ある日、友だちや同僚が「この夏休み、サファリでキャンプしてくるわー!」と突然言ってきたら、どう答えますか。
「いいなー」「楽しんでねー!」と返事する人より、「え?ほんまに?」「いやいや、動物に食べられへんの?」「そんなとこでキャンプして大丈夫なん?」と、返す人の方が多いのではないでしょうか。
私、AYAも今年の夏にサファリでキャンプするわーって、同僚に話したところ「え?大丈夫⁉︎」「冒険が好きなんですか⁉︎」なんて、普通の返事は返ってきませんでした。
今回はそんなみなさんの想像を覆すような、サファリでキャンプをすることの楽しさを伝えるために、南アフリカ最大のクルーガー国立公園の中で一番大きなスククーザの詳細を紹介したいと思います。
スククーザ(レストキャンプ)って?
photo by AYA
南アフリカの「太陽が昇る場所」という意味をもつ、ムプマランガ(州)にある南アフリカ最大の国立公園である、クルーガー国立公園(Kruger National Park)。大きさは何と日本の四国ほどの総面積を誇る国立公園です。
この国立公園内には、ショップやレストランも隣接するレストキャンプと呼ばれる20以上の宿泊施設があり、その中でも大きなレストキャンプは10カ所ほどあります。
レストキャンプはどこも周囲を柵に囲まれセキュリティもしっかりしているので、レストキャンプ内でライオンに遭遇!なんてこともないので、安心して下さい。そんな中でも、最大規模のレストキャンプがスククーザです。
公園内の南の方に位置し、空港も近くにあります。ショップやレストランはもちろん、銀行、郵便局、そしてプールまでレストキャンプ内にあり、サファリでのキャンプをより一層充実したものにしてくれる施設がもりだくさん。
・名称:Skukuza
・住所:Kruger National Park, Skukuza, 1350, South Africa
・アクセス:最寄りのポール・クルーガーゲートから車で約22分(12.8km)
・営業時間:6:00am~6:00pm(8月)(ゲートの開閉時間が季節によって異なるので、HP等でチェックして下さい)
・電話番号:+27 13 735 4265
・公式サイトURL:sanparks.org
気になる!宿泊施設
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みなさんが気になるのが、宿泊施設だと思います。「いくら安全でも、テント泊はちょっと……」なんて人も安心して下さい!スククーザにはキャンプ、サファリテント、コテージ、バンガロー、ゲストハウスの5種類の宿泊タイプがあります。
値段的にはやはり、テント持参や自分のキャンピングカーに宿泊するのが一番安く、285ランド〜(約3000円)。チェックインしたら、テントサイト内、どこでも好きにテントを張れます。レンタカーを借りていれば、中に荷物も置いておけるので安心です。
ちょっと値段が上がるサファリテントは、いわゆるキャンプの豪華版、グランピングみたいな感じで、大きなテント内にベットがある感じの施設です。
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バンガローは1135ランド〜(約13000円)、コテージは2490ランド〜(約28000円)で、ロンダベルと呼ばれる伝統的なハットです。
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ホテルほど清潔感があるわけではないですが、部屋にトイレ、シャワー、冷蔵庫、キッチン的なもの(コンロなし)もついています。
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ちょっとしたテラスがあるのも◎。ゲストハウスはフェンスみたいなものがあったので中の施設はあまりわからないのですが、団体向けかなという感じがしました。BBQグリルらしきものも併設されているので、ショップで炭やお肉を買えばグリルを持って行かなくてもBBQが楽しめます。
私は3泊中1泊はバンガロー、2・3泊目はキャンプだったのですが、サファリ観光して疲れてる分、テントでもぐっすり眠れました。
キャンプだと、やはりキャンピングカーをレンタルして来ている南アフリカの人たちが多く、外国人で個人でキャンプをしている人はあまり見かけませんでした。
チェックインはスククーザ入り口付近の受付でするのですが、チェックアウトは鍵を入り口横の箱に入れるだけで完了です。
何を食べるの?スククーザでの食事
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スククーザでは、圧倒的にBBQなど自炊をする人が多かったです。スククーザ内には、お肉や野菜、果物など、何でも揃うスーパーマーケットがあるので、 自炊が可能。よくキャンプ場で見かける調理場的なものもありますし、共用電気コンロもあるので安心です。
スーパーには、サンドイッチやサラダなど、ちょっとしたお惣菜もありますし、隣にはホットドックやハンバーガーなど軽食をテイクアウトできるカフェがあります。
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せっかくの旅行なのに、軽食ばっかりはちょっと……という人も大丈夫。少し値段は上がりますが、スククーザの横を流れるサビー川を眺めながら、おいしい食事ができるレストランもあります。
ステーキやシーフードも食べられますよ。ここで鹿肉を食べるのは少し気が引けたのですが……とてもおいしかったです。
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もちろん、お酒もあるので贅沢に食事が楽しめます。朝は朝食ブッフェもあるようです。
私は朝はスーパーで買ったパンやフルーツ、昼はサファリをドライブしながらスナックでお腹を満たしたり、休憩所で少し食べたりして、夜6時にはゲートが閉まるので夜はカフェやレストランで食べていました。
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こちらは、ある日の朝に食べたフルーツヨーグルト!とにかく量が多い南アフリカ、大満足のボリュームでした。
自炊やレストランにカフェ……食事のスタイルも選べるので、食事の面では何不自由しませんでした。