細い路地に人々が密集して、体中赤くなるまでトマトを投げつける。そんな映像を見たことがある方も多いのではないでしょうか。今回は年に一度開かれるスペインのトマト祭りについて紹介します。
トマト祭りの開催地はスペイン東部のブニョール
スペイン東部、バレンシアからすぐ近くの小さな街ブニョールです。
バレンシアの近郊鉄道C3線のバレンシア サン・イシドロ(Valencia-Sant Isidre)駅から、国鉄で約1時間で到着します。
トマト祭りのパーティは前日から
毎年、8月の最終水曜日に行われるこのお祭りには毎年5万人ほどの観光客が訪れるそうです。
トマト投げ祭りの前日夜から、当日の朝にかけて、前夜祭が行われます。ラテンの国らしく歌ったり、踊ったり大騒ぎ!
トマト祭りは生ハムを合図にスタート
当日の10時頃には街中に生ハムをくくりつけた棒がたてられます。棒には石けんが塗っており、滑りやすくなっているとのこと。そのツルツルの棒をなんとかよじ上り誰かがハムを取るとトマト投げスタート!
いよいよトマト投げスタート
トマトを満載したトラック数台が走り回り、トラックの荷台から市の職員がトマトをトラックの外に投げます。集まった人々はそのトマトを互いに投げ合います。トマトが減ってくると、トラックは荷台を傾け残りのトマトを一気に投下。もうみんな全身真っ赤です。
めちゃくちゃなお祭りのようですが、以下のようなルールはあるそうです。
- トマトを投げる際は安全のために多少潰してから投げる
- ガラス瓶のような危険なものを持ち込まない
- 他人(特に女性)の衣服を破らない
- トマティーナの時間外には絶対にトマトを投げない
十分気をつけてトマト祭りを楽しもう
トラックに轢かれないよう、スリにあわないよう十分に気をつけて、スペインでのトマト祭りを思いっきり楽しんでください!