こんにちは。TABIPPO世界一周ゼミ生で、2017年6月1日より夫婦でハネムーン世界一周に出発している前田夫妻です。私たちの旅のメインであった南米大陸での滞在が、すでに1ヶ月を過ぎました。
今回は、2週間かけて周遊したチリ、アルゼンチンにまたがるパタゴニア地方について。自然好きな私たちが虜になったこの地方の、オススメの周遊ルートを紹介します。
パタゴニア地方とは
パタゴニア地方とは、南米大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南のチリ、アルゼンチンにまたがる地域のことをさします。日本の約3倍という広大な土地で、南北に連なるアンデス山脈、フィヨルド地域、湖水地帯など、変化に富んだ地形をしています。
トレッキングなどのアクティビティに加え、ペンギンやアザラシなどの野生動物の観察や巨大な氷河の鑑賞など、自然好きにはたまらない、無数の楽しみ方がある地方です。
▲各都市は番号をクリックしてください。
南米大陸が夏にあたる11月~3月がベストシーズンで、その時期には世界各国から多くの観光客が訪れます。
パタゴニア地方の周遊は、大きく分けて最南端から北上していくルートか、北から南下していくルートの2つにわけられます。今回は最南端からの北上のルートを紹介します。
1都市目 ウシュアイア
ウシュアイアは「世界最南端の都市」として有名な、南アメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するアルゼンチンの都市です。首都のブエノスアイレスに行くよりも南極に行く方が近いという驚きの場所に位置しています。ブエノスアイレスからのフライトを使うのが一般的です。
1年を通して強風が吹き荒れ、夏でも平均気温は10度を下回る寒冷地帯で、町の背後にそびえる山は万年雪に覆われています。
町の観光案内所では、無料で「最南端到達証明書」を発行してもらうこともできますよ。
世界の果て列車やフエゴ国立公園などいくつかの見どころがありますが、その中でもおすすめしたいのは、ウシュアイアの町に面するビーグル水道で行われるツアー。
ウシュアイアの厳しい自然環境でこそ生まれるフラッグツリーや、野生のペンギンやオタリアに会えるツアーは魅力満載です!
パタゴニア周遊の際でも訪れる人と、訪れない人が分かれる都市ですが、私たちとしては是非訪れて欲しい場所です。
❐パタゴニアの大自然をめぐる「ビーグル水道ツアー」の3つの魅力とは
2都市目 プンタ・アレーナス
プンタ・アレーナスはウシュアイアから、バスで約8時間のところに位置する南部パタゴニア地方最大の都市です。チリの首都、サンティアゴからの直行便も飛んでいるので空路で入ることも可能ですが、ウシュアイアからのバスでアクセスする場合はマゼラン海峡を通ることができます。
大都市なだけあり、町はきれいに整備されていて、レストランやスーパーなどに困ることはありません。
フエゴ島にあるキングペンギンを観察できる自然公園を訪れるツアーや、マゼラン海峡に浮かぶマグダレナ島という無人島で、マゼランペンギンやウミウ、オタリアなどを観察できるツアーなど、プンタ・アレーナスを拠点としていくつかのツアーに参加することができます。