ワルシャワ旧市街
ライター

旅好き婦人科Nurse|世界遺産検定準1級|女子旅&ひとり旅がメイン|24ヵ国60都市|仕事も旅も全力|有給フル活用で旅に出ています

9月に北欧と東欧の6カ国を周遊してきました。

前回のフィンランド・エストニア・ラトビア編に続き、今回はリトアニア・ポーランド編についてご紹介します。

まだ読まれていない方はぜひこちらの記事もあわせて読んでいただけると嬉しいです。

Day6|ラトビア→リトアニア

ラトビアからリトアニアへバスで移動。じつはリトアニアには1泊しかしないうえに、1日で2都市回るというハードスケジュールなので、バスがどうか遅延しないようにと内心ドキドキでこの日を迎えました。

シャウレイの十字架の丘

朝4時台に起きて6時発のバスでまずはシャウレイという都市へ。

シャウレイまでは2時間半。シャウレイに行きたかった理由は十字架の丘を見るため。

ちなみにラトビアからリトアニアの国境を越える際、パスポートチェックなど何もなくそのまま通過していきました。エストニアからラトビアの国境を越えた時はイミグレの方がバスに乗りこんでパスポートチェックがあったのでなんか不思議。

十字架の丘は無形文化遺産で10万本以上の十字架が建てられています。1830年にロシア帝国への反乱で亡くなった犠牲者を追悼するために、遺族が十字架を建て始めたのが始まりだそう。

定刻通りにシャウレイのバスターミナルに到着し、荷物を預けてUberを手配し、20分ほどで十字架の丘に降り立ちました。

シャウレイ_十字架の丘十字架の丘
目の前に広がる無数の十字架。大きいものから小さいものまで数えきれないほどの十字架で埋め尽くされていて、もうそれは圧巻の景色。

十字架にはいろいろな言語で平和を願うメッセージで書かれていて、日本語で書かれたものもありました。夜に来るとちょっと怖いと思うので日中に訪れることをおすすめします。

帰りもUberを手配し、バスターミナルへ。Uberが全然捕まらなくてヒヤヒヤしたので、早めに手配するか待機してもらうのが良いと思います。参考までに。

本当はカウナスにある杉原千畝さんの博物館にも行きたかったのですが、この日は閉館していたのでスケジュールから外しました。日本人はよく訪れるそうなので、お時間ある方はカウナスにも足を伸ばしてみてください。

シャウレイ→ビリニュス

そして次は首都ビリニュスへ向かいます。シャウレイからビリニュスまではバスで約4時間。

事前にバスの予約をして座席指定していたのに、その席には他の乗客がすでに座っており、他の空いている席に座るスタイルでした。海外のバス事情ってよく分からない(笑)

非公認国家ウジュピス共和国

ホテルに荷物を預け、夕方からビリニュスの市内観光を開始。

ウジュピス共和国ウジュピス共和国の街並み
実はビリニュスには非公認国家であるウジュピス共和国という国があります。旧市街にあるので一緒に観光してきました。芸術家の集まる国(国際的にはリトアニア)で、ユニークな憲法があることでも知られています。

ビリニュス旧市街散策

ウジュピス共和国を観光したあと、ビリニュス旧市街を回りました。

ビリニュス大聖堂、ゲディミナス塔、聖アンナ教会など主要な観光スポットを散策。

リトアニア料理ビリニュスのレストラン Etno Dvaras
夜はビリニュスの人気店でリトアニア料理を堪能。混んでいて並びましたが、30分も待つことなく入店。気になっていたピンクのスープにトライ。

