スタジオジブリの作品でも特に大人気な天空の城ラピュタ。空に浮かぶ、朽ちかけた城。昔から一人の番人に守られてきた庭。ラピュタが大好きな人なら、一度はその世界に足を踏み入れてみたいと思うはず。
本当にラピュタを発見できれば、それに勝る喜びはありませんが、飛行機乗りでもない私たちは、ひとまずモデルとなったと噂される場所に行くので我慢しておきましょう。
まずは世界から有名どころを、そして、後半は国内でも噂のある場所をご紹介いたします。
※編集部追記
2015年8月に公開された記事に追記しました。
唯一公式に参考にしたと言われる「イギリス、ウェールズ地方」
photo by pixta
まずは公式の場所を世界から。イギリスの古い城がならぶウェールズ。中でも、特にカーナボン城はディティス要塞のモデルと言われています。ジブリが公式に、参考にしたというのは、数あるモデル候補の中でも、このウェールズ地方だけです。じっさい宮崎駿監督は取材旅行に来ているのだとか。
滅びの美学「イタリア、チヴィタ・ディ・バニョレージョ」
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およそ2500年前に昔は普通の丘の上に作られた街であっただろう、チヴィタ・ディ・バニョレージョ。長年の雨風の浸食により、街のあるてっぺんのみのこされて、まわりは削り取られ、今では300mもの長い橋で外界と行き来する陸の孤島となりました。
不便さから今では数家族しか住んでおらず、滅びゆく街、と入り口にもかかれています。
巨大樹の茂る廃墟「カンボジア、ベンメリア遺跡」
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巨大樹の生えたラピュタを彷彿とさせるのが、カンボジア、アンコールワット内にあるベンメリア遺跡です。ここでは熱帯の大きな木が遺跡内で育ち、そのせいで遺跡の建物が崩壊してしまっている所もあります。
巨大樹に抱かれた建物もさることながら、レリーフに掘られた仏像がまるで巨神兵のようです。
日本にもあった天空の城「竹田城」
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さて、ここからは日本国内にあるラピュタ候補を紹介していきましょう。数年前から話題である兵庫県の竹田城も、まさに天空の城。山頂に作られた山城ですが、城の基礎部分のゴツゴツとした感じがまさに天空の城にふさわしい風貌となっています。雲が寄せたとき等、まさにラピュタです。
自然が作り出す天空の城「瑞牆山」
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