8月は夏休み、特色のある地方ごとの夏祭りもあるし、伝統的なお盆の行事が今も続けられているところもあって一度は見ておきたいもの。
これだけは絶対はずせないというお祭りをご紹介します。
ねぶた祭り
8月1日から8日にかけて青森県内ではねぶた祭り、場所によってはねぷた祭りと呼ばれる祭が行われます。規模の大きいのは、青森市、弘前市、五所川原市のものです。ねぶたは巨大な人形灯籠で夜空に浮かぶ武者や英雄の姿は勇壮なものです。
青森市のねぶた祭りは豪華絢爛な武者人形の山車が、周りを囲むように跳ね踊る「はねと」の「ラッセラー、ラッセラー」の勢いのいい掛け声とともに街じゅうを練り歩きます。一番早く1日から始まる弘前市ではねぷた祭りと言います。はねとの掛け声も「ヤーヤドー」と変わります。
4日から始まる五所川原市では、復活した立佞武多(たちねぶた)と呼ばれる高さ約23mもの山車が、はねとの「ヤッテマレ、ヤッテマレ」の掛け声とともに練り歩きます。
秋田竿燈祭り
8月3日から6日に行われる秋田市の竿燈祭りは、長さ12m余りの竹に9本の横竹を結んで、46個の提灯を吊した竿燈を手のひらや、額、肩、腰にのせて練り歩きます。50kgもの竿燈をのせてバランスを取る曲芸のような技はみごとです。
仙台七夕祭り
青森のねぶた、秋田の竿燈と並ぶ東北3大祭りの1つが仙台市の七夕祭りです。旧暦に近い、いわゆる月遅れの8月6日から8日にかけて行われる七夕は、梅雨も明けて織姫彦星の逢瀬にも支障がないようです。
駅から続くアーケードを中心に市内全域に巨大な笹飾りが出来栄えを競って飾られます。
山形花笠まつり
8月5日から7日まで行われる、「ヤッショ、マカショ」の掛け声で知られる山形市の花笠祭りは、華やかに飾られた山車を先頭に練り歩く、花で飾られた花笠を手にした綺麗な衣装の人たちの群舞が見ものです。パレード最後尾の飛び入りコーナーや市役所前の輪踊りは飛び入りの参加もできます。