南米大陸。そこは、多くの旅好きが一度は訪れたいと憧れる「魅惑の大陸」です。
私、TABIPPOの小泉翔も、8年前に初めてバックパックを背負って南米大陸を旅したあの日からその魅力に捕らわれ、今でも逃れることができません。
何度、訪れても新しい発見と行きたい観光地が増えていく、まさに旅心をくすぐられる、魅惑の大陸なのです。
感動で涙した天空を大地に映し出す「ウユニ塩湖」、優しい表情で旅人を迎える「イースター島のモアイ像と原住民の人々」、リオで体感した「世界一情熱的なサンバのリズム」、世界最大の湿地帯「パンタナールで出会った奇妙な動物」たち。
きっと一生忘れることのできない、旅人としての人生のハイライトです。
photo by Sho Koizumi
世界一周の旅を経験した旅人たちもみな口を揃えて語り出す南米大陸の魅力の数々を、南米最大のネットワーク誇るラタム航空のサポートのもと、全5回に分けてお伝えしていくことになりました。ラタム航空は、日本航空との共同運航便にて北米経由、南米まで運航しています。
第一回である今回は、バックパック旅行で是非とも行って頂きたい王道の超絶景コース、ペルーのマチュピチュ遺跡、ボリビアのウユニ塩湖、アルゼンチンとブラジルの国境をまたぐイグアスの滝をご紹介していきます。
旅を愛する多くの方々に、南米旅行への一歩を踏み出して頂けますように。
❐【第二弾】イグアスの滝だけじゃない!アルゼンチンは女子旅にもぴったりなフォトジェニック大国だった
❐【第三弾】チリで18年間育った私が語る、世界一星空が綺麗なアタカマ砂漠を巡る旅
❐【第四弾】起業をしてたった2ヶ月で訪れた南米。そこで出会った奇跡の絶景・レンソイス / 清水 直哉
❐【第五弾】世界の果てにある自然の宝庫、パタゴニア地方で見つけたロマンとは?
不安を抱きがちな、南米への旅
photo by Sho Koizumi
治安に関する懸念や日本からの物理的な距離、航空券の費用などの問題から、南米は旅行するにはハードルが高いと感じる方も多いと思います。
しかし、これだけは断言させて頂きたいんです。「それでも確実に、行く価値がある」と。
実際に日本に比べて治安が悪い国や地域もありますが、南米を一括りに考えることはできません。
また「極力一人で街を出歩かないこと」「危険と言われている地域に絶対に足を踏み入れない」「派手目な格好、高価なものを持って出歩かない」ことなど徹底することが非常に大切で、成人女性一人で南米を旅している人も実際にたくさんいます。
ブラジルのサンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、アルゼンチンのブエノスアイレス、チリのサンチャゴやイースター島など大都市は日本と同等の物価と考えておく必要があります。
しかしそれら大都市を除くと、宿や食事などの物価はどの国も日本より圧倒的に安く、コストを抑えた旅をすることもできます。
photo by Sho Koizumi
言語はブラジルのみポルトガル語、他の南米諸国はスペイン語が第一言語となります。しかし、基本的には空港や大型バスターミナル、ツアー会社などでは英語でチケット購入など済ますことができます。
南米大陸内での都市間の主な移動手段は飛行機もしくは長距離バスで、まさに南米最大のネットワークを持つラタム航空、日本では滅多にお目にかかれないスケールの綺麗な長距離バスは旅人の移動を想像以上に快適なものにしてくれます。
しっかりとした下調べと事前準備を怠らなければ、南米の旅はきっと安心で楽しいものになるはずです。
天空都市、マチュピチュ遺跡
photo by Kenichi Shinohara
一つ目にご紹介するのが、ペルーが誇る世界遺産、天空都市のマチュピチュ遺跡。
アメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって1911年に発見されたマチュピチュ遺跡は、15世紀のインカ帝国の遺跡で、標高2.400mに位置します。
ペルーのリマからクスコへ飛行機もしくはバスで移動し、クスコのポロイ駅から列車で3時間半ほどかけてマチュピチュ村へ向かうのがメインルートです。
photo by akitsugu kawate
マチュピチュ村に到着したら村に1泊し、翌朝に遺跡を観光するのがオススメです。マチュピチュ村には宿泊施設が多数点在していますが、シーズン中はどの宿も混雑していることが多いので事前に予約しておく方がいいかもしれません。
マチュピチュ村から遺跡までのバスは往復で24 USD(2017/11/1現在)。マチュピチュ村に到着した日に購入しておくとスムーズです。
また、マチュピチュ遺跡の入場チケットは、こちらのマチュピチュ遺跡公式HPから事前購入する必要があります。
