ライター
RORO ライター × 星空案内人

動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。

「地球一周の船旅」というポスターを街で見かけたことはありませんか?気になるけど、怪しい団体じゃないの?

そう思う人も多いと思います。過去にピースボートに乗船した私が、なぜポスターを貼っているか、ボランティアスタッフは何をするか、その謎について解明していきたいと思います。

ピースボートとは?


ピースボートは「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に、好奇心と行動力溢れる老若男女が地球一周をしながら、様々な国や人々と交流を行ったりする船旅のことです。

 

地球一周の船旅は、約3カ月の間に世界の約20ヶ国を訪れます。

観光目的だけではなく、現地の人との交流できるプログラムがあったり、船上では「水先案内人」と呼ばれる各分野の専門家の方が講演会やワークショップを行ったり、語学教室(GET)やカルチャー教室、地球大学など各種イベントが開催されます。

 

国際NGO団体なので、貧困で苦しむ地域に足を運び、支援物資を届けたり、カンボジアの地雷廃絶のためのキャンペーン、自然破壊が進むガラパゴス諸島での植林ボランティアなどを行っています。

海外だけではなく、東日本大震災や熊本地震の際も、現地に行ってボランティア活動を行ったり、支援物資を届けるなど、その活動は現在も続いております。

街中で見掛けるポスター

街中や居酒屋のトイレでよく目にすることがあるポスターは、何の為に貼っていると思いますか?

ピースボートはCMや広告で宣伝する代わりに、ポスターを貼って口コミで広げていくという手法を取っています。そしてポスターを貼った枚数に応じて、船の運賃が割引になるというシステムが発生します。

ピースボートの船は1年間で3クルーズが出航するのですが、そのクルーズに合わせて新しいポスターが出来上がります。なので3ヶ月に一回ほどポスターを貼り替える作業を行います。

ボランティアスタッフが行う作業

ピースボートに乗ったと言うと、「ボランティアスタッフって何をするの?」とよく聞かれることが多いのですが、船の中でボランティアするというわけではありません。

 

ボランティアスタッフは、通称「ボラスタ」と呼ばれていて、お店にポスターを貼りに行く作業と内勤作業に分かれます。ポスターは、貼った枚数に応じて船の運賃が割引されます。3軒貼ると1000円が割引されます。つまり約30軒貼ると1万円の割引になります。

多い人は1日100枚くらい貼るので、2ヶ月くらいで全額割引になる人もいます。

 

内勤作業は、ポスターを貼りに行く前の準備等を行います。またピースボートセンター内で電話対応や、資料を送付する作業を行うこともあります。内勤は時給制なので、短期間でいっぱい割引を貯めたい人や学生は、ポスターを貼りに行くことが多いです。

他にも、街中でカンボジアの地雷撤去を行う募金活動をしたり、いらないサッカーボールや、文房具、楽器を集めて、船の交流プログラムで現地の人に寄付をしたりもしています。

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RORO ライター × 星空案内人

動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。

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