TABIPPO社員
清水 直哉 代表取締役 CEO

群馬生まれ、40ヶ国以上を旅したビール好きの経営者、あだ名は「しみなお」です。世界一周のひとり旅から帰国して、TABIPPOを仲間と一緒に創設しました。26歳で起業してから、旅の力で世界を豊かにすることに人生を賭けてます。でも、経営者らしくないフラットな人間。趣味は、サッカーと漫画、そしてお酒。カレーとトマト、ビールとコーヒーが大好きです。

起業をして、4年が経ちました。

2014年に会社を立ち上げて、もう今は2018年。生まれてすぐに昭和がおわり、そこから30年がたってもうすぐ平成もおわります。日々が過ぎ去っていくスピードは、どんどん早くなっていく実感があるのだけれども、少し足を止めて振り返ってみるのも大切だなと。

今回は、ぜひ「清水さんに南米の魅力を語って頂きたい」という仕事のご依頼を頂いたので、会社を立ち上げてすぐに、南米を旅した時の記憶を振り返りたいと思います。

2014年6月、会社を立ち上げて、たった2ヶ月しか経っていないのに、僕はなぜか南米を旅していたのでした。

清水 直哉|TABIPPO 代表取締役
旅の魅力を伝える世界一周団体を経営をしてます。理念は「旅で世界をもっと素敵に」、仲間達と本気でやってたら株式会社になってました。働く人がほぼ世界一周経験者、旅するなら会社を休める、そんな変な会社をやりながら理想の働き方と生き方を追求中です。カレーとトマト、ビールとコーヒーが好き。

 

 

旅するように働き、生きよう。

僕らが会社を起業したのは「旅する文化を創る」ためでした。そのために、2014年の4月に何も分からないまま会社を作り、2人の仲間と一緒に仕事をスタート。

そんな僕らに待ち受けていたのは、2014年6月に開催をされたブラジルで開催された2014年FIFAワールドカップでした。

元々、サッカーが大好きだった僕らは悩んでいました。ブラジルへ行ってサッカーを観戦したい、ワールドカップを現地で体感したい、そして日本代表を応援したい。そんな気持ちがありつつも、もちろん起業をしたばかりだったので、仕事をしないといけないし、起業をしたばかりの会社経営を軌道に乗せないといけない。

そんな2つの思いが、自分たちの中でぶつかっていたのでした。

 

最終的には、悩んだ末にブラジルへいくことを決めました。

起業をするときに決めた「旅するように働き、生きよう」その言葉を信じて、直感にしたがって、僕らはブラジルに向かいました。渡航を決断したのは出発の10日前、旅の期間はおよそ3週間、一緒に旅する仲間は僕を含めて、男3人のグループ旅でした。

 

英語が通じない、だから楽しい。

僕らの南米の旅は、南米大陸で最大の都市・サンパウロからスタートしました。

サンパウロへのフライトは、アメリカを経由しておよそ24時間。まるまる1日くらい時間がかかるのですが「これぞ旅」という感じですね。南米は日本から1番遠い場所、地球の真裏にあるのです。

また、ブラジル国内線の乗り換えがあるかたは、中南米最大のエアライングループ・ラタム航空を利用すれば便利です。

 

ブラジルの南東部に位置するサンパウロは、人口がおよそ1,100万人。

ブラジルの都市と言えば、ここサンパウロやリオデジャネイロが大都市としては有名ではありますが、首都ではありません。ブラジルの首都はブラジリアという4番目に大きな都市が首都、よく地理の授業で出てきましたよね。

これだけ世界中を旅していると、周りの友達から「言語は大丈夫なの!?英語は喋れるの?」と、よく尋ねられます。旅をする上で、言葉の不安って大きいんですよね。

でも、僕は英語があまり喋れません。それでも、旅は出来るし、楽しめるのです。

ちなみに、そもそも南米では英語も通じません。なので英語が喋れてもあまり意味がないのです(笑)。南米全体では、スペイン語を母国語としている国が多いですし、ブラジルの人たちはポルトガル語を喋ります。