見た目的にはなかなか勇気がいりますが、食べてみると癖になる味。それにしても量が多い。そしてここでもポテト料理がメインですぐにお腹いっぱいになりました。

そのあと、お土産を購入して、ライトアップされた旧市街の街並みを見ながらホテルへ帰宅。

Day7|リトアニア→ポーランド

翌日、カフェでモーニングをして、次はポーランドへ。
ポーランドの首都ワルシャワへ陸路で向かいます。

Lot Poland AirLot Poland Air
ワルシャワへはLotポーランド航空で行くのですが、なんとフライトが1時間半遅延。

ワルシャワも1泊しか滞在しないのに、観光時間が減ってしまいました。

たったの1時間のフライトでワルシャワ・フレデリック・ショパン空港に到着。

そう、名前から分かるようにワルシャワはショパンで有名な都市です。かっこいい空港名だなぁ。そして飛行機を降りたら入国審査もなく、預けた荷物をピックしたら、なんとそのまま空港を出れました!

え!?大丈夫?と心配になったくらいですが、同じユーロ圏なのでスムーズに入国できた様子。

通常なら空港から市内に出るまで最低でも30分はかかると思うので、なんか得した気分。そしてホテルに荷物を預け、ダッシュで目的の観光スポットへ。

急いで向かった先はフレデリック・ショパン博物館。なぜなら営業時間が18時までで、フライト遅延のせいですでに時間がギリギリだったから。17時半頃に到着して、あー、なんとか間に合った!良かった!と思ったのも束の間、入館締め切り時間が17時15分まででまさかの入館できず。

スタッフのお姉さんからもCLOSEと言われ、かなりショックでした。飛行機が遅延しなければ…と思うと悔しくてしょうがない。また次来ることがあればリベンジしよう!と心に誓い、その場を後にしました。

続いて向かったのは聖十字架教会。ここの教会の柱の中にショパンの心臓が埋め込まれているそう。どういうふうに埋まっているのか謎ですが、しっかりとその柱を目に焼き付けてきました。

ショパン聖十字架教会ショパンの聖十字架教会
ワルシャワの旧市街を街歩き。ワルシャワは歴史地区として世界遺産に認定されています。第二次世界大戦で建物が全体的に破壊されたものを元通りに再建したそう。そこにいると、そんなふうには思えないくらい、カラフルで可愛らしくて、でもどことなく暗い雰囲気も感じる印象も受けました。

ワルシャワ旧市街ワルシャワの歴史地区

Day8|ワルシャワ→クラクフ

そしていよいよ、第2の都市クラクフへ。

ワルシャワからクラクフまでは電車で2時間半ほど。クラクフも大都市で想像以上の大都会でびっくり。やっぱり実際に行って自分の目で見ることって大事だなと感じました。

その日はクラクフの旧市街を散策。連日、各国の旧市街を観光していて、どことなく同じような外観ばかりなので、正直見飽きてしまった気持ちもあります(笑)

ただ、毎日新しいものを見て、いろんな文化に触れられることが何より楽しくて、こういう経験は本当に貴重でかけがえないものだと噛み締めながら旅行をしていました。

旧市街のヴァヴェル城、聖アンナ教会、マーケットホールなど散策。

マーケットではお土産売り場がずらーっと並んでいて、マグネットもたくさん。ポーランドに来て物価が下がるかと思いきや、意外とそうでもなくて、あれ?となりました。食費は安かったかも。

ヴァヴェル城ヴァヴェル城
クラクフのホテルの目の前にあったモールでご飯を食べたのですが、ぜひPasi busに行ってみてください。

ポーランド発祥のバーガーショップなんですが、このチキンバーガーがめちゃくちゃ美味しい。緑をコンセプトにしたパッケージもかわいいし、もう一度食べたいと思ったくらいです。全力でおすすめします。

ポーランド発祥_Pasi busポーランド発祥のハンバーガーShop Pasi Bus
それからポーランド料理もしっかり堪能。

こじんまりとしたレストランでしたが、人気店なようで、タイミング良く席が空いててラッキー。翌日早起きしなけらばならず、この日は早めに就寝。

Day9|2大世界遺産を巡る1日

そして翌朝。

ポーランドに行きたかった理由、それはアウシュヴィッツ収容所を見学すること。

アウシュヴィッツと聞いてご存知の方も多いと思いますが、ナチスドイツのヒトラーがユダヤ人を大虐殺した収容所で、負の遺産となっています。人によっては行きたくないという人もいるでしょう。私は歴史上で起きたことをしっかり知っておかないと…という気持ちで、以前から長年行きたいと思っていた場所のひとつでした。