購入にはパスポート情報、VISAのクレジットカードが必要になり、チケット代金は152ソル/日本円で約5,300円(2017/11/1現在)になります。
マチュピチュ遺跡が眼下に広がった瞬間の感動は、今でも忘れることができません。
Photo by akitsugu kawate
マチュピチュの写真でよく目にする遠くの方に飛びえたつ山がワイナピチュ山です。一日の入場者制限があるのでこちらも興味がある人は事前予約をおすすめします。
人が一人通れるくらいの道を進んだり、ロープを使って登ったりと約2時間ぐらいの少しハードな登山。しかし、最後には絶景のご褒美が待っているのがお約束です。
photo by Misaki Naka
実際に遺跡の中を散策することもでき、なぜこんな標高の高い地に街を造ったのかとインカの人々に想いを馳せ、山々の隙間から吹く心地よい風によって長旅に疲れた体は癒されるのです。
❐【南米特集第二弾】イグアスの滝だけじゃない!アルゼンチンは女子旅にもぴったりなフォトジェニック大国だった
世界一の奇跡と呼ばれた絶景、ウユニ塩湖
photo by akitsugu kawate
近年多くのテレビ番組や絶景写真集などで取り上げている、ボリビアのウユニ塩湖。「死ぬまでに一度でいいから行きたい!」と思っている方も少なくないはず。
ウユニの村に空港ができたのは2011年。それまでボリビアの首都ラパスから約10時間以上かけてウユニに向かうのが一般的だったため、旅人たちにとっての朗報となりました。
photo by akitsugu kawate
ウユニの具体的な楽しみ方、宿情報、注意点などはTABIPPOでも多数記事で紹介しておりますので、ぜひこれらを参考にしてみてください。
●本当は怖い「高山病」の知識と対策!ウユニに行くなら知っておこう
●【保存版】奇跡の絶景・ウユニ塩湖で写真を撮るなら、持っていくべきアイテム15選
●【大公開!】ウユニ塩湖写真集の表紙撮影者が撮った雨季&乾季の厳選写真12選
●世界一の絶景ウユニ塩湖に40日間滞在したら、もう行きたくなくなった
photo by Sho Koizumi
ウユニ塩湖には鏡張りや360度に広がる原塩だけでなく、「列車の墓場」や数千本のサボテンがなる山「インカワシ島」など数々のフォトジェニックスポットも存在するので、ぜひ時間をかけて堪能して頂きたい場所です。
photo by akitsugu kawate
現地ウユニの村にあるツアーデスクでツアーに申し込みするのがバックパッカー流のウユニを旅する方法。
偶然出会った世界の旅人たちと、世界一の絶景を目の前にした感動を共有し、彼らとの出会いも含め。きっと忘れられない素敵な思い出となるはずです。
大迫力に歓喜!世界三大瀑布の一つ、イグアスの滝
Photo by Sho Koizumi
最後にご紹介するのが、アルゼンチンとブラジルの国境にまたがる世界三大瀑布の一つ、イグアスの滝。
フォス・ド・イグアス国際空港はイグアスの滝とフォス・ド・イグアスの街の中間に位置しているため、直接イグアスの滝へ向かうことも、一度街の宿泊先へ移動することも可能です。
イグアスの滝は全長2.7km、無数の島や段差のため水流が分岐し、落差60mから85mの間に、水量により150から300もの大小の滝が形成されます。
この無数の滝の半数を締めるのが、「悪魔の喉笛」と呼ばれる巨大な亀裂。悪魔の喉笛の迫力はとても文章や写真では表現できないため、絶対に訪れて頂きたい場所です!
CGを見ているかのようなその迫力に、全身の細胞が恐怖に近い驚きを感じたのを今でも覚えています。
また、「滝へのボートツアー」も同じく外せないアクティビティです。
滝壺にボートで突っ込むこのツアーは約30分で約3,000円(2017/11/1)、しかも全身ずぶ濡れになる程の水しぶきを浴びる散々なものですが、そのスリルと大迫力の滝を真下から拝んだときの感動を、ぜひ体感して頂きたいです!
Photo by akitsugu kawate
❐【南米特集第二弾】イグアスの滝だけじゃない!アルゼンチンは女子旅にもぴったりなフォトジェニック大国だった
実際に南米を旅するには?旅行会社のご紹介
いかがだったでしょうか?今から計画を立てると、実はシーズンと言われている今年の1月から3月に実際に南米を旅することが可能です。
不安な点や具体的な航空券、宿泊先の予約など、一度旅行会社に相談してみることをオススメしています。
そこで今回は南米の旅やツアーを専門に扱う旅行会社を4社ご紹介します!
①株式会社エス・ティー・ワールド
南米旅行に関するページはこちら
②株式会社かもめ
南米旅行に関するページはこちら
③旅工房
南米旅行に関するページはこちら
④ファイブスタークラブ
南米旅行に関するページはこちら
南米を旅したいと考えている方は、ぜひ気軽に連絡してみてください。きっと南米旅への大きな一歩になるはずです…!