「英語ができないから、旅ができない・・」なんて心配しなくても、英語ですら通じないので、安心してくださいね。

僕らはサンパウロに到着してすぐ、お腹が空いたので南米らしいものを食べよう!ということで、ホテルの近所にあったローカルなレストランに向かいました。

僕らのお目当ては、ブラジルらしい肉料理。もちろん何が書いてあるのかはわからなかったので、英語が喋れない店員のお兄さんに身振り手振りで、自分たちが食べたいものを伝えます。

 

店員のお兄さんが「わかった!わかった!美味しいもの食べさせてやるから黙って待ってろよ!」と言う感じで笑顔なので(何を言っているかはわからなかったけど、たぶんこんな感じでした)、美味しい肉料理が出てくるのを信じて待っていた僕らの元に出てきたのは、なんと。

サンドイッチでした。

もう笑うしかなかったので、出てきた瞬間みんなで爆笑です。

英語が通じない、だから楽しいのです。

旅にはハプニングが付きものだし、英語が通じない南米大陸では、そういう楽しさが味わえるのも魅力だと思っています。

 

奇跡の絶景を目指すことに。

みなさんご存知の通り。残念ながら、日本代表は最初の試合に負けてしまいました。その悔しさを持ちながらも、僕らのグループはあるひとつの秘境を目指すことに。

それが、レンソイスという場所です。

南米大陸と言えば、今はその人気は留まることをしらないウユニ塩湖がありますが。そのウユニ塩湖に負けず劣らずの絶景ということで、訪れてみたいと思っていたのです。

レンソイスの正式名称は「レンソイス・マラニャンセス国立公園」であり、ブラジル北東部のマラニャン州にある広大な砂丘を中心とした、大きな国立公園です。

 

僕らは、サッカー日本代表の第1試合目があるレシフェという小さな街から、フライトでサンルイスまで、そこからレンソイスを訪れる上で起点となるバヘリーニャスという街までタクシーで向かいました。

そしてそこで、偶然にもワールドカップ観戦のためにブラジルを旅していた、女性の友達2人とも合流。男3人でむさ苦しく旅をしていた空気感もガラッと変わり、なんともリア充な雰囲気での旅がスタートしたのでした。


友達も合流して5人での旅がスタート

女の子がいるとなぜかローカルな友達も増えます

 

ついにレンソイスへ。

先にも書いたとおり、レンソイスが秘境と言われる所以は、そのアクセスの遠さにあります。

日本からブラジルへ向かったとすると、まずはサンパウロなどの大都市まで20時間。そこからサンルイスまでフライトで5-6時間、バヘリーニャスまではタクシーやバスで5時間ほど。

バヘリーニャスの町並み

そして、さらにそのバヘリーニャスの街からは、レンソイスの日帰りツアーに参加するのですが、その道程も船やバギーで2時間以上かけて、ようやく到着です。本当に、本当に、大変な道中なのです。

こういうバギーに乗って

こんな過酷な道を進むのです

しかし、その苦労もレンソイスに到着したら、一瞬で報われるのでした。こんなにも感動する景色があるのかと、言葉を失う景色がそこには広がっていました。

ここからは、僕自身が実際に撮影した写真にて、お楽しみください。

こんな感じで歩いていくと

レンソイス・マラニャンセス国立公園は、ポルトガル語で「マラニャン州のシーツ」という意味だそうです。写真をみて分かる通り、真っ白な砂丘が、真っ白なシーツが敷かれているかのように見えるということから、名付けられたのだそう。

そこに、雨がふって、水が溜まると、こんなに素晴らしい景色を見ることができるのです。ちなみに、砂のほぼ100%が石英(クオーツ)という成分で不純物がないからこそ、ここまでの白さが実現されているのです。

こうやってはしゃいだり

時間が経って、太陽の光の入り方が変わると、水の色が変化するのも本当に不思議な現象です。


こんな色だったのが

ちなみに、レンソイスへはバヘリーニャスからのツアーで訪れるのが一般的です。バヘリーニャスの街にはたくさんのツアー会社がありますので、いくつか訪れてみて、自分にあうツアーを見つけてみましょう。

ちなみに、レンソイスのツアーは大きくわけて2つあります。ラゴア・アスル(青の湖)と呼ばれていて、レンソイス全体の中でも美しくエメラルド・グリーンに光り輝く湖が1つ目、もうひとつは小レンソイスと呼ばれている濃い青と川のコントラストが美しいスポットです。

