皆さま、突然ですがお酒は好きですか?かくいう私は、お酒が大大大好きです。もちろん、世界各国の料理屋さんがある日本にいれば、わざわざ現地まで足を運ばなくても世界中のお酒を飲むことはできるのですが…。
しかし、現地で飲んだら、日本で飲むよりも一層美味しいお酒もたくさんありました。
そこで今回は、これまで90ヶ国以上を旅して、全ての国でお酒を飲んできた酒好き旅女である私が、『ぜひ現地で飲んで欲しいお酒』をご紹介したいと思います。
ベタだけど…やっぱり美味しいイタリアワイン
photo by さかち
お酒好きの方には、「なに当たり前のことを言っているんだ…」と思われてしまうかもしれません。しかし、イタリア、特にアマロネワインや南イタリアのワインは、本当に格別に美味しかったのです!
実を言えば、日本で買ってもイタリアで買ってもそんなにお値段は変わらないものもあります。もちろん、日本では1万円以上するワインが5千円程度で飲める場合もあるのですが…。
イタリアまでの旅費を考えると、「日本で飲めばいいじゃん」と思ってしまう気持ちもわかります。しかし、本場のピザと一緒に飲めば、数倍美味しい。
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地元の人が通うような安い屋台のお店で、イタリア人の陽気な雰囲気を味わいながら色とりどりの料理と一緒に飲めば、ますます美味しいですよ。
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ちょっと高級なお店で赤ワインで煮込んだリゾットと一緒に食べるのもおすすめ!
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お酒好きの方もそうではない方も、ぜひ本場のイタリアで美味しいピザやパスタを食べながら、グラスを傾けてみてはいかがでしょうか?
やっぱり美味しいチェコのビール
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これまたお酒好きの方には「なに当たり前のことを…」と思われてしまうかもしれません。しかし、現地で飲んだからこそ格段に美味しかったのです。
首都のプラハから電車で約1時間半ほどのところに、プルゼニという街があります。そこには、あの有名なピルスナー・ウルケルの生産工場があるのです。世界50ヶ国以上で飲まれているこのビール、お酒好きではない方も耳にしたことはあるのではないでしょうか?
日本でもビール工場見学ができるように、ピルスナービールの工場も見学をすることができます。日本と少し違うのは、100分で180チェココルナ≒930円/人(2017年情報)と有料なところ…。
それでも、皆さまに行ってみることをオススメしたいです!
工場に着くと、創業当時からあるという伝統的な門が出迎えてくれます。この時点で、ビール好きの方には堪らないはず…!
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工場見学ではピルスナー・ウルケルの創業から現在までの歴史や、ビールを造る工程などを案内してもらえ、楽しむことができました。
何よりも嬉しかったのは、工場見学の最後にある試飲会。まだフィルターにも通していない、樽から注ぎたての究極のドラフトビールを飲むことができるんです!
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泡がとってもクリーミーで、ラガー独特の苦みもあるのですが、なんと後から甘みもやってくる。あまりにも美味し過ぎて、「美味しい」という感想しか言えませんでした。
また、チェスケー・ブディェヨヴィッツェという街にも、ブドヴァイゼル・ブドヴァル(Budweiser Budvar)という有名なビールがあります。
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名前を見てお気づきかもしれませんが、英語で読むと「バドワイザー」ではないですか。バドワイザーはご存じアメリカ合衆国のビールですが、実はこのビールを真似て造っているんだそうな。
世界的にはアメリカのバドワイザーの方が有名になっているかもしれませんが、ジョッキには「オリジナル」と書かれておりました…。
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お味は確かにバドワイザーのようで、「喉越しサイコー!」という感じです。日本ではあまり出回っていないかもしれませんが、非常に美味しかったので、ぜひぜひ現地で飲んでみていただきたいです。
サルサを聴きながら飲めば美味しさ10倍!キューバのモヒート
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お次はモヒート。モヒートとは、ラム酒をベースにしたカクテルの一種で、ミントを入れて飲むのが主流。ご存じの方も多いかと思いますが、キューバのハバナが発祥のお酒なのです。
もちろん、日本の居酒屋でもメニューにあることが多く、簡単に飲むことができるのですが…。本場のハバナで飲むとさらに美味しかったのです!
一番の理由は、本場のサルサの生演奏を聴きながら飲めるからかもしれません。キューバのレストランやバーでは、必ずと言って良いほど生演奏をしてくれるんです。
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情熱的で陽気な音楽を聴きながら飲めば、美味しさは格段にアップすること間違いなし!また、数十年前から時が止まっているかのようなハバナの街並み。
現地の人と同じように、お昼少し前に起きてのんびりとクラシックカーでも眺めたり、葉巻を吸ったりしながら、静かにグラスを傾けてみるのも良いですね。
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オープンテラスで飲んでいれば、陽気なキューバ人が「オラ!」と笑顔で挨拶してくれるはずです。