普段はライターとして、記事を書いたり編集をしている阿部サキソフォン(@mnooooom)です。この数ヶ月はそれだけでなく、PAS-POLの新書籍「この世界で死ぬまでにしたいこと2000」の制作もお手伝いしていました。
これが大変のなんのって。まず死ぬまでにしたいことを2000個書き出すことが大変だし、そして写真も集めなきゃいけないし、作業していると「え、ここどこ……」なんて知らない場所もたくさんあるし。
昨年10月から企画が始まった本書籍、いよいよ表紙のデザインを決定するところまできました! 今回は本のこだわりやおすすめポイント、そして表紙デザイン案まで紹介します。
目指したのは、旅の大辞典
この書籍を作る上で、出てきたのは「旅の大辞典」という言葉。読んでわくわくすることはもちろん、次に行きたい場所や挑戦したいことが見つかるような、そんな一冊にしたい。
ほかのどのガイドブックとは違う、心震えるような絶景や非日常を感じられる「旅の大辞典」を目指し、世界中の素敵な景色やグルメ、体験を探し2000個集めて本にまとめました。
見た目も辞典っぽく、各大陸がインデックスになって並んでいます。「次はオセアニアに行きたいから、このページから見てみよう」「アフリカではどんな体験ができるのかな」など、本の楽しみ方はあなた次第です。
どんなルートで載るの?
書籍の掲載順はアジア、オセアニア、中東、ヨーロッパ(北極)、アフリカ、北米、南米の順になる予定。西回りで世界をぐるっと回れる順番に並べられています。
また旅人に人気の国には所要日数や最低料金も記載しているので、旅行の計画を立てる際にも活躍する予感。興味のあることや行きたいスポットを本から探し、あなたの人生のバケットリスト(死ぬまでにしたいことリスト)を達成していきましょう。もちろん、バケットリストの作り方も載っていますよ!
それぞれの項目には、チェックボックスもついています。実際に夢を叶えたら、そこに印を書き込んであなたオリジナルの辞典にしてください。
厚さ約3センチのボリューム!
書籍の大きさは、実際の辞典と同じ大きさのA5サイズ。この世界でしたいことが2000個も詰まっているので、厚さは約3センチとかなりのボリュームです。
携帯電話と比べると、このくらいの大きさ。
「辞典を最初から読むのが趣味なんです」という方のお話をたまに聞きますが、何が面白いんだろう……と正直疑問に思っていたわたし。単語がつらつらと並んでいるだけで、面白味がないよなあと思っていました。
しかし、この「死ぬまでにしたいこと2000」は、読んで楽しめる旅の大辞典になっています。なぜなら、やりたいこと・行きたい場所などが、実際に体験した旅人の意見を基にまとめられているから。
「木漏れ日があふれる『愛のトンネル』で手をつないで永遠の愛を誓い合う」(ウクライナ)や、「絶景『ホースシューベンド』を見下ろす背中をカッコよく自撮り」(アメリカ)など、スポットだけでなくそこでやりたいこと、誰と行きたいかなど具体的に紹介されています。
きっと読みながら、旅行の妄想が広がるはず。