日本には現存している天守閣は12城ありますが、そのうち国宝に認定されている「国宝五城」をご存知でしょうか? 姫路城がすぐに浮かんだ人は多いと思いますが、あとの4つは彦根城、犬山城、松江城、松本城になります。
その地ならではの景観とともに、城は1つ1つ違った表情を見せてくれます。今回は絶景とともに国宝級の城を紹介していきます!
姫路城【兵庫県】
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世界遺産に登録されているただ1つのお城であり、日本一の名城とも呼び声が高いのが姫路城です。シラサギが羽を広げたような姿から別名「白鷺城(しらさぎじょう)」と言われ、その白とシルエットの美しさは芸術作品のようです。
また豊臣秀吉が城に住み、その後の出世の拠点となったため「出世城」ともよばれます。
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姫路城は春の季節が見ごろで、桜の淡いピンクと、姫路城の白の組み合わせは息の呑む美しさがあります。
彦根城【滋賀県】
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ゆるキャラのひこにゃんでも馴染みがある彦根城ですが、そのイメージとは対照的に、彦根城は戦のための城でした。壁の鉄砲穴は、外から見えない様に作られており、敵が中に入ってきたとしても、上から突き落せるように階段は62度と急な角度になっています。
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全国的に見ても保存状態の良い城であり、天守や下屋敷の庭園などが当時の姿のままみることができます。明治期には解体の危機にありましたが、明治天皇が彦根を通った時にその美しさに魅了され、保存するように命令を下したとされます。
犬山城【愛知県】
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犬山城は室町時代に建てられ、現存する日本最古の天守です。木曽川のほとりの小山の上に建てられた天守閣からの眺めは絶景です。