アウシュヴィッツ収容所

日帰りツアーを予約し、早朝出発。

現地に着くと、まだ朝8時前というのに世界中から集まった多くの観光客がいました。そして見学がいよいよスタート。

まず目に飛び込んできたのは正面ゲート。「ARABEIT MACHT FREI」(働けば自由になれる)の文字。Bの文字が反対になっているのはナチスドイツへのささやかな抵抗だったとも言われています。

この収容所では過酷な環境下で強制労働をさせられたり、ホロコーストで命を亡くしてしまった方が多くいます。

アウシュヴィッツ収容所アウシュヴィッツ収容所の正面ゲート
ここは博物館になっており、当時の写真や、ユダヤ人のカバン、靴、髪の毛がそれぞれ分けられて展示されていました。山積みになっているのを見て、なんとも言えない気持ちになります。また当時使われていたトイレや寝床も保存されていました。

最後にホロコーストが行われたガス室。無機質なコンクリートに覆われた部屋は物々しい雰囲気で、ここで多くの方が命を奪われたと思うと……。

敷地内には有刺鉄線が張り巡らされていたり、ドクロマークがあったり、当時の状況が生々しく残っていました。

重々しい感情とは裏腹に、残虐なことが行われた場所とは思えないほどの青空が広がっていて、それが逆に悲しくなりました。

アウシュヴィッツ収容所アウシュヴィッツ収容所
うまく言語化できない感情を抱えながら、見学を終えました。この人類史上最も残虐な出来事が起きたことを忘れないために、負の遺産という形で残すことで、将来への教訓として後世に伝え続けていくこと。これが一番大切なことだと思います。

ヴィエリチカ岩塩坑

続いて、午後からはヴィエリチカ岩塩坑に行きました。ここは世界で初めて世界遺産に登録された12件の遺産のうちのひとつなのです。世界遺産検定の資格を持っている私としては、そんな記念すべき遺産に行けることが楽しみで仕方ありませんでした。

施設内に入ると、とにかく階段を降りて降りて降りて……。もう何階分降りたのかと思うくらい、地下に降りて行きます。そして気温もどんどん寒くなっていくのが体感できました。

ここでは昔、岩塩採掘が行われていました。今は採掘の坑道を見学することができ、特に人気な見どころとしては、すべてが岩塩で作られた彫刻や装飾を見られるところ。

ヴィエリチカ岩塩坑ヴィエリチカ岩塩坑 聖キンガ礼拝堂
これが岩塩でできている?どうなっているのか全く想像できないけど、すごい!

とても見応えがあって感動しました。特に、最後の晩餐の絵やシャンデリアが印象的で、岩塩でできているなんて到底思えない。

ヴィエリチカ岩塩坑ヴィエリチカ岩塩坑 最後の晩餐
見学が終わると、え?もしかして帰りも階段で地上まで上がるの?という不安をよぎります。そう思ったのも束の間。ありがたいことに帰りはエレベーターで帰れました。よかった(笑)

早朝から始まった1日がかかりの長い観光を終えて、ホテルに戻り、夜ごはんへ。さすがに体力的にも精神的にも今日は疲労困憊だったので、夜ごはんはほっこりするアジア料理が食べたいと思い、chat GPTに聞いて見つけたベトナム料理屋さんでサクッと食べて、その日を終えました。

終わりに

翌日、続いてスウェーデンへ出発します。

今回はリトアニア、ポーランド編についてお届けしました。

次回はスウェーデン、フィンランド編で完結となります。完結編も楽しみにしていてくださいね。

All photos by Yuka Sano 

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