1日でも両方を回ることができますが、余裕があるなら2つを別々に回るのもオススメ。もし、もう半日くらい追加で時間がとれる場合はセスナで上空からみてみるのもオススメなので、ぜひ体験してみてくださいね。

 

ひとり旅に飽きてしまった方へ。

ブラジルでの旅は、ひさしぶりのグループ旅でした。男3人、女2人、そしてそこに新しい仲間もどんどん増えていって、賑やかな旅になったのです。

僕はもちろん、ひとり旅も大好きです。

はじめて19歳の時に、ヨーロッパを旅した時も。21歳の時に世界一周をした時も、僕の旅はひとり旅からスタートしましたし、ひとり旅をしたからこそ経験ができたこと、学べたことは多かったと思ってます。

でも、ブラジルをたくさんの仲間を旅して、改めてグループ旅の魅力も感じることができました。

たくさんの感動を共有できること、ツラいことや嫌なことがあってもそれをすぐ笑いのネタにできること、大変なことがあってもポジティブに乗り切れること、1人ではいけない場所にグループならいけること。

グループ旅ならではの、旅の魅力に触れることができました。

2014年にブラジルを訪れてから、もう4年の月日が経ち、僕ももうすぐ30歳という節目の年を迎えようとしています。この旅でグループ旅の魅力に気がつけたからこそ、いまでもたくさんの友人たちと一緒に、海外を訪れています。

あぁ、また南米を旅したいな。という気持ちも抑えきれず、今年は南米のどこかに久しぶりに旅をしてみようかと画策中です。

ひとりだと寂しいので、一緒に南米を旅してくれる人も募集しますね。

 

その他にもたくさんあるブラジルの魅力

今回は、奇跡の絶景と言われる秘境・レンソイスを中心に南米はブラジルの魅力をお伝えしました。ですが、ブラジルは本当に大きい国なので、他にもたくさん魅力的な場所があります。

例えば、レンソイスがあるバヘリーニャスへ向かう時に必ず立ち寄るのは世界遺産の街・サンルイス。

Photo by Shutterstock

そして、巨大キリスト像が出迎えてくれる南米第二の都市・リオデジャネイロも個性が溢れる魅力的な都市です。

Photo by Shutterstock

ぜひ、じっくり時間をかけて南米を楽しんでくださいね。

ちなみに、世界一周を経験していると1番質問されるのは「世界でどの国が1番良かったですか?」という質問です。

悩むんですよね。正直、この素晴らしい世界の、素晴らしい国に順番をつけて、NO.1を選ぶのって、悩むんです。

悩むのですが、実は、最近いつもこう答えています。

「悩むんですが、1番はブラジルですね!」

「あれだけ陽気な人たちが住んでいる国はまだ他にみたことがないし、大自然は圧巻だし、英語が通じないところもまた楽しいんです。楽しかった思い出以外見つからないので、今のところ世界で1番好きなのはブラジルですね」

って。

以上、TABIPPO代表・清水直哉でした。

清水 直哉|TABIPPO 代表取締役
旅の魅力を伝える世界一周団体を経営をしてます。理念は「旅で世界をもっと素敵に」、仲間達と本気でやってたら株式会社になってました。働く人がほぼ世界一周経験者、旅するなら会社を休める、そんな変な会社をやりながら理想の働き方と生き方を追求中です。カレーとトマト、ビールとコーヒーが好き。

 

南米の魅力に会いに行こう!ツアー会社をご紹介

じゃあ、どうやったら南米に行けるんだ!と思った皆さん。ご安心ください。今回の特集では「南米を旅するならオススメ!」なツアー会社さんと一緒に記事を作っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

不安なことも多い、南米への旅ですが。そういう時はぜひ専門的な会社に相談してみると良いと思います。



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TABIPPO社員
清水 直哉 代表取締役 CEO

群馬生まれ、40ヶ国以上を旅したビール好きの経営者、あだ名は「しみなお」です。世界一周のひとり旅から帰国して、TABIPPOを仲間と一緒に創設しました。26歳で起業してから、旅の力で世界を豊かにすることに人生を賭けてます。でも、経営者らしくないフラットな人間。趣味は、サッカーと漫画、そしてお酒。カレーとトマト、ビールとコーヒーが大好きです。

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