こんにちは、たいやきです。みなさんはゲストハウスに泊まったことがありますか?
手ごろな価格で、さまざまな地域の旅人と交流できるなど、バックパッカーにとって欠かせない存在となっているゲストハウスですが、なによりゲストハウスの面白いところは「お国柄が出る」点です。
特に中東アラブ世界はその傾向にあり、「クセ」の強いゲストハウスが多くて非常に面白いです。
そこで今回は多くの日本人にとっては、あまり馴染みのない「アラブ世界」のおすすめゲストハウスを、自分自身が泊まった宿の中からチョイスしてご紹介します。
1.The Boutique Hotel Amman(アンマン)
ヨルダンの首都・アンマンにあるゲストハウス。
日本人バックパッカーの間では、アンマンといえば「コーダホテル」が有名ですが、「コーダホテル」にも負けず劣らず素晴らしいと感じた点は、
・ドミトリーが清潔
・ロケーション抜群
・朝食がおいしい
・オーナーがとにかく面倒見の良い人
の以上4点です。
カウンターにいるのは、オーナーのように見えますが僕らと同じゲスト。彼はエジプト出身の旅行者で、僕がエジプト留学していたこともあって、すぐに仲良くなりました。
二人での会話はもちろんアラビア語。アラビア語が話せる日本人に会ったのは初めてだったそうです。ゲスト同士の交流がしやすいのがゲストハウスの強みですね!
オーナーは奥にひょっこり顔を出しているイブラヒムさん。ちなみにフロントの壁に一枚の肖像画がかかってるのですが、これはヨルダン国王の肖像画です。
タイ同様にヨルダンでも国王は大変尊敬されており、自宅や店に肖像画やポスターをかけている人も多いそうです。
日本で天皇陛下や首相の肖像画を飾ってあると、少し特異な目で見られたりするので、そういった面でも文化のちがいを感じることができました。
「The Boutique Hotel Amman」はアンマンのメインストリートに面しており、周辺にはレストランから雑貨屋、スーパー、お土産ショップに本屋まで、さまざまな店が軒を連ねるため、物に不自由はしません。
夜になっても写真にあるように人通りがあり、家族連れもいて賑わっているので、夜出歩く場合でも人気のない場所を歩かなければ、特段危険な雰囲気はありません。
アンマンは常識的なことに気を付けてさえいれば、夜も安心して散策できる街だと思いました。
2.Valentine Inn(ペトラ)
可愛らしいネーミングのこちらのホテル。欧米系の人たちに人気で、自分が泊まったときは日本人は自分一人だけでした。こちらをおすすめするポイントは、
・バス乗り場からの無料送迎サービスがある
・ランチがかなり豪華
・夕食も豪華
の3点です。
アンマンからペトラまで行くバスの発着時刻は限られており、その時間に合わせて「Valentine Inn」の方から送迎バスが出ています。事前に電話しなくても、バスが駐車場に着くまでには送迎バスがスタンバイしているので、バスを降りたらすぐ乗れます。
その際に宿泊客であることを示す「バウチャー」が必要なので、スマホ画面を見せるか印刷したバウチャーを掲示するようにしてください。
そしてそんな手厚いサービスをしてくれる「Valentine Inn」はどんなところかというと…
なかなかに派手な外観。けっこうファンシーな見た目ですが、かなりサービスの充実したコスパの良いゲストハウスです。また自分がこのゲストハウスを特に気に入ったのは「ランチ」にあります。
オーダーして出てきたのは…
このボリュームと種類!これで4JD(約630円)なので、さらに驚き。もちろん一人分です。
街中に行けばレストランはいくつもあるのですが、どこも観光客向けの高価格設定になっているので、節約旅をしている人にとっては、ペトラでの食費はけっこうな負担になってしまうのです。
でもここなら最強にコスパの良いランチが食べられるので、絶対おすすめです!
3.Palm Hostel(エルサレム)
エルサレムの新市街にある「Palm Hostel」。こちらの宿のおすすめポイントは、
・キッチンスペースが充実している
・ロケーションが非常に良い
・宿泊費が安い
・ドミトリーがきれい
以上4点です。
イスラエルは日本並みに物価が高く、宿泊費も他の中東諸国より群を抜いて高いのですが、ここの「Palm Hostel」はサイフに優しい値段設定となっています。
そしてロケーションについては…
ダマスカス門がすぐ目の前にあり、旧市街にすぐ行けます。
さらにダマスカス門前にはバスターミナルがあり、パレスチナ行きのバスの発着点になっていたり、エルサレムの街を走るトラムの駅もあったりと、公共交通機関の要衝でもあるので、移動するのが本当に便利な場所です。