こんにちは、旅ブロガーの細井です。ツインタワーが建設されるなどアジアの中でも経済発展めざましいマレーシアですが、そんなマレーシアにも古都があるのを知っていましたか?
その街の名前は「マラッカ」。マレーシア語では「メラカ」とも言います。マラッカは街全体が世界遺産になっているほど、街並みに雰囲気がある素敵な場所です。
街がコンパクトなので観光しやすい上に、居心地も良くバックパッカーが沈没するスポットにもなっています。僕自身も大好きな街で、世界一周から帰ってきた後もふとした時に思い出す街ベスト5に入っています。
今回はそんな、一回行ったらはまってしまう世界遺産の街「マラッカ」の魅力を紹介します。
1.クアラルンプールから意外と近い
photo by Kazutoshi Hosoi
マラッカへの日本からの直航便はないため、日本からマラッカに行くには多くの場合クアラルンプールを経由することになります。クアラルンプールからマラッカは意外と近いです。バスやタクシーで約2時間程度で行けるので、クアラルンプールから日帰りでマラッカに行く人もいるほどです。
しかもバスなら片道400円程度。日本では考えられないですよね。マレーシアの首都クアラルンプールから気軽に行けるのも魅力の一つです。
2.街がコンパクトなので観光しやすい
photo by Kazutoshi Hosoi
マラッカは街自体がコンパクトなので観光がしやすいです。メインの場所はだいたい歩いて回れます。
・テレビや雑誌でよく見かけるオランダ広場
・フランシスコ・ザビエルの像が建っているセントポール教会
・マラッカの街を一望できるマラッカタワー
どれも半日あれば回れる距離にあるので、短い滞在でも観光を満喫できます。
3.物価が安い
photo by Akiko Hosoi
マラッカは物価の安さも魅力の一つ。日本の約1/3と言われており、食費はだいたい200円〜300円くらい。宿も探せば500〜1,000円くらいで泊まれる場所もあります。バックパッカーにとってはありがたい値段設定です。
夜市も毎日行われているので、夜出歩いて屋台の食べ歩きをするのも楽しいです。
4.人が優しい
photo by Kazutoshi Hosoi
マラッカで出会った人はみんな優しかったのを覚えています。その中でも特に印象的だった2人をご紹介します。まず一人目は、マラッカのバスターミナルから市内に移動する時に使用したUberドライバーのTANさん。
TANさんは聴覚障害があって会話がうまくできなかったのですが、ジェスチャーと素敵な笑顔のおかげで快適に市内までたどり着くことができました。世界一周中にマラッカに行ったので少し旅の疲れが出ていたところでしたが、TANさんのおかげで旅の疲れが吹っ飛びました。
photo by Kazutoshi Hosoi
二人目はマラッカ市内にいた路上で絵を売る陽気なじいさん。
「俺は世界平和を願ってるんだ」
そう言って世界各国の言葉で世界平和と書かれた紙を「持ってけ」とくれました。しかも無料。完全なる善意で。出会った当初は客引きかなと思ってちょっと塩対応をしていたんですが、話を聞いているうちに本当に良い人なんだということが伝わってきました。
何かモノを売られるんじゃないかと、疑ってしまった自分が恥ずかしかったです。このじいさんと出逢ってから、マラッカがより好きな街になりました。