二日目が勝負!タクシーで効率よく観光
photo by satochan
日付が変わって日曜日の朝、前日に頼んだタクシーで、ルワンダ内戦と大虐殺の歴史を学ぶことができる場所へ行きます。
タクシードライバーには行きたい場所を伝え、最後は空港に送ってほしいことを伝えます。また帰りのフライトが16時出発なので、14時には空港に到着したいことも言っておきましょう。そうすれば効率のよいルートでまわってくれるではずです。
多くのツチ族が亡くなった、ニャマタの教会
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まずはキガリから車で1時間ほどの距離にある、ニャマタという村を訪れましょう。その村にある教会は虐殺の現場として有名です。
25年前、フツ族によってこのニャマタの教会は襲われました。逃げてきたツチ族でいっぱいになっている教会に、フツ族の市民が手りゅう弾を投げこみました。さらに、生き残ったツチ族を一人一人棒で叩いたと言われています。そのときは約2,000人ほどが亡くなったとのこと。
教会の中にはその時に殺された人たちの洋服が山積みになって残されています。中は撮影禁止。
なお、教会にはガイドさんがいて、ここであったことを説明してくれます。見学は無料ですが募金箱が中にあるので、お布施として少しお金を募金するのも良いですね。
・名称:Nyamata Genocide Memorial Centre
・住所:Rwanda Kinazi
・地図:
・営業時間:8:00 – 16:00
・定休日:なし
・電話番号:+250 788 899 162
・料金:無料
同じく大虐殺のあった、ンタラマにある教会
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次に、ニャマタの近くにあるンタラマという村へ行きます。こちらもニャマタと同じような虐殺があった教会です。この教会の虐殺事件はニャマタの翌日にあったそう。ニャマタと同じように、人がいっぱいいる教会に手りゅう弾が投げ込まれ、生き残った人たちは棒で殴られて生き絶えたといいます。
展示の内容は、ニャマタ同様に洋服や雑貨など残されたものがメイン。特に、ここで一番悲惨なのは子供教室の壁です。まだ立てない乳幼児の足をつかみ、壁に打ち付けたそう。その打ち付けた壁には血の跡が生々しく残っています。
ここでもガイドさんが説明しながら見学ができます。こちらも中の見学は無料ですが、募金箱がありますので少しお布施をするのがいいかもしれません。
・名称:Ntarama Genocide Memorial Centre
・住所:Ntarama, Rwanda
・地図:
・営業時間:8:00〜17:00
・定休日:なし
・料金:無料
キガリのメモリアルセンターで虐殺の歴史を学ぶ
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キガリ市内に戻り、最後はキガリ・ジェノサイド・メモリアルセンターへ。この敷地にある共同墓地がルワンダ最大のもので、約25万人埋葬されているとのことです。ちなみに、チャーターしたタクシーの運転手の両親も大虐殺の被害者で、ここに埋葬されてるとのことでした。
こちらは虐殺の経緯や歴史を学ぶことができ、資料がとても豊富です。ベルギーの植民地時代の歴史や、そこから始まった2つの民族の間のわだかまりのきっかけ、虐殺事件のこと、その後のルワンダ社会について学ぶことができます。
・名称:Kigali Genocide Memorial
・住所:KG 14 Ave, Kigali
・地図:
・営業時間:8:00〜16:00
・電話番号:+250 784 651 051
・料金:無料
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://www.kgm.rw/
ルワンダ料理を食べて、夕方空港へ
観光はこれで終了しましたが、もし空港に行くまでにまだ時間があったら、現地の人が集うレストランに連れていってもらうのも良いでしょう。
「現地の人が集まるレストランへ連れてって!」とお願いすれば、観光客向けではない、テーブルとイスしかないようなシンプルな食堂に案内してもらえるかもしれません。
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短時間ですので、現地の人が集う食堂も試してみたいですよね。ウガリとつけあわせに鶏肉のカレーで最後までルワンダ料理を楽しみましょう。そして14時ごろ、空港まで送ってもらいます。
ルワンダ出発、そして翌日夜には成田に到着
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キガリ出発は夕方16時頃。そして、アディスアベバに20時ごろ到着し、深夜近くに出発する成田行きに搭乗します。行きと同じくソウル経由の成田行きです。
日付が変わって3日目の夕方ソウルに到着、乗り換えて20時頃に成田に到着します。これにて三連休ルワンダ旅行は終了です。
短期間でも文化や歴史に触れられる
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三連休のルワンダ滞在プラン、いかがでしたでしょうか?短期間とは言え、虐殺の歴史を見て学ぶことができますし、さらに、そこから発展したキガリの町を見ることもできます。とても有意義な24時間滞在となることでしょう。
「短時間で何ができるんだろう?」と思うかもしれませんが、違う文化に接して楽しむことは可能なのです。お金はかかりますが、異文化をちょっとでも経験できることは非常に意義があります。
今回のケースはルワンダですが、ルワンダ以外にもエチオピア航空が毎日飛んでいるところであれば、三連休スケジュールを組み立てることは可能です。例えば、エチオピアだけでもケニアでも成り立ちます。
「時間がないけどアフリカに行ってみたい!」と言う人は、ぜひともエチオピア航空を利用してアフリカを楽しんでみてください。