨の水はけも考えて木材にわざと隙間を作ってあります。ここを支える柱は赤間石でできていて毛利元就の寄進だそうです。

 

能舞台も浮かんでいます

4176491730_9aa518bb14_b

photo by Marufish

4308508945_493a4cd97d_b

photo by yto

海に浮かんでいる能舞台は日本で唯一のものです。海上にあるので足拍子の響きを良くするために舞台の床は1枚の板のようになっています。春の桃花祭の神能はここでおこなわれます。

1 2
Pocket はてブ

WRITER

沢之翠
好奇心旺盛で、各地の文化にふれる旅をするのが好きですが、時には目的を決めずに旅に出ることもあります。仕事で外出中に長距離列車や飛行機を見ると無性に乗ってしまいたくなって困ります。世界の文化には …

TABIPPO.NETで
旅の情報をチェックしよう!

Twitter、Facebook、Instagram、LINE@で 編集部が毎日厳選してお届けします。

SNSやメールマガジンもチェック!

RANKINGカテゴリーランキング

寺院・神社

FEATURED特集

特集一覧へ